リビングは徹底的に。それ以外は柔軟に
- 所在地:
- 東京都杉並区
- 居住者構成:
- 夫婦
- 専有面積:
- 77㎡
- 間取り:
- 2LDK
- 既存建物竣工年:
- 1984年
- リノベーション竣工年:
- 2009年
―こちらに住む前は、どのような住居にお住まいでしたか?
三鷹の賃貸マンションで、45m²、2DKの間取りに住んでいました。1階で湿気が多くて日当たりが悪かったのですが、デザイナーズマンションだったから家賃もそれなりでした。
―家を購入しようと思ったきっかけは何ですか?
1年くらい住んで、引っ越しを検討しましたが、今以上の条件を求めると家賃も高くなるし、毎月支払っていくのはもったいないと感じるように。もともとインテリアが好きで、空間にもこだわりがあったのですが、賃貸だと自分の好きにできないという不満もあったから、買ってしまったほうがいいかなと考えました。
―新築・中古・リノベーションの中で、なぜリノベーションを選んだのですか?
最初から中古と決めていたわけではなく、新築一戸建てやコーポラティブハウスなどを検討していました。新築マンションも見学したのですが、デザインが画一的であまり魅力を感じませんでした。車を持たない生活なので駐車場も使わないし、豪華なエントランスなども必要ない。それより自分たちの生活に合わせて、スイッチプレートひとつから選んで、つくっていける家を求めていたんです。
「リノベーション」については、雑誌などで見て知っていたのですが、どうやってついくればいいか、誰に頼めばいいか分からず、不安も大きかったから、最初は考えていませんでした。でも、たまたま知ったリビタのリノベーションセミナーに参加して、リノベーションの流れやスケジュールなどを分かりやすく解説してくれて、不安がなくなり、セミナーが終わったときには「お願いできるならやりたい!」と、すぐに申し込みを決めました。 前に住んでいた賃貸の更新までに引っ越しをしたかったのですが、物件さがしや設計、工事にどれくらいの時間がかかるのかが事前にアドバイスをもらえたので、スケジュールが立てやすくて助かりました。
―中古を買うことに対する不安はありませんでしたか?
二人ともドイツ、イタリアに留学経験があり、ヨーロッパの古い建物が好きなんです。ヨーロッパでは建て替えをせずに、内装だけを直して住み継ぐのが当たり前だから、中古をリノベーションすることに抵抗はなかったし、その方が自分たちの志向にも合っているように思いました。
―この住まいを購入しようと思った決め手は?
70m²以上と広く、窓が多くて戸建てっぽい雰囲気で、余裕があるところが気に入りました。希望通りのエリアだったし、予算内で収まる金額だったことも決め手です。物件価格は予定していたよりも安く収まりました。低層物件で落ち着きがあるし、隣接する敷地に森があって、都内なのに緑が豊かな環境であることも良かった。リビタのコンサルタントからも「管理がしっかりしていて、おすすめ」と言われていたのですが、入居後その意味が分かりました。清掃やセキュリティが万全で、共有部分の雰囲気もいい。本当に安心して暮らせて、満足しています。
物件購入時にも、予算や設計について「この壁を壊して、こう直すとこれくらいの価格」とリビタのコンサルタントに相談できたので、迷うことなく購入に踏み切れました。壁を壊して自分たちの希望するリノベーションができるかどうかも、物件見学した時にその場で確認できたので安心でしたね。 実際のところ共働きで多忙なため、家づくりに取り組める時間や労力も限られていたので、リビタのフルサポートサービスを活用できて助かりました。それほど、苦労をせずに良い物件を見つけることができたし、設計もスムーズに進めることができましたから。
―プランのコンセプト、こだわりのポイントは?
もとの物件は3LDKで、玄関や廊下の天井が板張りになっていたり、つくりつけの収納もデザインが良く、素材も上質なものが使われていたので、良いところは活かしながら部分的にリノベーションしていくことにしました。
◎美術館のようなリビング
美術館のようにシンプルな空間に、インテリアでアクセントをつけるイメージで、もとのリビング、隣の和室、ダイニングをひとつの空間にして、18畳ほどもあるL字型の大きなリビングダイニングにしました。リビングには床暖房と無垢のフローリング、躯体をむきだしにした天井と壁を塗装にするというこだわりがあり、そこだけは譲れなかったので最優先に取り組みました。床暖房に対応していて、遮音等級を満たす素材をいろいろ検討して、栗の無垢をセレクト。塗装は散々迷った結果、リノベーションらしい躯体の素材感を活かすため、透明感のある白を選びました。
◎良いところは徹底的に活かす
玄関と廊下は、気に入っていた板張りの天井をそのまま残し、壁はクロスにして予算を調整しました。キッチンも新しかったので、収納の表面の仕上げだけを変更してそのまま使っています。廊下をはさんだ反対側に個室が2つあるのも、理想的な間取りだったので、そのまま活かすことに。ひとつは寝室として、もうひとつは、今のところ予備室として使っています。
◎古いところは迷わず新しく
お風呂はとても古かったので、迷わず取り換えることに。INAXのユニットバスをセレクトしましたが、最近ではユニットでも、壁の色やテクスチャーがいろいろと選択できるから、好みの雰囲気に仕上げることができました。一方でトイレは既存利用です。設備に関しては、古くて使えないものと活かせるものがはっきりしていたので、案外迷わずに既存か新規かを決められました。
◎押し入れをワークスペースに
リビングに隣接していた和室には、押し入れがあったので、そのスペースを活用して、趣味の音楽関連の機材やCDを収納するスペース、デスクにしてパソコンなどを楽しむワークスペースにしました。リビングには、できるだけ物を置かない方針なので、デスクなどの機能的な家具も少ないほうがいいかなと思います。引き戸もつけて、使っていないときは隠せるようになっているから、リビングがすっきり見えていいですね。
―引っ越してきてから、変わったことはありますか?
窓が多くて一日中光が良く入るので、驚いています。家のどこにいても風通しがよくて、居心地も抜群です。今後は、リビングにプロジェクターをつけて、塗装した真っ白な壁に投写して、映画などを楽しみたいなと思っています。
”こんな暮らしがしたい”というお客様の頭の中の憧れをカタチにする、リノベーションワンストップサービス。専属のコンサルタントが、資金計画からローンのご相談、物件探し、設計、施工、アクター対応まで一括サポート。理想の暮らしを叶える住まいを提案、具現化しています。
営業時間 10:00 - 18:00(火・水・祝定休)
TEL 0800-300-1296
HP https://www.rebita.co.jp/renosapo