「好き」からはじまる心地よくて、ちょうどいい空間|住まいのヒント

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暮らし再発見マガジン のくらし by ReBITA
住まいのヒント

「好き」からはじまる
心地よくて、ちょうどいい空間

目 次
  1. 1アートが好き
  2. 2本が好き
  3. 3グリーンが好き
  4. 4友だちが好き
  5. 5服が好き
  6. 6まったりするのが好き
  7. 7「好き」がテーマのリノベーション事例まとめ

「リノベーションで、どんな空間にしたらいいかわからない」というとき。まずは「好きなもの」「好きなこと」を考えてみましょう。読書が好き、料理が好き、絵が好き…。「ただ外の景色を眺めながらコーヒーを飲んだりするのが好き」なんてことでもいいのです。好きなものや好きなことがひとつでもあれば、その要素を軸にリノベーションプランを考える。あなたにとって、心地よくてちょうどいい空間が生まれます。今回は、住まう人の「好き」をテーマにしたさまざまなリノベーション事例をご紹介します。

アートが好き

アートをたくさんお持ちなら、飾りたいアートに合わせてリノベーションを計画しましょう。とくに絵画やポスターを飾るなら「壁の余白」がとても大切です。

こちらは一棟まるごとリノベーションの「リノア目黒大橋」を購入し、「あとリノ」サービスでお好みにアレンジしたIさんご夫婦です。インポートのポスターやドローイングを思いのままに飾ることができる、たくさんの白い壁。北欧家具と相性のよいヘリンボーンの味わいある床。シンプルなインテリアだからこそ、まるで美術館のようにひとつひとつの作品が印象的に際立ちます。

壁面をできるだけ増やし、内装をできるだけシンプルに。そうすることで、たくさんのアート作品が映えるギャラリーのような住まいになります。

お宅拝見「北欧家具とアートのある暮らし」より

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/939

本が好き

少しくらいコンパクトな空間で本を読む方が、本の中に入り込みやすいことがあります。築34年のテラスハウスをリノベーションしたAさんは、家族でシェアする図書室を設けました。

家族みんなの本がしまえるよう、壁面に大容量の本棚を造作。ぎゅうぎゅうではなくゆとりがあるため、探している本も取り出しやすくなりました。照明はあえて抑え、アクセントクロスで落ち着いた雰囲気に。一角はご主人さまのDJブースにしました。お気に入りのレコードをいつでも聴くことができます。

好きな本がぎっしり詰まった図書館は、いつでも遠い世界に連れてっていくれる特別なスペースです。

お宅拝見「メゾネットと家族の図書室」より

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/2413

グリーンが好き

グリーンがお好きなら、住まいにグリーンのためのスペースをつくってみてはいかがでしょう。

築47年の木造戸建てをリノベーションしたOさんご家族。リノベーションでは、玄関横にグリーンのアトリエを設けました。玄関とひとつづきの土間にして、靴のまま屋外と屋内を行き来できるように。土汚れもさっとお掃除できて、とても便利です。上部は吹き抜けとなっており、ハイサイドライトからはたっぷりと自然光が注ぎます。冬でもやわらかな陽光に包まれ、あたたかなサンルームのようです。

リビング側の引き戸を開放すると、グリーンを身近に感じる大空間のLDKに。ときどきお気に入りのグリーンをリビングに移動してもよいですね。

お宅拝見『アトリエと住まい』より

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/3033

友だちが好き

よく友だちを招いて料理をふるまうなら、大きなカウンターのあるキッチンが大活躍。まるでライブキッチンのように盛り上がり、ゲストと会話をたのしみながら料理ができます。

リビタのリノベーションマンションを購入したNさんは、こちらのパワフルキッチンにひとめ惚れ。多い時には20人ほど集まることもあるそうで、大きなキッチンで友人をもてなす様子がイメージできました。キッチンの天板と側面はモルタル仕上げ。継ぎ目のないシームレスな美しさと、塗りムラのラフなおもしろさ。いかにも「暮らしの中心」といった面持ちで、空間にどっしりと鎮座しています。

お宅拝見「パワフルキッチンで叶えた母と娘の二人暮らし」より

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/747

服が好き

すてきな服は、着ても眺めても美しいもの。だからクローゼットにしまうのではなく、空間に飾るように収納してもよいでしょう。

築34年のヴィンテージマンションをリノベーションしたTさんご夫婦。たくさんの衣装をお持ちなことから、大きなふたつのクローゼットを設けました。ひとつは通り抜けができるウォークスルークローゼット。もうひとつはワークスペースの一角にある壁面収納。間口は広く、天井は高く。伸びやかな大判タイルの床と、間接照明の天井で、洗練されたスタジオのような雰囲気です。

「服」を何よりも大切にしているご夫婦は、暮らしの中心にクローゼットを設けました。

お宅拝見「165㎡超の空間とふたつのクローゼット」より

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/571

まったりするのが好き

「とくに何もしないで、まったりする時間が好き」という方もいるはずです。そんなときは、住まいの中にくつろぎスペースを設けましょう。

こちらは築35年のマンションをリノベーションしたご夫婦。大きな公園がほど近く、窓の外にはあざやかな緑の景色が広がっています。ご夫婦ともにリモートワークのため、ふたり分のワークスペースを設けました。それからリビングの窓辺に大きなソファを造作。約2mの幅があるため、ひとりで寝そべったり、ふたりで座っておしゃべりしたり。

仕事の合間に景色を眺めながら、ほっと一息。休日は家事の合間にコーヒーを飲んでひと休み。ささやかだけれど、とても贅沢なひとときを過ごせそうです。

お宅拝見「「働く」と「住む」と斜めの壁」より

▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/629

「好き」がテーマのリノベーション事例まとめ

リビングは広くしたいし、書斎もほしい。できれば演奏ができる趣味の部屋もほしいし、読書に集中できるスペースもあるといいな…。こんなふうにどれもこれも要望していると、かならずスペースが足りなくなってきます。だからこそ原点に返って「好き」を考えてみましょう。仕事の合間の気分転換でギターを弾くなら、書斎兼音楽室に。読書スペースがほしいなら、眺めのよいリビングの一角にベンチを設ける。せっかくなら家全体で趣味をたのしめるようにリノベーションしてもよいかもしれません。

純粋な「好き」からはじまったプランニングは、無理のないカタチでどんどん広がっていきます。「どんな風にリノベーションしたらいい?」と迷ってしまったら、まずは「好き」を探してみましょう。あなたにとって心地よくて、ちょうどいい空間がイメージしやすくなるはずです。

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