【2023年版】人もグリーンも。居心地がよい窓辺のつくり方5選|住まいのヒント

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住まいのヒント

【2023年版】人もグリーンも。
居心地がよい窓辺のつくり方5選

目 次
  1. 1CASE1 : 植物と子どものベストポジション。インナーテラスのある窓辺
  2. 2CASE2 : 仕事やリラックスに。フレキシブルな造作ベンチのある窓辺
  3. 3CASE3 : 休日はワークスペース。広いインナーバルコニーのある窓辺
  4. 4CASE4 : さまざまな過ごし方。光に満ちた窓辺のコンサバトリー
  5. 5CASE5 : 仕事の合間にほっとひと息。空とつながる窓辺の小上がり
  6. 6豊かな窓辺が、丁寧な暮らしを叶えてくれる

過ごしやすい季節になると、だんだん外に出かけたくなってきますね。さわやかな青空と、気持ちのよい風…。ご自宅でもそんな空気を感じながら過ごせたら、とても素敵だと思いませんか? 今回は、ご自宅の窓辺で心地よく過ごすアイデアが詰まったお住まいをご紹介します。

CASE1 : 植物と子どものベストポジション。インナーテラスのある窓辺

広々としたバルコニーが魅力のマンション。LDKのバルコニー側の床には白いタイルを貼り、インナーテラスとして活用しています。タイルは水に強く掃除がしやすいため、ガーデニングの道具を置いたり、植物の手入れをしたりするのにとても便利です。壁には奥さまお気に入りの「オールドメゾン」というメーカーのタイルを貼り、空間のアクセントにされています。

ゆとりあるインナーテラスには、今はベビーベッドをレイアウト。やわらかな自然光に包まれた心地のよい窓辺は、お子さまの居場所にぴったりです。また、日当たりのよいバルコニーもお気に入りの場所。よく晴れた日にはテーブルを出して、みんなで朝食をとるのが休日の楽しみのひとつだとか。遠くまで視線が抜け、右手には雑木林が見えて、ウグイスの鳴声が聴こえることもあるそうです。「これからはプランターの木を大きく育てて、森のようにしたい」と奥さま。バルコニーに植物が増えれば、窓辺がもっと心地よくなりそうです。

お宅拝見『自転車とバルコニー』より

CASE2 : 仕事やリラックスに。フレキシブルな造作ベンチのある窓辺

窓から明るい自然光が注ぐ、南向きのマンション。窓辺には小上がりのような可動式ベンチを4台造作されています。シートが広いため、寝転がったり、あぐらをかいたりとリラックスした姿勢でノートパソコンを見るのに最適。「リモートワークにもぴったり。ベンチというよりも、部屋のような感じで過ごしています」とご主人さま。住まいの中でも、特にお気に入りのスペースになっているそうです。

ベンチを自由に動かして使えるよう、窓辺、リビング、個室の3カ所には背もたれになるコルクの腰壁を設置。奥さま曰く、「好きな場所に自由にレイアウトできるけれど、今のところは窓辺の居心地を活かせるこの位置がベストです」とのこと。座面の下は収納となっており、趣味で集めているアンティークの雑貨や小物などを収納できることもポイント。LDKに飾るものを、その時の気分で気軽に入れ替えられるようになったそうです。

お宅拝見『リモートワークを支える可動式ベンチと庭』より

CASE3 : 休日はワークスペース。広いインナーバルコニーのある窓辺

広々としたインナーバルコニーのあるお住まいです。休日はインナーバルコニーをワークスペースにしているという奥さま。「午前中の光がとても気持ちよく、脳内が切り替わってリフレッシュできます」。ワーケーションっぽい気分になり、作業がぐっとはかどるそうです。それ以外の時間は、読書をしたり、リラックスをする趣味的なスペースとして活用。

ガラスの建具でインナーバルコニーと仕切られた個室は、ご主人さまのワークスペースになっています。扉を閉めていても、窓辺の明るい自然光が注ぎます。ガラス越しにお互いの気配を感じながら、あたたかな気分で仕事ができることも、大きなメリットかもしれません。

お宅拝見『丁寧な暮らしを促す、一点ものの住まい』より

CASE4 : さまざまな過ごし方。光に満ちた窓辺のコンサバトリー

100㎡を超えるメゾネットマンション。LDKに続く窓辺のコンサバトリー(※)は、日当たりがよくリビングとは異なる気分が味わえます。窓はもちろん、上部からもやわらかな光が注ぐスペースでは、読書をしたりお茶を飲んだりとホッと一息。窓辺の特等席に「これからコの字型のベンチソファを造作したい」と奥さま。贅沢な余白のスペースには、さまざまな楽しみ方が詰まっています。

※屋根や壁面が屋外に面したサンルーム

コンサバトリーとリビングの間にはカーテンを取り付け、独立したスペースとして使えるように。窓辺のカーテンはリネンを選び、磁石を使うなどタッセルにもこだわることで、光の透け感を調整されています。インテリアのコーディネートも、今までにないアイデアでチャレンジできているそうです。

お宅拝見『職住切り替え自在、メゾネット・リノベーション』より

CASE5 : 仕事の合間にほっとひと息。空とつながる窓辺の小上がり

ルーフバルコニーのある3面採光のマンション。眺めのよいリビングの窓辺には、造作の小上がりがあります。リモートワークの合間に音楽を聴いたり、読書をしたりとリラックススペースに。リビングの床材はオーク、小上がりだけチークと樹種を変えるひと手間は、視覚的なゾーニングにも効いています。

購入前は、建物が古くて窓の断熱性能が低いことや、寝室が道路に面していて自動車の音などが気になっていましたが、すべての窓に内窓をつけたことで解決。今では音も寒さもほとんど気にならなくなったとのこと。これからは日当たりのよいルーフバルコニーに適した植物を増やし、メダカのいるビオトープづくりにも注力していく予定もあるそう。バルコニーにグリーンや生き物が増えると、窓辺からの景色も変わりそうです。

お宅拝見『動線上に生活のパーツを散りばめて自分仕様に住む』より

豊かな窓辺が、丁寧な暮らしを叶えてくれる

光や風、音をとりこみ、室内でもっとも外を感じさせてくれるのが窓辺です。住まいの中に居心地のよい窓辺があれば、それだけでゆっくりとした時間の流れ、さりげない季節の移ろいを感じることができます。そんな住まいは、丁寧な暮らしを叶えてくれるはずです。

理想的な窓辺の過ごし方・つくり方は、人それぞれ。「もし自分だったら、外を感じながらどう過ごしたい?」。意識をもっと外にも広げながら、想いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

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