旅するように暮らす非日常感のある拠点|お宅拝見

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旅するように暮らす非日常感のある拠点

目 次
  1. 1趣味や好きなテイストの雰囲気を、日常生活でも感じられる住まいに
  2. 2回遊できるダイニングテーブルで食事も仕事もフレキシブルに
  3. 3仕上げも家具も、エイジングを楽しめる本物の素材にこだわる

40代シングルのFさんは、リビタの一棟まるごとリノベーションでメゾネットタイプの物件を購入して、既存を活かしながら効率的にプランニングをするカスタムコースでリノベーションを経験。住み始めてから約6年が経った住まいを、心機一転フルリノベーションすることを決め、再びリビタに相談して2回目の住まいづくりをすることに。リノサポによる100%自分好みの空間づくりについて、盛りだくさんのこだわりどころを聞きました。

趣味や好きなテイストの雰囲気を、
日常生活でも感じられる住まいに

――Fさんは6年前に、リビタが一棟まるごとリノベーションとして手掛けたこの物件を購入されたとのこと。気に入ったポイントなどを教えてください。

Fさん 利便性の良い都心の立地と、物件がメゾネットという特徴があり、上下階で空間を分けて使えることに魅力を感じました。また、外観やエントランス、共用部も上質なリノベーションがされていて、植栽などの雰囲気もよく、住宅というよりホテルのような非日常感を感じるマンションであることがとても気に入っています。毎日帰宅するときもリゾートの旅先でヴィラに帰ってきたような気分になれます。

――今回、新たにフルリノベーションをしたいと思われたきっかけなどはありますか?

Fさん 住み始めて6年ほどが経ち、40代になって自分の好きなこと、趣味やライフスタイルが明確になってきて、より自分らしく自由に暮らしを楽しむための拠点として、思い切り自分の好みの空間をつくってみたくなりました。それでフルリノベーションを思い立ち、前回も満足のいくリノベーションを一緒にできたリビタへお願いすることにしました。

――明確になってきたというライフスタイルや趣味について、詳しく教えてください。

Fさん 家にいるときはペットの猫と遊んだり、プラモデルをつくったり、最近ではレコードで音楽を聴く時間も好きですね。インドアな時間も好きなのですが、もう一つ大切にしているのが「トライアンフ」という900ccの大型バイクで、ツーリングが一番の趣味です。バイクをカスタムしたり、バイクでソロキャンプに行ったりするのも好きです。バイクで出かけて、一人になって自然の中で過ごすのも自分にとってかけがえのない時間となっています。

お施主様ご提供

――インドアもアウトドアも、自分のペースで楽しみながら、軽やかに都心暮らしを謳歌されているのですね。

Fさん そのための拠点として、旅をしているような気分で暮らせる住まいをつくりたいと思ったんです。自分の趣味や好きなテイストの雰囲気を、日常生活でも感じられたらいいなという気持ちで、リノベーションに向き合いました。

回遊できるダイニングテーブルで
食事も仕事もフレキシブルに

――リノベーションの設計については、どのように進めましたか?

Fさん リノサポの担当コンサルタントの山田笑子さんが、「itoma design」の勝又みづきさんを推薦してくれて、過去の事例を見て、私が好きなテイストにかなり近かったので、お任せしたいと思いました。

――間取りや仕上げなどについては、どんなリクエストをしましたか?

Fさん イメージとしては「ガレージハウス」のような雰囲気、無機質な素材をベースにしつつ、ヴィンテージやインダストリアルな要素を取り入れたいとお伝えしました。家っぽさや生活感を感じさせない非日常感を大切にして、カフェで仕事をしているようなリビング、ホテルのような寝室や水まわりなどをつくりたかったんです。間取りはなるべくシンプルに、機能美を重視した住まいにしたいという希望もありました。できるだけ区切らず、メゾネットの良さを活かし、上下の空間をそれぞれワンルームのように使いたいと考えました。使用目的を決めきることなく、柔軟にスペースを使っていくのが理想です。それらのリクエストを打ち合わせでお話して、細かいところは勝又さんにお任せしてプランや仕上げの素材などを提案してもらい、それをもとに議論を重ねて、理想の空間に仕上げていったという感じです。

――玄関を入ってすぐにオールステンレスのキッチンがあり、角がアールになった五角形のダイニングテーブルの周囲を回遊できる動線になっていて、コワーキングスペースのような雰囲気ですね。

