2025年に最もよく見られた5つの「お宅拝見」|お宅拝見

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お宅拝見

2025年に最もよく見られた
5つの「お宅拝見」

目 次
  1. 1変形間取りが魅力に変わる、形状を楽しむアイデアリノベ
  2. 2自由な住まい方を叶える、腰高の壁と回遊動線
  3. 3ダークトーンの大人空間を、家具やアートで彩る
  4. 4いつでも誰かと会える、人とつながる住まい
  5. 5ガラスの引き戸で仕切る、家族がつながる住まい
  6. 65つのお宅拝見のまとめ

のくらしでは今年も、多様な暮らしに寄り添う個性豊かなリノベーション事例を紹介してきました。 2025年は、出社回帰の流れが進むなかで、働き方やライフスタイルの柔軟性があらためて問われた1年だったといえるでしょう。それを反映すように、空間ごとの役割を固定しすぎず、家族やパートナーとの暮らしをフレキシブルに楽しむことを大切にした事例が数多く見られました。そのなかから、今回は2025年に最も多くの方に読まれた「お宅拝見」の記事を、5つご紹介いたします。

変形間取りが魅力に変わる、形状を楽しむアイデアリノベ

30代のOさん夫妻は、長男の誕生とリモートワークの定着をきっかけに、斜めの壁と広いルーフバルコニーが特徴の個性的な中古マンションを購入。その魅力を存分に引き出すためのリノベーションに取り組みました。

この物件の最大の特徴は、窓が多く、長辺の斜めの壁が広いルーフバルコニーと接していること。それをできるだけ活かすために、壁の角度に合わせてLDKを配置しました。窓枠の下部の高さにベンチを設け、その上に屋根のような低めの天井をつくることで梁や柱などノイズとなる要素も吸収。さらにルーフバルコニー側にもデッキを設けることで、屋外とゆるやかにつながった、のびやかな空間をつくりだしました。

リモートワークに対応するため、LDKの一角にはご主人の、寝室の一角には奥様のワークスペースを配置。適度な距離感を保ちながらもオープンな空間で快適に仕事ができているといいます。また、ニッチや間口のアーチに加え、柱なども随所にアールのデザインを採用することで、ホテルライクで居心地のよい空間を実現しました。物件のもつ特徴を個性として楽しみながら、家族の暮らしにフィットする住まいをかたちづくった事例です。

https://nokurashi.com/ownersvoice/22387

自由な住まい方を叶える、腰高の壁と回遊動線

会社からの独立を機に、オフィスとしても使えるひとり暮らしの住まいを探すなかで、リビタのリノベーション済みマンションを購入したOさん。その後、結婚され、現在は奥様と猫とともに、2人+1匹の暮らしを満喫されています。

こうしたライフスタイルの変化に柔軟に対応できたのは、LDKと寝室、収納スペースが、腰高の壁でゆるやかに仕切られ、空間全体に連続性のある自由度の高い住まいだったから。LDKと寝室の間は必要に応じてカーテンを閉めることで、適度な距離感を確保しつつ、風や光、視線の抜けが心地よいため、普段は開けたままで過ごすことが多いのだそうです。

寝室からクローゼットへ、さらに洗面と浴室の間の通路を抜けると玄関へとつながる回遊動線を採用したことで、朝の支度などもスムーズに。行き止まりがなく、ぐるぐる回れる動線は、猫も走り回ることができて、とても気に入っている様子なのだとか。幅2400mmと広めのキッチンで料理を楽しんだり、日当たりのいい窓際で植物の成長を眺めたり、日々の暮らしを自由に楽しまれています。

https://nokurashi.com/ownersvoice/21950

ダークトーンの大人空間を、家具やアートで彩る

これまでにも分譲マンションのリノベーションに取り組んだことがあるというTさん。暮らしの満足度は高かったものの、もっと自分のこだわりを詰め込んだ空間をつくってみたいという思いから、住み替えを検討するようになったといいます。そこで選ばれたのが、リビタの一棟まるごとリノベーションの物件でした。

