子育てをラクにする間取り8つのリノベーション事例|住まいのヒント

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暮らし再発見マガジン のくらし by ReBITA
住まいのヒント

子育てをラクにする間取り
8つのリノベーション事例

目 次
  1. 1子供たちが「自分でやりたくなる」間取り
  2. 2ママの本音は「家事も仕事も子育てもがんばりたい」
  3. 3パパだって「子育てに全力投球」
  4. 4子供が大きくなったら、気軽に間取り変更
  5. 5子育てのしやすさは、「物件探し」からスタートしている
  6. 6子育てしやすい間取りのまとめ

子育てはたのしいけれど、やっぱり大変。そこでおすすめなのが「子育てしやすい間取り」です。子供部屋や収納のレイアウト、家事動線などを工夫するだけで、家事と育児と仕事がとてもラクになります。パパもママもお子さまも、みんながうれしいリノベーション事例を集めました。

子供たちが「自分でやりたくなる」間取り

子供たちが自分のことを自分でやってくれると、パパとママはとても助かりますね。 どんどん成長するお子さまの自立をサポートできる、こんな間取りはいかがでしょう。

CASE 1 ドアのないオープンな子供部屋

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例

Hさんご一家は「リビングで子供と過ごす時間を大切にしたい」から、リノベーションではリビングの広さを優先しました。そのぶん子供部屋はコンパクトに。

ロフトや二段ベッドで上下の空間を活用することで、限られたスペースにデスクとベッドをレイアウトしています。子供部屋にあえてドアがなをつけなかったのは、あまり個室にこもってほしくないから。そして「自立心」を育んでほしいから。

オープンな子供部屋はいつ誰に見られても恥ずかしくないよう、いつも自分でキレイにしていたい。そんな気持ちを芽生えさせてくれる子供部屋です。

お宅拝見「3人兄弟と60㎡台のマンション暮らし」

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/1410

CASE 2 LDKの一角に、子供のデスクと収納

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例

55㎡のマンションに5人で暮らすFさん。寝るとき以外は建具を開けて、ワンルームのように過ごしているそう。さらにリビングの一角には、兄弟で並んで宿題ができる大きなデスクカウンターを造作しました。棚には勉強道具をしまって、そのサイドは子供専用のクローゼットに。子供たちが自分で洋服を選んだり、しまったり。整理整頓の習慣が自ずと身につくようにしました。

間仕切りの少ないオープンな空間、用途に応じて変わるフレキシブルなスペースにより、窮屈感を感じないようにリノベーションしています。

お宅拝見 「木のぬくもりと職住一体」

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/495

ママの本音は「家事も仕事も子育てもがんばりたい」

「家事も仕事も子育ても、どれも手を抜きたくない」というのがママの本音。でも実際は毎日あっというまに時間がすぎて、どれも中途半端になってしまう…。そんなストレスをなくしてくれるこんな「間取り」いかがでしょう?

CASE 3 オールインワンのキッチンで 家事も仕事もすべて完結

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例

住まいの中心に大きなキッチンをレイアウトしたKさん。夕方の忙しい時間帯。ママはあっちへこっちへと歩きまわる1歳のお子さまを見守りつつ、夕飯の準備をスタートできます。広い作業台には食材をたくさん置けることも、ストレスを軽減している理由のひとつ。

さらにキッチン背面のカウンターは、ワークスペースとして使えるようにしました。シチューを煮込んでいる間に、仕事のメールを返信したり、資料をチェックしたり。「キッチンから一歩も動かず仕事ができる」というのは、マルチタスクを希む子育てママにとって大きなメリットです。

お宅拝見 「子育てとDIY」

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/3730

CASE 4 子供がいてもすっきり!見えない収納とスムーズな生活動線

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例

小さなお子さまのいるご家庭がお部屋をきれいにキープするには、「収納」と「動線」が大切。

たとえばOさんのお住まいは、リノベーション時にファミリークローゼットを設け、荷物を一箇所にまとめてしまえるようにしました。生活感が出がちなオープンキッチンは、サイドにパントリーを設けて家電やゴミ箱を目隠し。どんなに忙しくても、すっきりとした状態をキープできますね。

子供のオムツやオモチャは、リビングのベンチの下の引き出し収納へ。スーツケースやベビーカーといった大きなものは、玄関収納へ。むやみやたらと収納をつくるのではなく、「どこで何を使うか」という生活動線を考えながら、暮らしにあった収納を計画しましょう。

お宅拝見 「親子が暮らしやすい導線と空間」

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/3144

パパだって「子育てに全力投球」

共働き家庭では「パパの子育ては、お手伝い程度」というわけにはいきません。ママはパパにも全力で協力してほしい。そのためにはまず「パパが子育てに参加しやすい間取り」を取り入れてみましょう。

CASE 5 室内窓から子供を見守るワークスペース

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例

テレワークが多くなったパパは、子育てに関わる時間も増えているはず。オンライン会議があるから独立した書斎はほしいけれど、ママがいないときは子供の様子も見なきゃいけない。そんなときにオススメしたいのが、「リビングが見える」ワークスペースです。

