「暮らす・遊ぶ・働く」ための
ゆとりある広さの住まい
家で過ごす。そのシンプルな言葉のなかに、たくさんの行動が含まれています。食事や睡眠、入浴といった基本生活はもちろん、家族でゆっくりと過ごしたり、仕事をしたり、趣味をたのしんだり。おうち時間が長くなった今、家は人生の真ん中にあると言えるかもしれません。こうしたさまざまなスタイルに合わせて、ゆとりある住まいにリノベーションしたケースをご紹介します。広さを重視するなら、マンションも戸建ても「築年数が古い物件」を視野に入れてみましょう。
「趣味」と「暮らし」をひとつに
リビタでリノベーションした築32年の戸建てを購入したNさんご夫婦。2階は間仕切りのない36帖以上の大空間。ワンルームのような開放感がある明るいLDKが気に入ったそうです。
大切にしているオーディオは、サウンドが心地よく響くベストポジションにレイアウト。その正面には、ハンス・ウェグナーのラウンジソファを2つ配置しました。お気に入りのソファにゆったりと腰掛けて、音楽に身をゆだねる時間はとても幸せなひととき。さらにその奥は、ご夫婦共有の趣味スペースとなっています。ご主人さまはレザークラフト、奥さまは洋裁と、ものづくりをたのしむための特別な空間なのだそう。
実は1階にはもうひとつ、自転車のメンテナンスや読書のための個室もあります。
自転車、カメラ、コーヒー、車…。たくさんの趣味をたのしむことができる多様な住まいは、建物の広さにゆとりがあるからできたこと。趣味と掛け合わせたビジネスや、リビングでのイベント開催など、こちらの住まいをきっかけに、新たな生き方のイメージが生まれているそうです。
お宅拝見「40段の階段と趣味を深堀りできる家」より
▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/1316
みんなにシェアするキッチン
平日は会社員、休日は料理教室を開催するIさんご夫妻。住まいを兼ねた「おもてなし」のステージとして選んだのは、築40年のマンションでした。リノベーションでは、玄関前に大きなLDKを設け、オープンキッチンをレイアウト。料理教室の生徒さんやゲストも一緒に料理ができるほどの広さを確保しています。キッチンカウンターのほかにも、たくさんのゲストが座ることができるダイニングテーブルを造作。玄関を開けるとすぐに現れる大きなキッチン&カウンターは、ちょっとしたダイニングバーのような雰囲気です。
ゲストに合わせて空間イメージを変えられるよう、照明は無段階調光に。Iさんご夫妻の理想の暮らしを叶えるための、大胆なリノベーションプランから生まれた「みんなにシェアする」キッチンです。
お宅拝見「料理家夫妻とこだわりキッチン」より
▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/2888
ガラスで仕切るワークスペース
築34年のヴィンテージマンションを購入したTさんご夫婦。植栽ゆたかなルーフガーデンが視界に入り、まるで森の中で過ごしているような清涼感。165㎡の広さを活かしながら、ご夫婦のライフスタイルに合わせてリノベーションしました。
LDKは、グリーンや街なみを一望できる位置にレイアウト。その一角にはワークスペースを設けています。仕事に集中したいときは、ガラスの引き戸を閉めて個室に。開放すれば、LDKと一体の広々としたスペースに。そのほかにも雑誌を眺めたり、音楽を聴いたり、電話をかけたりと、さまざまな過ごし方ができるフレキシブルなスペース。リビングで過ごすパートナーの気配や、あざやかなグリーンの景色がガラス越しに伝わってきます。
お宅拝見「165㎡超の空間とふたつのクローゼット」より
▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/571
花のアトリエが暮らしの中心
おじいさまから受け継いだという築47年の木造住宅。こだわって建てられた住まいは、経年とともに味わいが増し「有効活用したい」という思いが強くなっていったというOさん。建物の趣を残しながら、Oさんご一家の暮らしに合わせてリノベーションしました。
住まいに併設したのは、フラワーアーティストの奥さまのアトリエ。玄関から続く土間を広げて、梁をあらわしに。吹き抜けからたくさんの自然光が注ぐ、明るいアトリエが誕生しています。
アトリエの先には、家族が過ごすLDKが続いています。ふだんは引き戸を閉めて過ごし、気持ちのよい季節は全開に。リビングとアトリエが一体になり、たくさんのグリーンやお花を眺めながら過ごせるようになりました。
