太陽光発電とコミュニティ
- 所在地:
- 神奈川県川崎市
- 居住者構成:
- 夫婦
- 専有面積:
- 69㎡
- 間取り:
- 1LDK
- 既存建物竣工年:
- 1989年
- リノベーション竣工年:
- 2011年
標準プランをベースとして、LDKをできるだけ広く取り、玄関から続く通路と、キッチンの背面に部分的な壁を設け、多目的に使えるコーナーをつくってい る。玄関から続く通路にそって寝室として使っている個室、ウォークインクローゼット、水まわりがあり、寝室と洗面室のドアの上には採光のための小窓を設け て明るさをキープしている。ダイニングの背面には壁面収納も設けた。既存のフィックス窓には、サッシの枠に合わせて棚をDIYで自作。趣味のミニチュアを 飾って楽しんでいる。
太陽光発電パネルによる売電システムが付いた「リノア元住吉」は、リビタが手掛けた一棟丸ごとリノベーションの物件。
理想のプランが実現できるからと最上階の角部屋を選択したKさんご夫妻は、太陽光発電のある暮らしを、無理なくできる省エネとして思う存分楽しんでいる。
さらに一棟丸ごとリノベーションには、充実した共用部やコミュニティなど多くの魅力があると話す。
毎月の発電量を見守るのが面白い!自然に楽しくできる省エネ。
——一棟丸ごとリノベーションの「リノア元住吉」は、太陽光発電を導入していて、最上階にあるKさんのお宅には、専有の太陽光発電パネルによる売電システムが適用されていますね。太陽光発電があるからこの物件を選んだのですか?
ご主人:いえ、そういうわけではなく、希望していた間取りがあり、キッチンの位置を変更したかったのですが、それが叶えられるのが角部屋だけだったのです。それで、最上階の眺望の良い角部屋を希望しました。
——太陽光発電システムの分、費用が上乗せされることになりましたが、それについてはどう感じましたか?
ご主人:初期費用はかかりますが、売電ができるので十数年後には回収できる見込みです。補助金を受けることもできたので、それほど負担には感じていません。面白いものがついてきたなと感じましたよ。普通はマンションにつけられるものではないから、ラッキーだと思います。毎月の発電量を見守っていくという楽しみの要素が、ひとつ増えた感覚ですね。
奥さま:補助金は省エネ性能の高いエアコンの購入に充てました。オール電化にしてエコキュートを導入し、深夜電力を使っていることなどもあり、現在より狭い以前の住まいより、光熱費は安くなっていますよ。
ご主人:予想のシミュレーションより多く発電できていて、売電も順調です。売電額は月々平均12,000円程度で、多いときには電力収支が約8,000円の黒字になります。
——省エネルギーや環境への配慮には、もともと関心が高いほうでしたか?
ご主人:環境問題は気にしていたし、なるべく環境には負荷をかけないほうが良いと思っていました。でも、特別に関心が高かったわけではなく、一般的な社会への意識として持っていた程度。無理したり頑張ったりして、やれることではないとも思います。太陽光発電は無理せず、自然にできる省エネという感じがします。
奥さま:震災の影響もあり、以前よりも電気代を気にするようにはなっています。この家に引っ越してきてからは、天気にも敏感になりました。太陽光発電によって少しでも、環境への負担の軽減になればという意識はありますね。皆が少しずつでも取り組めは、大きく変わると思いますから。
部分的な壁でゆるく仕切って多目的コーナーをつくるプラン。
——一棟丸ごとリノベーションのカスタムコースをお選びになりましたが、プランはどのように考えていったのですか?
ご主人:イメージしていた理想のプランがあったので、自分で間取図を描いてインテリアコーディネイターの方に説明しました。仕上げに使いたい素材は、雑誌から写真を切り抜いて集めたり、できるだけ希望が明確に伝わるように工夫しました。
奥さま:打ち合せの回数には制限があるので、疑問点などはメールで事前にやり取りをして解消しておき、打ち合せの席でしっかり決めていけるように心がけていました。
——イメージしていたという理想のプランについて詳しく教えてください。
ご主人:LDKはできるだけ広く設け、キッチンの背面と玄関から続く通路を仕切る壁を設けました。この壁で囲まれた空間を多目的に使えるコーナーとしています。
奥さま:コーナーは書斎にしたり、畳を敷いて和室にしたり、将来は壁で区切って子ども室をつくるなど、家族の変化やライフステージに合わせてアレンジしていきたいと思っています。
——玄関から入ってきたときに壁があることによって、LDKが上手く隠されていますね。
奥さま:そうなんです。キッチンも適度に隠れていて、ゆるく仕切られているところが気に入っています。壁があることにより視線に変化が生まれ、たくさん空間やコーナーがあるように感じられます。
ご主人:コンパクトでほの暗い廊下を通ってLDKに出ると、より空間が広く明るく感じられるのも好きですね。
——洗面室も広めの空間となっていますね。
奥さま:身支度、洗濯、入浴など、洗面室にいる時間は意外と長いので、心地よく感じられる空間にしたかったんです。廊下は暗めの空間になってしまうので、洗面室と寝室のドアの上に採光のための小窓も設置してもらいました。
——洗面室のブルー系のタイルもさわやかです。
奥さま:タイルはぜひ使いたいと思っていて、ショールームに何度も足を運び、こだわって選びました。洗面室は海外のバスルームをイメージして、ガラスのモザイクタイルを選びました。
ご主人:玄関のたたきも自然石風のタイルにしました。あとLDKなどの居室の床も無垢材にこだわり、ショールームで見つけたアメリカンブラックチェリーを選びました。
充実した共用部や設備を活用し、良いコミュニティを育む。
——「リノア元住吉」は、住人が自由に使えるコミュニティルームやシェアリング倉庫など、共用部や設備も充実していますよね。シェアリング倉庫にはアウトドアグッズなども揃っているとか。みなさんどのように活用されていますか?
ご主人:住人同士で相談して、多摩川でバーベキューや花火を企画して楽しんでいます。SNSやネットの掲示板などを利用して、連絡を取り合うこともありますね。
奥さま:共有テラスでポトラックパーティーが開催されることもあります。若いファミリーが多くて世代も近いし、リノベーションや家のことに興味がある人が多いから、共通の話題も多いですね。
——一棟丸ごとリノベーションは、入居時期がみなさん同じなので、コミュニティが育まれやすいというメリットもありますよね。
ご主人:無理をせず、心地よい距離感を保ちながら、建物全体を価値ある環境にしていこうという意識が、共有できていると思います。
奥さま:新築マンションも検討したし、中古マンションを購入して建築家と建てることも考えました。でも、自分たちだけでやるより、「一棟丸ごとリノベーション」というパッケージになっているほうが、私たちには向いていたと思います。知識がないから、すべてを一から選択して判断していくのは難しかったのではと感じています。
ご主人:建物に対してもきちんと検査されていて、全体的に修繕されている安心感がありました。今後の修繕計画についてもきちんと把握できているのもいいですね。
■利用サービス:一棟丸ごとリノベーション
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営業時間 10:00 - 18:00(火・水・祝定休)
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