家族とともに成長する家と「あとリノ」|お宅拝見

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家族とともに成長する家と「あとリノ」

目 次
  1. 1子育てのためのオープンな空間から、 子ども部屋や寝室のある間取りへ
  2. 2リモートワークが増えた時期に、新しいワークスペースも確保
  3. 32回のリノベーションの経験から、家に手を加えることが身近に

7歳の女の子と5歳の男の子を育てるOさんご夫妻は、5年前にリビタの「リノサポ」で、中古マンションをフルリノベーションしました。今春、下のお子さまも小学校入学を控え、このタイミングで「あとリノ」のサービスを使って2回目となるリノベーションをすることに。2つの子ども部屋と寝室をつくり、今の家族にぴったりの住まいに生まれ変わりました。

家族とともに成長する家と「あとリノ」

子育てのためのオープンな空間から、
子ども部屋や寝室のある間取りへ

――5年前にフルリノベーションをしたときは、どんな住まいを求めて設計を進めましたか?

ご主人 最初のリノベーションの設計時は、長女は1歳、長男は出産前で、これから子育てをしていく時期でもあったので、壁で仕切ったりする個室は最小限にして、できるだけ広く空間を使える間取りにしたいと思っていました。

奥さま 二人とも料理が好きなので、「キッチンに住みたい」と希望を伝え、設計者のオフィス・エコーの江本さんが、キッチンが中心の「K」LDをテーマにしましょうと、主役となる大きなキッチンカウンターを提案してくれました。キッチンは、つくる、食べる、くつろぐ、遊ぶといった、生活のすべてが繰り広げられる場所になっています。さらに、リビングの一角をL字の壁で間仕切り、そこを子どもたちのスペースとしていました。「K」は回遊の「K」でもあり、このL字の壁やキッチンのまわりを回遊できるという意図もあったのです。L字の壁を目隠しのようにして、リビングから見えないようにおもちゃを置いたりできるし、子どもたちも「おもちゃの部屋」と呼んでL字の壁を手がかりに上手に遊んでいて、とても快適に暮らすことができていました。

家族とともに成長する家と「あとリノ」
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ご主人 江本さんのセンスで、コンクリートの躯体を現しにしたり、キッチンを黒いタイルやステンレスの天板で仕上げたりと、憧れていたエッジの効いたエンジニアリングデザインのようなテイストを取り入れた空間で生活できて、とても満足しています。

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――玄関ホールはオープンでとても広い空間になっていたのですね?

奥さま 最初のリノベーションでは、子どもたちが小さかったこともあり、ベビーカーや荷物を運び込むときに、便利なように仕切らずに広い空間のままにしていました。キャンプのときや雨の日の買い物帰りなど、荷物が多いときもそのままドサッと置けて助かっていましたね。子どもたちが靴を履いたりするときにも、並んで座ることができて使いやすかったです。

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――もともと玄関の左手にはコンパクトな寝室がありました。個室はこの寝室だけだったのですね。

ご主人 個室にはロフトがあり、家族4人で寝ていました。実は子どもたちが成長し、身長も高くなってきて、4人で寝るのが窮屈になってきたというのが、2回目のリノベーションをしようと思った理由のひとつです。

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奥さま 最初にリノベーションをしたときから、将来的には子どもたちが自分の部屋がほしいと言い出すだろうと思っていたので、そのタイミングが来たら、手を加えようという話はしていました。最近では、私たちのほうがゆっくり寝たいと感じることが増えてきて、長女は一人で眠ることもできそうな雰囲気なので、このタイミングで2つの子ども部屋と主寝室をつくることにしました。

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リモートワークが増えた時期に、
新しいワークスペースも確保

――2回目のリノベーションとなる「あとリノ」で、手を加えたところを教えてください。

ご主人 玄関ホールを壁で仕切り個室にしました。ここは最初のリノベのときからそのように想定していたので、スイッチやコンセントなどの配線、エアコンの配管なども工事済みでした。LDKのL字の壁があったところは、新しく壁を施工して主寝室に。もともとあった個室は、近々子ども部屋になるので、ロフトは撤去することにしました。

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奥さま 以前のL字の壁には室内窓があり、キッチンから壁の向こうの様子を垣間見ることができ、とてもよいと感じていました。その雰囲気を引き継ぎ、新しくつくる寝室にも室内窓を設けることに。壁の素材もL字の壁と同じ有孔ボードを採用。ロフトのはしごのアイアンのパーツが気に入っていたので、寝室の壁に移設して、フックとして使っています。もともとあったL字の壁のテイストは、夫も私もすごく好きで愛着があったので、デザインとしてはそのままの雰囲気を踏襲しました。

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――寝室にはデスクも置かれていますが、ワークスペースとしても使っているのですか?