Fさん このテーブルはパイプスペースや冷蔵庫が収まっている柱のような壁を囲むようにつくられていて、壁には棚もつくり付けてもらいました。テーブルの脚は黒皮鉄のガス管です。天板の形や素材など、勝又さんが提案してくれたもので、とても気に入っています。リモートワークも多いのですが、一般的なワークデスクで壁に向かって仕事をするのは苦手なので、食事も仕事もできるテーブルにしてほしいとお願いしました。テーブルの周囲が回遊できる動線になっていることも、この場所をフレキシブルに使える工夫の一つだと思います。棚に本やお酒のボトルを並べたり、アクセサリーを引っ掛けたり、この住まいで暮らし始めてから、空間を飾ることを楽しむようになりました。そういえば、前までほとんど料理はしなかったのですが、このキッチンになってから料理をつくるようになったことも大きな変化です。植物は前から好きだったのですが、この住まいではどこに置いても絵になるので、もっと増やしていきたいと思っています。

――玄関の棚に香水が並んでいたり、壁のニッチにバイクのプレートが飾られていたり、無機質ななかにもFさんらしさが盛り込まれていますね。

Fさん ニッチはこのプレートを飾るためにつくってもらいました。前に乗っていたバイクの写真は思い入れがあるので、いつも目に入る場所に飾りたかったんです。香水も好きで、出かける前にその日の気分で選んでつけるのがルーティン。この棚は鍵などを置くためにつくってもらったのですが、香水のほうがこの棚の雰囲気に合っているような気がして、置いてみたらとてもしっくり馴染みました。

仕上げも家具も、エイジングを
楽しめる本物の素材にこだわる

――下階へ向かう階段の壁はレンガ風のタイルとエキスパンドメタルの手すりを組み合わせ、とくに素材感のある仕上がりですね。この壁に飾ってある木製の模型はどのようなものですか?

Fさん 「UGears」というDIYの組み立てキットで、機械の動きを木製の模型で再現したものです。プラモデルのような感覚で、つくり始めたら楽しくて。プラモデルはインテリアとしては浮いてしまうので、棚の中にしまってありますが、これはレンガ調の壁にフィットしている感じが気に入っていて、飾っていくうちに、どんどん数が増えています。

――階段を降りたところに勝手口があり、ヘルメットなどバイク用品を収納するための場所としてつくられていますね。

Fさん 勝手口からバイクのガレージに出られるので、ここは事前に置くものをお伝えして、ヘルメットホルダーやコートハンガーなどをつくり付けてもらいました。

――下階もワンルームで、ベッドとオープンクローゼットで構成されたシンプルな造りです。あえて隠す収納は設けないというご希望だったのですか?

Fさん 下階はドライエリアに面してL字に窓があり、光の入り方がとてもよい空間です。扉のあるクローゼットをつくると、外からの光を遮ってしまうことになり、体感的にも狭くなってしまうため、できるだけ採光に影響のない造作を考えていただき、すべてオープンにすることにしました。ベッドボードを兼ねるような造作棚もありますし、入居してから本棚も追加でつくってもらい、収納量は十分です。オープンクローゼットは、服の出し入れも楽で使いやすいと感じています。ベッドとクローゼットの間は通路にもなっていて、ベッドのまわりを回遊できる動線も便利です。上階と同様に、回遊できる動線が暮らしやすさにつながっていると感じています。

――仕上げの素材は、インダストリアルな雰囲気のものが中心ですが、床はホワイトオークの複合フローリングで、明るめのナチュラルな色合いのものを選ばれたのですね。

Fさん 自然光を受け止めて空間を明るく見せてくれる床をイメージして、白っぽいものを使いたいと思いました。プラスチックは極力使わず、木や金属などのエイジングを楽しめる自然素材を選んでいます。自分で調達した家具も同様にスチールやアルミなどの素材が中心。リビングでローテーブルとして使っているのは、倉庫などで資材を保管するために使われるジュラルミンの箱です。ガレージハウスなどでよく使われるようで、ネットで購入できました。

――2回目のリノベーションを経験して、1回目と比べて変化したことや感じたことはありましたか?

Fさん リノベーションのプロセスや流れ、スケジュール感などがわかっていたので、効率的にスピード感を持って進めることができました。1回目で構築したリビタとの信頼関係があったので、思い切ったリノベーションができたと感じています。勝又さんとのマッチングも上手くはまりました。今後も家具などの造作が必要になったら、またリビタにお願いするつもりです。長く付き合える住まいづくりのパートナーとして頼もしい存在だと感じています。

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