【2022年版】もっと自由に。
ユニークな寝室の間取り事例5選
「寝室はプライベートな空間だから、ほかとは切り離した個室であるべき」と思い込んでいませんか?LDKとゆるやかにつながっていたり、フレキシブルに使い分けできたり…。既存の枠にとらわれない、ユニークな寝室の事例をご紹介します。
CASE1:カーテンでフレキシブルに区切る寝室
玄関を入ってすぐの場所にある、約3.8帖のスペースが寝室です。LDKとの隔てる壁は1面のみで、扉代わりのカーテンを設けたほぼワンルームの間取りとなっています。普段はひとつながりの開放的な空間としておき、眠るときには2面のカーテンを閉めれば落ち着いた雰囲気になります。
LDKは約12.5帖と充分な広さがあるため、そちらにベッドを置くことも可能。そのときの気分や目的に応じて部屋の使い方をフレキシブルに変えられます。続き土間の壁はDIYしやすい合板のため、壁付け本棚の設置も考えているそうです。
CASE2:斜めの壁でゆるやかにつながる寝室
こちらは、長方形の住まいを長手方向に斜めの壁が横切る間取り。そのいちばん奥、バルコニーに面した場所が寝室です。モルタルの間仕切り壁は高さを抑え、LDK側から窓際いっぱいに土間が続いています。閉鎖的なクローゼットの代わりに、ウォール収納を設けました。
トイレと浴室以外は完全に閉じた空間がなく、住まい全体が緩やかにつながっていますが、インテリアのパーツをパブリック(LDK)は真鍮、プライベート(寝室)は黒のスチールと使い分けることで、印象を切り替えています。
CASE3:透明な格子戸の寝室
約76㎡のマンションをワンルームとする大胆なプラン。その一角を寝室として、透明な引き戸で間仕切りしています。透明なアクリル板とアルミフレームの格子戸のため、閉めていても視線を遮りません。
黒い格子はクラシカルなインテリアを引き締めるアクセント。内側に設けた遮光カーテンを引けば、朝日を遮りぐっすりと眠ることができます。充分な収納を確保したことで、オープンな間取りの実現が可能となりました。
CASE4:土間続きとコの字の寝室
玄関から奥のバルコニーまで土間が続く住まい。約75㎡のワンルームの中央に、コの字型の寝室のみがあるシンプルな間取りです。隣接するリビング側に設けた室内窓はポリカーボネート製。半透明のフィックス窓から柔らかな光が届きます。キッチン側には開放可能な室内窓を設け、より開放感を高めています。
目隠ししたいときには、玄関側のカーテンを閉めて個室にすることもできます。長手方向に伸びる土間には、壁沿いにオープン収納を設けました。天井のハンガーパイプには洋服を掛けたり、ご夫婦の趣味であるグリーンを掛けたり、思いのままに使えます。
CASE5:秘密基地のようなロフトの寝室
玄関とLDKの間に鎮座するボックス型のロフト。その上部が畳敷きの寝室で、下は収納スペースとなっています。上部からLDKを見渡す事ができる、まるで秘密基地のような空間です。
天井との間に空間を設けているため、ほどよい開放感とおこもり感があります。シックな印象にまとめた住まいのなか、寝室の壁には寺院や茶室に使われるある京唐紙(きょうからかみ)を貼り、遊び心をプラス。
寝室づくりをもっと自由な発想で
ユニークな間取りの寝室をご紹介しました。寝室は必ずしも眠るためだけの個室でなくても良いのかもしれません。ほかの空間とゆるやかにつながっていたり、収納を兼ねていたり…リノベーションなら、既存の枠にとらわれない寝室をつくることが可能です。住まいづくりのポイントは、家族構成やそれぞれのライフスタイルにフィットすること。リノベーションって良さそう…と思ったら、お気軽にリビタにご相談ください。