ご主人 リモートワークが増えた時期でもあり、ワークスペースも整えたいと感じていたので、寝室の一角を使うことにしました。以前は、玄関ホールにデスクを置いて仕事をしており、夏は暑く、冬は寒くて厳しかったです。タイミング的にもよい時期にリノベーションができたと感じています。

――「あとリノ」の設計はご主人が考えて、図面もつくられたそうですね。

ご主人 最初のリノベーションの設計時に、江本さんが「住まいは人の生活とともに変えていくものだから、余白を残して設計しましょう」と言ってくれていたので、そのときから2回目のリノベーションは視野に入っていて、家族とともに成長し、生まれ変わっていく家という視点をもつことができました。時間をかけて夫婦で話し合いをしてきて、やりたいことはほぼ決まっていたのです。エンジニアをしているので、設計図を描くことができるので、イメージを図面に落とし込んでリビタに相談しました。前回のリノベの経験から、施工が必要になりそうなところや問題になりそうなところも、大まかには想定できたのですが、予算がどれくらいかかるのか分からないところもあったので、希望の予算を伝えて、その範囲内でできる施工方法をプロの目で見極めてもらえればと考えました。

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2回のリノベーションの経験から、
家に手を加えることが身近に

――「あとリノ」をしてみて、感じたことや変化したことなどはありましたか?

ご主人 2回のリノベーションの経験を通して、自分たちも参加して関わりながら家をつくってきたという感覚があり、家に手を加えることへのハードルが低くなっているのを感じます。とくに「あとリノ」は住みながらの施工だったので、工事の過程を見ることもできましたから、自分たちで暮らしをつくっていくことがより身近になったと感じています。「あとリノ」と並行して、少しずつDIYで手を加えることも進めています。キッチンやトイレの壁をペンキで塗ったり、溢れていたマンガを収納するスペースをつくったりしました。

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――マンガは、キッチンのカウンター下のリビング側の棚に収納されています。ニッチなスペースを活用した収納方法ですね。

ご主人 以前はロフトの奥に収納していて、「あとリノ」でロフトを撤去するので、なんとかしまう場所を見つけなければと考えて、このスペースを発見しました。目隠しのための板をはめ込む方法なら、自分でも簡単にできます。板は寝室と同じ有孔ボードにして、色はキッチンの壁に合わせて濃いブラウンで塗装しました。

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奥さま メインの収納はウォークインクローゼットとパントリーがありますが、面積が限られているので、いらないものや使っていないものは定期的に手放して、ものを増やさないように気をつけています。でも実際のところ、延床面積以上の空間の活かし方ができていると思いますね。「あとリノ」の前は手狭な感じもあり、一戸建てや面積の広い物件を探すことも考え、見学にも行ったのですが、比較してみると、改めて自分たちの希望に合わせてリノベーションをした我が家の住みやすさや収納の使いやすさを実感しました。

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エンジニアリングデザイン感が溢れる、機能性も兼ね備えたキッチンスペース

――今後も家に手を加えたり、リノベーションをしたりすることを考えていますか?

ご主人 将来的には子どもが一人一部屋を使うと予定していますが、先のことはわかりません。また気が変わるかもしれない。ひとまず、あと5年くらいは今の状態でいいかなというくらいで考えています。今回「あとリノ」をしてみて、リノベーションも進化していると感じました。5年前、室内窓はオリジナルのものを造作したのですが、現在は既製品も増えていて、さまざまなデザインから選ぶことができます。これからも新しい商品や面白いアイデアなどがどんどん出てくると思いますから、また必要なときにはリノベーションしたり、住み替えを考えたりしていきたいです。

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文:村田保子/撮影:古末拓也
取材・撮影:2020年12月
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