「やってみたい」をかたちに。
シェア暮らしが育むつながりの輪
リビタが運営するシェア型賃貸住宅の中でも、シャワーやトイレ・洗面等の水回りが個室内に完備された「Well-Blend」シリーズ。水回りを備えた個室がありながら、ワークスペースやキッチンなどの共用部も利用できる、一般賃貸とシェアハウスのいいところどりとなっているシリーズです。そのひとつである「Well-Blend阿佐ヶ谷」では、昨年1階共用部のキッチンエリアをリニューアル。コーヒーマシンや炭酸水メーカーなどのこだわりの家電が置かれたドリンクカウンターや、食材・調味料を保管できる個人ボックスが新設されました。
このリニューアルをきっかけに、入居者主催の企画がいくつか生まれているのだとか。そこで今回は、毎月第1水曜日に開催されているバーイベント「WWW」の企画者と、よく参加しているという皆さんを取材しました。コミュニティにいったいどんな変化が起きているのか、お話を伺いました。

参加者(右から)
たけさん(27)
過去には100人以上の大型シェアハウスや学生寮での生活を5年間経験し、ゲストハウスの住み込み経験も。月1バーイベント「WWW」の企画者。
かおさん(24)
新卒で京都から上京したタイミングで初のシェア暮らし。親御さんから「楽しいまち」だと聞いて、阿佐ヶ谷に。
もえさん(28)
入居歴2年5か月。リモートワークしやすい環境を求めて、一人暮らしからシェアハウスへ。
まっちゃん(29)
卒業生。昨年退去して別のシェアハウスに引っ越したが、今も定期的に遊びにきている。
入居者が企画!月1バーイベント「WWW」とは?

──まずは、バーイベント「WWW」の企画の経緯を教えてください。
たけ:キッチンのリニューアルで、炭酸水メーカーやワイングラスが置かれるようになったのを見て、ほかの入居者と「せっかくだから何かイベントをやりたいね」と話していたんです。それで僕がやるなら、バーかなと。2月から始めて、今回が6回目の開催です。
もえ:お酒のジンが好きだったんだよね。
たけ:そうそう。その1か月前に旅行したフィンランドのジンがおいしくて。ただ、ジンって1人でボトルを空けるのが結構大変なんですよね。それなら、イベントにしてみんなと一緒に飲めたらいいんじゃないかと思ったのが、企画の背景です。出社していて夜に帰ってくるメンバーも比較的多いので、21時スタートにしています。

──「WWW」という名前の由来は?
たけ:あらためて言うのはちょっと恥ずかしいんですが(笑)。“Well-Blend”、水曜日の“Wednesday”、あたたかい空間になったらいいなという思いを込めた“Warmth”の3つの頭文字をとって、「WWW」にしました。「週の折り返しで疲れたみんなの癒しの場に」というコンセプトなので、メニューは香りがいいジンのほかに、お茶やコーヒーも用意しています。
──お酒以外もあるんですね。
たけ:はい。阿佐ヶ谷のお茶屋さんや珈琲屋さんから買ったり、おつまみもお菓子屋さんで選んだおせんべいを出したり。自分自身が阿佐ヶ谷の魅力を知るきっかけにもなりますし、「阿佐ヶ谷愛をみんなで育てよう!」みたいな気持ちでやっています。旅先でお土産として買ってくることも多いですね。
もえ:見たことのない地方のお酒やお茶が出てきたりして、毎回ラインナップが違うので楽しいんです。
かお:ジンってこんなにおいしいんだって、このイベントをきっかけに知りました。個人的には、お風呂から上がったあとにみんなと楽しくお酒を飲んで、すぐに自分の部屋で眠れるというのが嬉しくて。これができるのは、シェアハウスならではだなと思います。

──このイベント以外にも、入居者主催で生まれた企画はありますか?
かお:「朝ご飯会」があるよね。
たけ:平日がお休みの入居者が、金曜の朝に朝食を出してくれる会ですね。きっかけは朝活をしたくて始まった朝ごはん会で、1週間の終わりにみんな頑張ろう!という思いから、みんなにご飯を振る舞ってくれているみたいで。もう10回くらい開催しているはず。

