マンション内に上部は寝室、 下部は土間の2階建てスペース?
- 所在地:
- 神奈川県川崎市
- 居住者構成:
- 夫婦
- 専有面積:
- 69.52㎡
- 間取り:
- 1LDK+ロフト
- 既存建物竣工年:
- 1989年
- リノベーション竣工年:
- 2011年
―こちらに住む前は、どのような住居にお住まいでしたか?
ご主人:結婚後、都内の東側にある3LDK、70m2くらいの社宅に3年半住んでいました。社宅といっても、新築マンションを借り上げた形態だったので快適でしたが、既製品の窮屈さはありましたね。私たち夫婦は背が高いので、不特定多数の人に合わせてつくられている規格では、キッチンが低く使いづらいんです。
―家を購入しようと思ったきっかけは何ですか?
ご主人:いつかは家を建てたいという思いは昔からありました。建てるなら自分仕様のこだわった家を建てたいけど、都内だと予算的に新築は難しいから、郊外になってしまうかもしれない。都心に住み続けたいという気持ちもあったので、迷いながら雑誌などを見て、様子を伺っていました。
―現在の住まいはどのように探したのですか?
奥様:住宅の雑誌をいろいろ見ているうちに、リノベーションという方法を知って、それもいいかなと思い始めたときに、リビタのことを知りました。ちょうど「リノア元住吉」の説明会が開かれるタイミングで、興味があったのでそれに参加してみたんです。リノベーションなら都心に住めるし、自分たちの好きなように設計をできるコースもあって、良さそうだなと思いました。さらに後日モデルルームが公開されたときに見学に行って、一目惚れでした。「ここに住みたい!」と感激して、すぐに申し込みをしたんです。
ご主人:マンションでもこんなに自由な間取りにできるんだと、驚きました。モデルルームは壁の色が水色だったのですが、「壁ってこんなにカラフルな色で塗っていいんだ!」と、ワクワクしました。
―中古を買うことに対する不安はありませんでしたか?
ご主人:新築を建てたいと思っていたので、多少の不安はありましたが、リビタのスタッフの方に耐震性などの疑問点をこまかく相談できたので、納得できました。自分たちでリノベーションするとなると、物件探しや設計事務所探しなど、大変なことや不安なことが多く、躊躇していたかもしれませんが、一棟丸ごとなら、購入については新築マンションと同じような感覚で選択できるので、それほど不安は感じませんでしたね。
―この住まいを選んだ決め手は?
ご主人:角部屋でプランの自由度が高かったことです。庭がある1階も魅力的でしたが、価格が少し高めだったので、少しでもリノベーションに予算を残せるように、予算内で収まる部屋を選びました。
奥様:リノベーションをするのが最大の目的ですからね。モデルルームを見て、自由設計コースを選んで、この部屋を設計したキーオペレーションさんに、設計してほしいと最初から希望していました。
―プランのコンセプト、こだわりのポイントを教えてください。
◎マンションの中にある2階建てスペース
奥様:設計者さんには、開放感があって、オープンなキッチンを中心に人の気配が伝わる家にしたいという、ざっくりとした希望を伝えて、プランをいくつか提案してもらいました。お任せして斬新なプランが出てくることを期待していたんです。
ご主人:そして出てきたのが、玄関横のスペースを2階建てにして、上部を寝室、下部を玄関から続く土間が広がる納戸とした驚きのプランでした。その横には水まわりをまとめた黒板塗装の箱、つくり付けの収納があり、脇を抜けるとワンルームのリビング、ダイニング、キッチンの広い空間へと、視界が抜けます。上部の寝室はプライベートスペースといった雰囲気で、とても落ち着ける空間。上から大きく開けたリビングを見下ろせるので、開放感もあり快適です。
奥様:下部の納戸は土間と床仕上げの空間に分かれていて、アウトドア用品など屋外の物と布団などの室内の物を両方収納できます。棚板もあるのですが、座卓と同程度の高さに設定されているので、カウンターとしても使うことが可能です。大きなサーフボードも土間の天井部分にぴったり収まっています。
◎オープンなキッチンと掘ごたつ状のダイニング
奥様:我が家の中心とも言えるオープンなキッチンは、もっとも気に入っている場所ですね。排水を兼ねて一段上がっているので、立って料理していると部屋全体が見渡せて、コントロールタワーのような感じで開放感があります。身長に合わせて、カウンターを平均より5cm上げてもらったのですが、とても使いやすく、収納が豊富にあるのも便利ですね。
ご主人:キッチンの隣にある、テーブルとベンチをつくり付けた、掘ごたつ状のダイニングスペースには、10人以上座ることができます。友達が遊びに来ることが多いのですが、人数を気にせず呼べるのがいいですね。ベンチの下は収納になっていて、手前の引き出しには本やCDなども収められます。座面が広くなっている部分は小上がりのように床座りも可能で、縁側にいるような気分になれるんですよ。
奥様:ワンルームだけど、寝室、キッチン、ダイニングなどいろいろなところに段差があって、目線の高さが変化するので、ゆるやかに区切られているような感覚で居心地も変わって、移動にともないそれぞれの空間を新鮮に感じる効果もありますね。
◎趣味のオーディオを美しく収納するための棚
ご主人:オーディオが趣味でAV機器がたくさんあったし、引っ越したらぜひ購入したいスピーカーなどもあり、それらにまつわる収納をぴったり合うようにつくって欲しいとお願いして、リビングの壁につくり付けの棚を造作してもらいました。テレビ、スピーカー、アンプなど、購入予定の機種に合わせてもらったので、美しくフィットしています。AV機器を置く棚は、配線などのために、手前に引き出すことができる機能もあるんです。
奥様:本当はスピーカーも棚に収めてもらいたかったのですが、周囲を囲まないほうが良い音が出るということで、棚の上部に置くような形になりました。
ご主人:ソファに座って、映画や音楽を鑑賞する時間もとても大切なので、ここはこだわりたかったポイントですね。
―引っ越してきてから、変わったことはありますか?
奥様:新築マンションと同様、他の住人の方も入居の時期が同じだったので、コミュニティを自然とつくっていくことができました。「お宅拝見会」というお互いの家を見学するイベントや、共有スペースにある共同菜園に苗を植栽するワークショップがあり、馴染みやすかったのも良かったです。
ご主人:話してみると自分たちと似た人、多趣味でライフスタイルが確立されている方が多いという印象を受けました。今後も住人同士でいろいろなことを話し合っていけそうだと感じています。
奥様:すでにいろんなものをシェアしていこうという話しも出ているようです。子どもがいる家庭では、夏に大きな子ども用プールを共同で買って、共有スペースに置いて子どもたちを遊ばせていたし、1階の庭がある住居の方々は、共同で芝刈り機を買うという予定もあるそうですよ。
―これからやってみたいことは?
ご主人:室内中央のフリースペースが広いので、どうやって使おうか考えています。今は筋トレをしたり、寝転がったりする場所になっていますが、お客さまが来たときは客間にもなるし、将来的に子どもが生まれたら、ここに箱のような間仕切りをつくって、子ども室にしてもいいかなと考えています。
奥様:共有部分として、自由に使えるコミュニティルームやシェアリング倉庫もあって、ガーデニング用品や日曜大工の道具なども揃っているので、住人同士で情報を交換しながら、共同菜園やベランダでの家庭菜園、DIYなどにも挑戦していけたらいいなと思っています。
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