優しさと無骨さ|お宅拝見

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優しさと無骨さ

目 次
  1. 1露出させたコンクリートの躯体に、相性の良い床やキッチンをセレクト。
  2. 2海外のインテリアサイトから、トータルで千枚以上集めた写真を参考に。
  3. 3予算をLDKに集中させ、他はDIYで、思い描くリノベーションを叶える。

新居への引っ越しと同じ時期に、息子さんの誕生を迎えたLさんご夫妻。映像関連のお仕事をされているご主人と、ジュエリーデザインをしていた奥さまは、とてもセンスがよく、お二人ともイラストやアートワークが得意。時代感覚あふれるテイストを盛り込んだ、リノベーション空間が出来上がった。

優しさと無骨さ

露出させたコンクリートの躯体に、
相性の良い床やキッチンをセレクト。

——Lさんは、以前も中古マンションを購入してリフォームして住んでいたそうですが、なぜ再びリノベーションをしようと思ったのですか?

ご主人:前の家は9年前に購入しましたが、床や壁紙を新しくした程度のリフォームでした。その頃とは好みも環境もかなり変わっていると思います。インテリアが好きで、インターネットや雑誌を見ているうちに、リノベーションへの夢がふくらみ、どうしても一から全部自分で好きなように家をつくってみたくなったのです。子どもを授かったことで、住む街や空間もがらりと変えて、生活を一新したいという気持ちもありました。

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——LDKは、家というよりカフェのようなかっこいい空間ですね。全体的にざっくりとした武骨な雰囲気に仕上がっていますが、テイストはどのように決めていったのですか?

ご主人:天井や壁をスケルトンにして、コンクリートの躯体を露出させたいというのが一番の希望でした。床についても、コンクリートとの相性を考えて選びました。凹凸感のあるバーンオークというフローリングは、ナチュラルなエイジング加工が施され、経年したワイルドな風合いを出したものです。

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奥さま:キッチンはオールステンレスが希望だったのですが、これも、コンクリートとの相性を考えて選んだものです。対面式のキッチンはIKEA。壁側の作業台や吊戸棚は業務用です。

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——吊戸棚の間にあるパイプスペースも、突起物になってしまうところを、チェスナットのフローリングを張って、上手くアクセントにしていますね。

ご主人:数カ所に色を塗ったフローリングを入れています。赤、青、黄の原色をどこかに取り入れたかったので、差し色的に使いました。

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海外のインテリアサイトから、
トータルで千枚以上集めた写真を参考に。

——LDKの一角にある子ども部屋は、路面にあるお店のような雰囲気ですね。壁、床、天井が白で、黒の木枠の窓があって、入り口が斜めになっていて、ここだけちょっとパリっぽいテイストのように感じます。

ご主人:入り口は斜めにすることで、キッチンから中の様子が見えやすくなるし、見た目の印象も変わった感じになりますよね。思い切って遊び心のある空間にしたかったので、いろいろと発想を膨らませて、私たちからもアイデアを出しました。

奥さま:アイデアを出すために、雑誌やネットなどで情報収集したのですが、海外のインテリアのサイトなどはとても参考になりました。イメージを設計者さんに伝えるために、写真をクリッピングしていたのですが、トータルで千枚以上集めたと思います。

——子ども部屋の空間は、部屋外の壁も室内の空間も真っ白で、とても洗練されていますね。

ご主人:子どものものは、おもちゃや絵本などカラフルなものが多くなりがちなので、空間はシンプルなほうがいいと思ったんです。実際、ものを置いてみるとちょうどよい感じになっています。

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——照明のセレクトや使い方も一つ一つこだわりを感じます。キッチンの照明の「TAMA RIVER」のサインも効いていますね。窓側の照明器具はガス管ですよね? 中に配線が通っているのですか?

ご主人:そうなんです。もちろんガス管としてはダミーです。通常は壁の中に隠れるものですが、インダストリアルな感じが気に入っています。赤いハンドルで調光できるようにしたかったのですが、それは無理でした(笑)。

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——ダイニングテーブルの上には、複数の電球が吊るされていますが、大きさも高さもランダムで、絶妙にコーディネイトされていますね。これは入居してから、整えられたのですか?

ご主人:はい。照明器具はネットなどで購入したものです。こんな雰囲気にしたくてパイプを設置し、コードを巻き付けて長さを調整しました。部分的に見ていると良くても、全体で見るとしっくりこなかったりして、なかなか難しかったのですが、何度もやりなおして、現在の状態に落ち着きました。

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——Lさんご夫妻の家づくりは、ファッションのコーディネイトのようですね。とても自由な感覚で、好きなテイストを盛り込んで、家全体をつくりあげていらっしゃるように感じます。

奥さま:一番のポイントは全体の統一感とバランスだと思います。アクセントや差し色になるものを入れてみたり、ちょっと崩してみたり、そういう意味ではファッションの感覚に近いかもしれません。

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予算をLDKに集中させ、他はDIYで、
思い描くリノベーションを叶える。

——壁にアート的なイラストやタイポグラフィが施されていますが、これはLさんご夫妻がDIYされたとか?

ご主人:LDKの人物の絵は妻がフリーハンドで描きました。寝室のタイポグラフィと収納の扉の家族の似顔絵、ウォークインクローゼットのサインは私です。タイポグラフィはプリンターで印刷した文字を切り抜いて、型紙をつくって塗装。ウォークインクローゼットのサインはデパートの地下駐車場で、黄色と黒のサインを見てアイデアを思いついたんです。こちらはマスキングテープを使っています。二人とも絵を描くのが好きなので、自分たちのセンスで思いつくままに描いたんです。

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——寝室とウォークインクローゼットはコンクリートの壁に、カーペットの床とシンプルですね。

ご主人: 実は寝室とウォークインクローゼットは、床の解体だけをしてもらって、DIYで仕上げたんです。壁紙をはがせるところははがして躯体のコンクリートを露出させ、ボードが入っていてはがせないところは、壁紙の上からペンキを塗りました。壁のカーペットも自分で張りました。やりたいことが多くて、予算を調整する必要がありましたから。

——思い切って予算をLDKに集中させることで、思い描いていたリノベーションを叶えているんですね。

ご主人:その選択をしなければ、LDKをあそこまで満足できる空間にできなかったと思います。DIYはとても大変だったけれど、良い経験になりました。

——寝室のタイポグラフィは、どんな意味の言葉が書かれているんですか?

ご主人:私たち二人のクリスチャンネームと子どもの名前、あと実家にいる犬の名前です。「BIG THANKS TO」のところには、設計をしてくれた「office echo」の名前を。時間ができたら、「リビタ」の名前も入れようと思っています。

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——お話をお聞きして、ご自分たちで主体的に手をかけて、丁寧に家をつくっていかれたことがよく伝わってきました。

ご主人:自分たちのアイデアだけではなく、「リビタ」のコンサルタントの大嶋さんや「office echo」の江本さんからも、たくさんのアドバイスや提案をもらいました。チームとしての連携も素晴らしかったし、私たちの漠然とした言葉を適切にピックアップし、きめ細やかにサポートしてくれました。みなさんの力があったから、思い描いていた通りの家づくりができたと感じています。

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文:村田保子/撮影:古末拓也
取材・撮影:2016年1月
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