中間ステージとしての「リノベーション済みマンション」|お宅拝見

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中間ステージとしての「リノベーション済みマンション」

目 次
  1. 1緑に囲まれた静かな環境と 素材感のある仕上げが決め手
  2. 2悩まず即決できることを優先し、必要な分だけ追加リノベーション
  3. 3賃貸と変わらない感覚で家を購入。次のステップへのタイミングも自由に

ITコンサルタントのFさんとオフィス設計の仕事をしているMさんは、ともに30代前半。一緒に暮らすための家として、リビタのリノベーション済みマンションを選び、収納やワークスペースを中心に、約3週間というスピーディーなスケジュールで、設計・施工を進めました。必要な場所に必要な分だけ追加リノベーションをしたというお二人に、この物件を選んだ経緯や暮らしぶりについてお聞きしました。

緑に囲まれた静かな環境と 素材感のある仕上げが決め手

――お二人の新居として、リビタのリノベーション済みマンションを購入した経緯と気に入ったところを教えてください。

Mさん この家に住むまで、私は実家暮らしで、彼は賃貸に住んでいました。一緒に住むことになり、賃貸や新築も視野に入れていたのですが、不動産アプリで検索しているうちに、この物件を見つけ、広いLDKがある間取りとシンプルな内装が素敵だったので見学することにしました。

Fさん 物件探しでは、部屋に入った瞬間に感じるフィーリングを大切にしていて、この物件は二人ともひと目でいいなと感じて購入を即決しました。こうしようと決めていたわけではなく、内装重視で結果的にリノベーション済みのマンションを選んだ感じですね。緑に囲まれた静かな環境も気に入ったポイントです。

Mさん 具体的なところでは、厚みのある天然木を用いた複合フローリングが使われていたり、天井が躯体現しのコンクリートだったりと、素材感があるのにシンプルで上品に仕上げられているのがいいなと思いました。LDKの天井にライティングレールが設置されていて、照明の場所や方向を変えられるのもいいですね。照明は重要だと考えていたので、このスタイルは自由度が高くて気に入っています。照明は植物が映えるようにセッティングすると、植物の日照不足の解消にもなり、見栄えも良く、壁や床に陰影が出る雰囲気が好きです。

――LDKのキッチンに面して「USMハラー」のモジュラーファニチャーが置かれていますが、どのように使っていますか?

Mさん キャビネットとデスクを組み合わせて、私のワークスペースとして使っています。私は週2回ほどのリモートワークで、どこでも仕事ができるタイプなので、リビングの一角にデスクを設けることにしました。「USMハラー」は憧れの家具で、この空間にもとてもフィットしていると感じています。

――丸いダイニングテーブルやソファ、棚など、置き家具を上手くコーディネートされていますね。

Fさん  ソファと棚は前の家で使っていたものです。サイズがぴったりだったので、そのまま使うことにしました。棚は真ん中で分けてそれぞれ好きなものや本を収納しています。

Mさん  丸テーブルは見学に来たときに、置いてあった家具をヒントにして探しました。木と迷ったけど白い天板をセレクト。チェアは「MAGIS」の「CYBORG」シリーズです。仕事でも家具のセレクトをすることが多く、気に入ったデザインのものを選ぶことができて満足しています。

悩まず即決できることを優先し、必要な分だけ追加リノベーション

――入居前に追加でリノベーションをしたところを教えてください。

Fさん 私はほぼリモートワークで、WEB会議も多いため、個室のワークスペースが必要でした。広いほうの個室は寝室にしてクローゼットをつくり、玄関の脇のDENをワークスペースにするために、建具を設置し収納をつくることにしました。ワークスペースには、好きな映画のアートやフィギュアを飾ったりして、お気に入りの空間として楽しんで使っています。

