多機能LDKと2回目の家づくり
- 所在地:
- 千葉県浦安市
- 居住者構成:
- ご夫婦+子ども1人
- 専有面積:
- 96.71㎡
- 間取り:
- 2LDK
- 既存建物竣工年:
- 1982年
- リノベーション竣工年:
- 2019年
玄関に広い土間、ルーバーを挟んで通路沿いにオープンな洗面。右手に脱衣室・浴室。左手に寝室と子ども部屋が並ぶ。真ん中に広めのウォークインクローゼット。子ども部屋と廊下の2カ所に出入り口があり、回遊性のある場所にもなっている。廊下の向こうは全体の約半分の面積を有するLDK。キッチン・ダイニング、リビングと連続した空間に、腰の高さの壁で仕切ったワークスペースとカーテンで仕切ることができるフリースペースがある。
以前はリビタの一棟まるごとリノベーションの「リノア南行徳」に住んでいたAさんご家族。2回目となる家づくりは、96㎡超の広めの中古マンションを選び、フルリノベーションを楽しみました。ワークスペースやカーテンで仕切れるフリースペースと一体となったLDK、家族で共有する機能的なウォークインクローゼットなど、アイデアが満載の間取りや収納のつくり方を中心に、お話をお聞きしました。
たくさんの居場所が混在する 家族が一緒に過ごすLDK
――バルコニーに面したLDKがとても広く、一角にはワークスペースやカーテンで仕切れるスペースなどもあり、たくさんの機能が詰め込まれていますね。
ご主人 日中はほとんどの時間をLDKで過ごすことを前提に、できるだけ広くすることを希望しました。この物件は壁式構造で、壊せない壁があり、それを手がかりに最大限の広さを確保しています。広いだけで単調にならないように、ワークスペースやフリースペース、土間のインナーバルコニーなど、複数の居場所が混在しているイメージです。
――フリーススペースはどのように使っていますか?
奥さま ゲストルームとして使うことを想定し、カーテンで仕切れるようにしてもらいました。普段はLDKの一部として広く使っています。カーテンは壁の中に収納できるようになっていて、梁の収まりも開閉可能な壁で上手く調整できます。設計者さんには細かいところまで工夫していただきました。壁や扉をつくって仕切らなくても、必要なときに個室として使えて便利です。
――ワークスペースは、二人で並んで使える広さですね。
奥さま 玄関側に子ども部屋をつくったのですが、LDKでも勉強や仕事ができるようにしたかったので、広めのデスクと本棚を造作してもらいました。夫もリモートワークが多くなり、親子で並んでデスクに向かっている時間も増えましたね。ワークスペースの向きをキッチンと平行にすることも検討したのですが、現状のようにキッチンと垂直に並べたほうが、視線が交わることもなく、集中できるみたいでよかったです。ワークスペースを仕切る壁も、テレビなどが隠れる絶妙な高さになっています。
――床がバリアフリーでフラットですが、ワークスペースやフリースペースはカーペットになっていて、それぞれの場所で居心地が変わりますね。
ご主人 床の素材だけでなく、天井の高さもキッチン、リビング・ダイニング、ワークスペース、フリースペースでそれぞれ切り替わっていいます。キッチンは黒、ワークスペースはグレー、ダイニングは羽目板貼りと、天井の仕上げの素材にも変化があり、空間をゆるく切り分けるような効果を感じますね。単調にならないようにという希望を反映し、ディテールまで丁寧に設計していただいたと感じています。
奥さま キッチンやフリースペースの天井に、さりげなく曲線のデザインが取り入れられているのも気に入っているところです。全体的に木、白、黒、グレーなどを基調とした落ち着いたテイストでまとまっていますが、曲線が入ることで、柔らかさや優しい雰囲気、生活していく空間としての心地よさが増していると感じています。
ものはリビングに持ち出さない。 使う場所の近くにシンプルに収納
――玄関がとても広く、ベンチや小物を置ける台や収納など、ディテールの造作も機能的ですね。梁の間にできたわずかなスペースも収納として上手く活用されています。
奥さま 希望を伝えるため、図面のラフを描いていたときに、L字の土間にして空いたスペースを収納にすれば使いやすそうだなと思いつきました。そのアイデアがそのまま採用された形です。玄関の土間は、広くつくりたいと希望していました。屋外で使うものや汚れたもの、濡れたものなども置けて、とても便利に使っています。
――玄関側には水まわり、寝室、子ども部屋があります。中央にはとても広いウォークインクローゼットが配置され、子ども部屋と通路の2カ所から出入りでき、動線・機能ともに使いやすいそうですね。