──入居者主催のイベントが定期開催されるようになったことで、メンバー同士の関係やコミュニティに何か変化は感じますか?
たけ:「Well-Blend」シリーズは水回りも含めて自室で完結できるので、そのぶん共用部に出てくるメンバーはある程度決まっている感覚がありましたが、イベントをきっかけに交流するようになった入居者も何人かいますね。
もえ:今までは、日常の中での入居者同士の接点というとキッチンで料理をしたり、ご飯を食べたりするときがほとんどでしたが、このイベントが新しい接点になっている気がします。私はふだん、自室でひとりで仕事をしていることが多いのですが、部屋を出ていろいろな人と話すいいきっかけにもなっていますね。
かお:私は仕事が水曜休みなんですが、周りのみんなは働いている人が多いのでなかなか予定を合わせて遊ぶというのは難しくて。でも、「WWW」があることで夜には自然と集まってみんなと話せるので、休みを満喫した気分で終えられるのは嬉しいです。
まっちゃん:すでに退去しているメンバーも、このイベントのおかげで遊びにきやすくなったんじゃないかな。平日に遊びにくる口実ができたというか。僕は今住んでいるところから物件まで1時間半かかるんですが、6回開催されたうちの3回は参加していますね。

ーー参加率高めですね(笑)。
まっちゃん:もうここの住人ではないのに、これだけ頻繁に来ても受け入れてもらえて、本当にありがたいなと思います。
たけ:こちらこそ。去年、大学の友人が間借りのカレー屋さんを始めたんですが、味がおいしいのはもちろん、懐かしい仲間や新しい人とつながる場をつくってくれたことがすごくありがたいなと感じたんですよね。このバーも、入居者はもちろん、卒業生にとってもそういう場になったらと思って始めたので、みんなが仲良くなるきっかけづくりができていたら嬉しいです。
かお:じつは、私も転勤でもうすぐ退去予定なんです。でも、次の東京出張の日程がちょうど水曜日で、「頑張ったら『WWW』にいけるかも……!」と思って。だから、東京を離れても遊びに来る予定です!
顔見知りも、初対面同士も。ゆるやかにつながる時間
皆さんにお話を伺ったのち、第6回目となる「WWW」がゆるやかにスタート。カウンターに立つたけさんをぐるりと囲むように椅子が並べられ、すっかりバーらしい様相に。
この日のドリンクのラインナップは、たけさんが高校時代を過ごした兵庫県・明石市のジンなど3種類と、飲み比べが楽しいほうじ茶2種類、そしてほかの入居者提供の谷中コーヒーなどなど。お客さんは、タブレットに表示されるメニューから好きなものを注文します。


もともと顔見知りの入居者同士だけでなく、その友達やパートナーなども混ざって、初対面でも自然と会話が生まれていく光景は、さながらまちのバーのよう。
恋愛トークや、国ごとの文化の違いなど、さまざまな話題で盛り上がっていました。
ちなみに、この日はちょうどたけさんの27歳の誕生日。途中電気が消え、バースデーケーキが登場してその場にいたみんなでお祝いするという一幕も。
お馴染みのひともはじめましての人も、その境界が溶けてゆるやかに一体感が生まれていました。

取材を終えて
「ひとまず1年間は続けたい」と話していた企画者のたけさん。カウンターに立っているときの表情はいきいきとしていて、自分の好きなものを通して人と人が繋がるきっかけをつくることに、やりがいと楽しさを感じていることがとても伝わってきました。
ただ生活をするだけでなく、物件をうまく使って好きなことや自分らしい表現に挑戦し、仲間にシェアするというのも、シェア暮らしのひとつの楽しみ方かもしれません。
また、入居者の皆さんに「Well-Blend阿佐ヶ谷」の魅力を聞いたところ、とくに多かったのは「入居者がほどよく落ち着いていること」、「阿佐ヶ谷のまち自体が楽しいこと」のふたつでした。文化的な阿佐ヶ谷のまちで、穏やかなシェア暮らし。少しでも気になった方はぜひ内覧にお越しください。