イベント概要

展示ステートメント
この作品は、作家である伊藤妹のセルフポートレート作品です。大切な人を抱きしめて撮影しています。私達は、不安や傷を抱えながら生きています。他者の苦しみや不安に気がついた時、言葉で勇気づけようとする度に本質や本当のことから遠ざかっていくような気がしていました。当事者ではない私に何が出来るだろうと考えた時、反射的に【抱きしめたい】と感じたのです。言葉より先に出る身体の反射というものが、何か美しくて儚いように感じました。抱きしめることで、心臓の音が安らぎ、ゆっくりとした呼吸をしていく。私が癒したいと思っているのに、なぜか逆に癒やされてしまう。これは社会の中で、普遍的なテーマであり、私たちが暮らしやすい社会を作るヒントになるのではないかと考えています。

作家プロフィール
伊藤妹/ Mai Ito
函館生まれ/札幌在住
2016- 京都芸術大学 通信教育部芸術学部美術科写真コース
日本の写真が見たいと海外の友人に言われたことをキッカケとし、写真を始める。その後、写真で可視化するということに興味を持ち大学に入学し、自身のプロジェクトを撮影し始める。

プロジェクト / 個展
2022「エイリアンの子」茶楼法邑/ 札幌
2022「エイリアンの子」 THE REIGN HOTEL KYOTO（ KG＋2022）/ 京都
2021 「SLOW　SLOW」 KG＋SQUARE（KG＋2021）/京都
2021-「函館写真展」 G スクエア / 函館
2021 「エイリアンの子」 Gスクエア / 函館
2020「エイリアンの子」 IG photo gallery / 東京

グループ展
2021「焼灼」 札 幌市交流センター / 札幌
2020「セルフポートレート」 R oonee247FineArt / 東京
2019「BEATS BEST2019 」 B EATS GALLALY / 大阪
2018「はじまりのまじわり」 京都写真美術館 / 京都
東京・函館グループ展多数

その他
2021.11 ワークショップ　Gスクエア / 函館
2021.2 ワークショップ　Gスクエア / 函館

KG+について
KG＋はこれからの活躍が期待されるアーティストやキュレーターや会場が主催する展覧会を集めた公募型の写真フェスティバルです。KG＋2022では60以上の展覧会が京都市内各所で開催されました。展覧会により規模や会期や表現は様々ですが、独自の表現は荒削りながらもエネルギーに満ちています。京都市内に点在する黄色い旗が目印となり、地域と来場者と作品を繋げ新たな発見や交流を創出します。（KG+公式ウェブサイトより）
https://kgplus.kyotographie.jp/