2階のアトリエの吹き抜けに面した場所には、子どもの学習スペースを設けています。奥さまがアトリエでお仕事をしてるときに、お子さまの気配が伝わるように。花のアトリエを中心に、家族がつながる住まいです。
お宅拝見「アトリエと住まい」より
▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/3033
陽だまりの公園のように
ご夫婦とお子さま3人暮らしのTさん。憧れの青葉台エリアで、リビタでリノベーションした戸建てを購入。築31年ながらも新築のようにリノベーションされており、何よりTさんご夫婦が気に入ったのは「庭・土間・縁側がある」「自分たちで自由に手を入れられる余白が、あえて残されていたこと」でした。
広い土間は、子どもの遊び場としてぴったりなスペース。二面の窓から注ぐ陽だまりの様な光のなかで、自転車の練習をしたり、ブロックで遊んだり。飽きたらひと続きのウッドデッキに出て、ちょっと気分転換を。外で遊ばせてあげられない日でも、ここでならたのしく過ごせそうです。
家と外の境界線を曖昧にする土間スペース。みなさんが想像している以上に、暮らしにバリエーションが生まれます。
お宅拝見「広い土間と高台の暮らし」より
▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/3369
街の小さな図書館
Nさんご夫婦が購入したのは、リビタがリノベーションした築30年の戸建て。木の質感をダイレクトに感じる住まいに生まれ変わっています。
玄関からLDKに向かう途中の、1階のフリースペースは追加リノベーションで本棚を造作し、家族みんなの図書スペースにしました。本棚は、たくさんの本をしまいながらも、余白のスペースも生まれるようにほどよいバランスとボリューム感で計画。素材や仕上げ、色合いはキッチンに合わせ、住まい全体の印象を統一しています。ラーチ合板のユニークな木目があたたかなアクセントに。小さくて、気軽で、ちょうどいい。街の小さな図書館のように、長居してしまいたくなる図書スペースです。
お宅拝見「内外をつなぐ土間と戸建て暮らし」より
▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/5023
広さを求めるなら、古い物件も視野に
自宅で趣味や仕事のためのスペースをつくるなら、ある程度の「広さ」が必要です。しかし最近はコンパクトな物件が多く、理想的な広さの戸建てやマンションを探すことが難しくなっています。
そこでおすすめしたいのが、築年数の古い物件。価格重視の狭い物件が多い今とは違い、昔は各住戸がゆとりを持って建てられていました。もちろん古い物件は間取りや内装、設備が古くなっているため、リノベーションは必須です。また給排水管の交換、戸建ての場合は耐震性や断熱性の確保など、住まい全体の性能を見直すことも大切。それらをクリアできれば、「暮らす」「働く」「遊ぶ」といったさまざまなことにチャレンジできるフレキシブルな住まいに生まれ変わります。
さらに古い物件の魅力がもうひとつ。時を重ねてたことによって醸し出される「趣」や「味わい」です。たとえばヴィンテージマンションなら、既存のレンガをそのまま活かす。古い戸建てなら、大谷石の外構をそのまま活かす。歴史性を残してリノベーションし、メンテナンスをしながらさらに価値を高めていく。そういう住まい方ができれば、古い建物の本当の魅力を味わえたことになります。
お宅拝見「海外暮らしを彷彿させるヴィンテージマンション」より
▶︎ https://nokurashi.com/ownersvoice/10036
「家での過ごし方」を考えてみる
物件を探すときは、「家で何をしたいか」「どう過ごしたいか」を考えることからはじめましょう。会社にいる時間が長く、ほとんど帰って寝るだけの暮らしなら、会社近くのコンパクトなマンションがよいかもしれません。でも自宅で過ごすことが多く、毎日に小さなたのしみを見つけたいなら。ある程度、広さのある物件を考えてみましょう。住戸にゆとりがあればあるほど、趣味の自転車や読書、料理や子供の遊び場所といった+αのスペースをリノベーションで実現しやすくなるからです。
今回ご紹介した事例はすべて、築30年以上の物件です。築年数にこだわらず物件を探せば、理想の広さの物件が見つかりやすくなります。「リノサポ」では、ご希望の暮らしを叶える物件探しからリノベーションまでサポートしています。無料の相談会も随時受付中。私たちと一緒に、家での過ごし方から考えていきましょう。