Mさん 寝室と彼のワークスペースは、建具や収納など機能的な部分でもあり、すぐに決まったのですが、LDKの収納はデザインも大事にしたいため、少し検討が必要でした。窓枠の上にオープンな棚をつくり、植物などを飾りたいと考えていて、Pinterestなどでイメージを探し、ボルトを使った吊り棚にすることに。壁面にも腰高の造作棚があるといいなと思ったのですが、こちらはデザインがすぐに決まらず、入居前の追加リノベーションとしては見送り、隠してしまえるウォークインクローゼットをつくることにしました。

――窓枠の上の吊り棚には、間接照明も設置されていて、空間のアクセントになっていますね。

Mさん 棚板の奥の方にバータイプの照明を置いているだけなのですが、白く塗装された天井に反射して、とても良い雰囲気になりました。この吊り棚は、リノベーションらしいデザインをどこかに取り入れたいと考えて、造作したもので、イメージしていた通りに仕上がっています。

――入居前に、追加リノベーションをするというスタイルについて、感じたことを教えてください。

Fさん 自分たちのライフスタイルに合わせて、必要な場所に必要な量の収納をつくることができるのは、とても良いと感じました。一方で賃貸の契約更新という現実的なスケジュールもあったので、デザインをじっくり考えるというのは難しい面も。私たちの場合は、追加リノベーションにかけられる期間が設計も含めて約3週間くらいだったので、その期間に無理なくできるリノベーションをすることにしたのです。悩み始めると時間がかかってしまうので、迷わずできることを優先し、即決することもポイントになると思いました。

Mさん 収納などを追加できるように、壁に下地が入っているので、後からアレンジがしやすいのはメリットだと感じます。実は先日まで、私は建築士資格の試験勉強をしていて、ようやく終わり、家のことを考えられるようになったばかりなのです。最近は、花器を購入して花を飾るなど、デコレーションすることを始めました。アートもいくつか購入していて、LDKの壁に飾る予定です。これからいろいろ楽しんでいきたいですね。

賃貸と変わらない感覚で家を購入。次のステップへのタイミングも自由に

――今後、手を加えたり、使い方を変えたりすることは考えていますか?

Fさん 今のライフスタイルにはとてもフィットしているので、しばらくはこのまま暮らすつもりです。子どもができるなど、ライフスタイルに変化があれば、アレンジするかもしれませんね。周辺環境がいいからリラックスできるところをとても気に入っていて、この空間にとても満足しています。

Mさん ずっとこの家に住むとも決めておらず、将来的には手を加えるかもしれないし、住み替えをするかもしれません。二人とも将来のことを具体的に決めて計画するより、チャンスがあればフレキシブルに変化していきたいタイプなのです。造作でつくりつけると、住み替えのときにもっていくわけにはいかないので、当面は置き家具でアレンジしていきたいですね。ベースとしてはシンプルなデザインの家具で揃えているのですが、アクセントになるビンテージ家具などを追加してコーディネートしていきたいと思っています。

――Mさんはオフィスの設計を手掛けられているとのことですが、今後、フルリノベーションをやってみたいという希望はありますか?

Mさん 時間に余裕があって、長期的に住む家という前提なら、やってみたいと思います。今のところは二人とも仕事が忙しく、時間がないので、理想の空間がすでに完成しているリノベーション済みマンションという選択肢は、ありがたかったです。

――リノベーション済みマンションの購入や追加リノベーションを経験して、感じたことなどを教えてください。

Mさん 賃貸とそれほど変わらない感覚で、時間も手間もかけずに、自分たちに合った住まいを購入できて良かったです。私たちにとって、中間ステージとしてちょうどいい住まいになっていると感じています。賃貸ではなくて、自分たちの家になったことで、次に住み替えをするときにも、更新時期などを気にすることなく、自分たちのタイミングで家を探すことができ、フルリノベーションをするにしてもデザインや設計などもじっくり考えることができそうです。スケジュール感が自由になったことで、気持ちにも余裕が生まれ、次のステップにもスムーズに進めそうな気がしています。

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