奥さま 「リノア南行徳」も回遊動線で、とても暮らしやすかったので、収納の動線にはこだわりがありました。収納については、ものを出しておいてOKな場所とそうではない場所をしっかり分けて、メリハリをつけたいと考えたのです。ウォークインクローゼットや脱衣室は、家族しか出入りしない場所として、バックヤード的にものがあってもOK。一方、リビングや玄関などには、ものを持ち出さないようにしています。
――洗面が独立して廊下にあるのも便利そうですね。
奥さま 洗面はお客さまも使う場所なので、脱衣室とは分けてオープンにしました。玄関からは見えないように、木製ルーバーが設けられていて、快適に使えています。壊せない構造壁の制約があるなかで、トイレや浴室はコンパクトに。脱衣室を広めにして、室内干しや洗濯ものがたためる台などもつくり、家事室のように使える場所になっていて、使い勝手がよいです。
――使いやすい収納をつくるポイントはどんなところにあると考えますか。
奥さま できるだけ使う場所の近くに収納をつくることと、家族全員がどこに何を収納するかわかるようにすることだと考えました。例えば、タオル、下着、パジャマなど、お風呂上がりにすぐ使うものは、脱衣室の棚に収納し、子どもも自分で選んで取り出せるようになっています。ウォークインクローゼットは、一人ずつ収納場所を決めて、自分専用のスペースは自分で管理。入口付近は共有部分として、ハンカチやバッグの置き場などをつくっています。引き出しのなかに蓋付きの収納などがあると出し入れが面倒なので、ワンアクションでしまえるようにというのも気をつけました。
最初の家づくりの経験が、 詳細なシミュレーションを可能に
――この物件は、購入時で築37年ですが、緑豊かな環境にあり、駅からも近く、96㎡強と広さもあります。選んだ経緯を教えてください。
ご主人 住み替えにあたり新築戸建ても検討したのですが、予算を考えるとエリアが都心から離れてしまうため、中古マンションのリノベーションをすることに決めました。馴染みのあるこのエリアで探し始めたところ、大規模団地がいくつかあり、敷地が広く緑が豊富でとても環境に恵まれている物件が多いことに気づいたのです。いくつか見学するなかで、この物件を見つけました。築年数は古めですが、面積が広く、緑に囲まれた環境なので、戸建てのような感覚で自由度の高いリノベーションができることが魅力でした。
――一棟まるごとリノベーションとリノサポの中古マンションリノベーション。両方を経験されて、違いは感じましたか?
ご主人 一棟まるごとリノベーションは、物件の躯体や給排水管なども、しっかり調査、修繕がされている安心感がありました。リノサポの場合は、自分たちで物件を見極めなければならない。そこに心配はありましたが、物件さがしからリビタに相談していたので、私たちの不安なところを理解して、事前に確認をしてくれたり、修繕履歴や積立金などについても調べてくれたりして、安心して購入することができました。共用部分や植栽などが、とてもきれいに管理されているのも安心できるポイントだったと思います。
――2回目の家づくりを経験されて、感じていることを教えてください。
奥さま 「リノア南行徳」はカスタムコースだったので、自由設計コースでフルリノベーションをしたお宅を見せてもらって、ここまでできるのかと羨ましく思っていました。次に家をつくるならこうしたいという理想を、夫婦ともに育んできて、今回のリノベーションではそれを形にできたと思っています。「リノア南行徳」の経験から、スイッチやコンセントの位置など、細かいところもシミュレーションすることができ、満足度がすごく上がりました。
ご主人 今回のリノベーションで、今の時点で希望していたことは全部叶え、やりきったという気持ちです。前回も今回も、家をつくるということはとても楽しく、何度でもやりたいですね。次の機会があったら、戸建てやDIYもいいなと考えています。リビタは、私たちの意図をいちばん上手にくみとってくれる会社。「リノア南行徳」でも、住み始めてからの不具合などについて誠実に対応してくれて、信頼感がありました。リノベーションは完成したら終わりではなく、住んでからも不具合が出ることもあるし、棚板を一枚追加したいといった希望が後から出たりすることも。家づくりには、長くつきあっていけるパートナーを見つけることが大切だと感じています。
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