自由設計でフルリノベーションを進めていくにあたって、まず決めたのは「少し暗めのダークトーンで、どちらかというと男性的なイメージの住まいにしたい」という方向性でした。読書が好きで、本が多いことから、造作の本棚を設けることもリクエスト。スイッチプレートや水栓など、ディティールのパーツについても具体的にイメージを伝えつつ、建築家の自由なアイデアも積極的に取り入れながら、住まいのかたちを探っていったといいます。

間取りはワークスペースをあえて設けず、LDKと寝室を中心としたシンプルな構成を採用しました。その分、広くてゆったりと過ごせることのできるダイニングには、時間をかけて選んだダイニングテーブルやシングルソファを配置。壁に飾られた写真やアートも空間のアクセントになっています。間取りや仕上がりだけではなく、家具やアートも含めて必要なピースを少しずつ埋めていくことで、理想の住まいを完成させました。

https://nokurashi.com/ownersvoice/20730

いつでも誰かと会える、人とつながる住まい

リビタが運営するシェア型賃貸住宅「シェアプレイス」での暮らしを通じて出会い、ご結婚されたNさんご夫妻。広いキッチンやラウンジのある生活に慣れ親しんでいたことから、一般的な賃貸住宅に物足りなさを感じ、100㎡超えのメゾネットの物件をフルリノベーションしました。

物件選びの決め手になったのは、高い天井と大きな窓、そして吹き抜けが生み出す、メゾネットならではの開放感。おふたりとも料理をつくって人をもてなすことが何より好きだったことから、下階はワンフロアをまるごとLDKにして、たくさんの人が集まれる空間に。玄関から続く土間仕様のダイニングキッチンの床は、汚れても気にならず掃除がしやすい大判のタイルで統一しました。フラットでオープンなキッチンも、ゲストとの距離を自然に縮めてくれます。

一方で、上階はプライベートの空間として、床にはカーペット敷き、落ち着いた雰囲気の空間に。それでも開放感を損なわないように、廊下などはつくらず必要最小限の間仕切りだけで個室を構成しています。ご主人の部屋はガラスの引き戸で仕切れるようになっていて、光や視線の抜けも印象的。引き戸を開ければ、吹き抜けとの連続性も感じられます。プライベートとパブリックの境目がシームレスな、いつでも誰かとつながれる住まいをかたちにしました。

https://nokurashi.com/ownersvoice/21542

ガラスの引き戸で仕切る、家族がつながる住まい

映像ディレクターのご主人と、広告代理店勤務の奥様、6歳の長女と2歳の長男が暮らすMさんご家族。リモートワークのためのワークスペースや子ども部屋をつくることを見据え、広い住まいを求めてリビタのリノベーション済みマンションを選びました。

この物件の最大の特徴は、ガラスの引き戸で個室が仕切られていること。視線や光を通すガラス戸が、角部屋で3方向に窓がある住まいの明るさを、さらに引き立てています。現在は引き戸を開け放し、住まい全体をリビングのように使っていますが、カーテンをつければプライバシーも確保できるため、子どもの成長に合わせて柔軟にアレンジしていきたいといいます。

住まいの中心にキッチンが配置されていることも特徴のひとつです。そこに立てば寝室以外はすべて見渡せるため、人を招いたときも会話しながらもてなすことができて、料理をする時間が楽しくなったとのこと。また、共働きで子どもと過ごせる時間が限られるなか、キッチンにいながらでも子どもたちと会話できることにも、大きな魅力を感じているといいます。ガラスの引き戸とキッチン越しに、家族の気配がゆるやかに感じられる住まいです。

https://nokurashi.com/ownersvoice/21137

5つのお宅拝見のまとめ

出社することも、在宅で働くことも、そのどちらもが当たり前になってきた2025年。
選択肢が広がったことで、暮らしのリズムや過ごし方を、自分たちで調整する感覚がより身近になった一年だったように思います。今年の「お宅拝見」でも、育児や仕事、趣味といった日々の営みを豊かにするための余白を上手に設けている住まいが多く見られました。家族やパートナー、ゲストとの距離を心地よく保ちながら、その時々の関係性に合わせて空間を使いこなしている様子も、多くの事例から伝わってきました。
2026年は、どんな住まいと出会えるのでしょうか。今後の「お宅拝見」も、どうぞお楽しみに。

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