Oさんが設けたのは、室内窓でゆるやかに間仕切りした小部屋。リビングで過ごすお子さまを見守ることができるし、自然光が届いて明るい。でも本気で集中したいときは、カーテンを閉めれば完全な個室に。お子さまが成長したら、子供部屋にする予定もあるそうです。

お宅拝見 「親子が暮らしやすい導線と空間」

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/3144

CASE 6 DIYだから子供が汚しても気にしない

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例

子育て世代にぜひおすすめしたいのが「広い土間」。ベビーカーを置いたり、雨の日は土間で三輪車に乗ったりと、なにかと便利です。さらに、パパのDIYスペースとしても活躍しています。

実はこちらの住まいは、リノベーション時にも一部をDIYで仕上げたそう。コンクリートの躯体部分と、LDKと土間の珪藻土、個室の断熱塗料などは、毎週末、作業をしながら3週間かけて仕上げました。

DIYのいいところは、お子さまが汚しても簡単塗り直しできること。ペンで落書きされても「しょうがない。またパパに塗ってもらおうね」で解決します。

お宅拝見 「子育てとDIY」

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/3730

子供が大きくなったら、気軽に間取り変更

子供が大きくなって、そろそろ個室がほしい年頃。そのタイミングでもう一度間取りを変えてみませんか? 1度目のリノベーションで将来を見据えて計画しておけば、2度目のリノベーションはとてもスムーズ。簡単な工事で間取りを変えられるように準備しておきましょう。

CASE 7 子供の成長に合わせて、気軽に間取り変更

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例

5年前にリノベーションし、オープンな間取りで過ごしていたOさん。お子さまが成長し、家族みんなで寝るときに窮屈に感じるように。お子さまの小学校入学を機に、2回目のリノベーションで子供部屋と寝室を設けることにしました。

最初のリノベーション時に「将来の間取り変更」を想定して計画していたOさん。スイッチやコンセントなどの配線や、エアコンの配管も工事をしておき、大きな工事をすることなくいつでも間取りを変えられるようにしていました。

子供が成長すると、合う間取りは変わっていくもの。そうした未来を想定して計画しておけば、2回目のリノベーションもスムーズです。

お宅拝見 「家族とともに成長する家と『あとリノ』」

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/330

CASE 8 子供の成長に合わせてグレードアップ

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例

子供が小さいときは子供部屋をつくらず、LDKの広さを優先したFさん。お子さまが小学生になると個室が必要になったそうです。こちらも1回目のリノベーション時に壁の下地を入れたり、電気の配線を通しておいたため、大掛かりな工事をせずに子供部屋をつくることができました。

さらに2回目ということもあり、ママは素材にもこだわっています。羽目板の小屋のような子供部屋。内側の壁とドアはパープルの塗装でわくわくする空間に。子供の成長とともに間取りとデザインをちょっとずつグレードアップしていくのも、またひとつのたのしみです。

お宅拝見 「子供の成長と追加リノベ」

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/3601

子育てのしやすさは、「物件探し」からスタートしている

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例
お宅拝見 「親子が暮らしやすい導線と空間」

子育て中のファミリーなら物件の「立地」がとても大切です。これから物件を探す方は、子育てしやすい立地を考えてみましょう。

共働きならご実家近くに暮らして、ご両親にサポートしてもらうのもいいでしょう。子供を転校させないように、通っている学区内で探したほうがいい場合もありますね。公園やにぎやかな商店街の近くで物件を探したご夫婦もいます。

もちろんエリアを優先すると、予算内で希望の広さや築年数の物件が見つからないことがあるかもしれません。でも狭くてもリノベーションのプランの工夫で、広く感じさせたり、必要な収納を確保できます。古くても新築のような内装と間取りに変えられます。

人それぞれ暮らしやすさを感じる場所は違うけれど、「ここなら子供たちもたのしく暮らせそう」とイメージできる街を選ぶことが大切です。「どんな街で、どんな風に暮らしたいか?」ぜひもう一度、家族みんなで話し合ってみてください。

子育てしやすい間取りのまとめ

子育てをラクにする間取り 8つのリノベーション事例
お宅拝見 「パワフルキッチンで叶えた母と娘の二人暮らし」

子育てしやすい間取りのリノベーション事例をご紹介しました。

間取りを少し変えるだけで、子育てや家事がとてもスムーズになります。お子さまが小さなうちは、どこにいても目が届くようなレイアウトがいい。小学生になったら、個室を与えてあげたい。収納ももっと必要になってくる。お子さまが成人したら、一緒にキッチンで料理をすることもあるかもしれませんよね。子供の成長に合わせて、間取りもフレシキブルに変えていくのもよいでしょう。そのためには、「将来を見据えて」リノベーションを計画しましょう。

「間取りは一度決めたら変えられない」なんて決めつけずに、「また大きくなったら変えちゃおう」と、ゆったりとした気持ちで「今」の暮らしをたのしんでください。子供過ごす時間は、ほんのちょっと。一緒に過ごした時間は、パパとママ、お子さまにとって大切な思い出になるはずです。

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