【2022年版】コミュニケーションが深まるキッチン
5つのリノベーション事例
求めるコミュニケーションの形が異なれば、キッチンも千姿万態。キッチンという場の楽しみ方や活かし方にアイデアがあるリノベーション住宅の5事例をご紹介します。
CASE1:家族の時間が交差する
ビーンズ型キッチン
共働き世帯の暮らしに寄り添い設計された、ビーンズ型のアイランドキッチン。夫婦でお酒を飲みながら料理をしたり、食器を洗いながら子どもの宿題を見たり、出勤の支度をしながら朝食を準備したり……。幅約4mもある伸びやかなスペースが、スムーズな「ながら家事」を叶えます。
そこに居る全員が心地よく過ごせる形を追求して辿り着いた、広々としたビーンズ型のフォルム。見た目のインパクトもさることながら、忙しい暮らしの中でも豊かなコミュニケーションを育むツールとして機能します。中ほどのくびれが各々の視線を絶妙にずらし、家族一人ひとりの時間をおだやかに切り替え。お互いのぬくもりをすぐそばに感じながら、自分の時間も大切にできます。ひとりの時も家族みんなの時も心地よいちょうどいい距離感。キッチン・ダイニングとしての用途だけでない、プラスアルファなシーンが広がります。
コミュニケーションをさらに豊かにする工夫のひとつとして、天然木を使ったデジタルデバイス「muiボード」もセンターに配置。帰宅中の家族に手書きのメッセージを送るといった機能だけでなく、ラジオを聞く、照明を調整するといった多方面で活用しながら、電源OFF時にはやわらかな風合いがキッチンになじみ、主張することなく佇みます。
キッチンを中心に、コミュニケーションと家事を両立させる工夫が随所に施されているリノベーションプランです。
販売物件「麻布東町マンション」詳しくはこちら
CASE2:L型オープンキッチンで
「おもてなし」もスムーズに
得意の料理でゲストをおもてなしするのが好きなお施主様。L型のオープンキッチンは右手にコンロ、左手にシンクがあり体の向きを少し変えるだけで作業できる位置関係で、調理も片づけも配膳もスムーズ。複数人での作業もしやすく、料理を待つゲストとのコミュニケーションもとりやすい形です。天板やキッチンパネル、水切り棚は、ハードに使い込めるステンレスをセレクト。キッチンの奥は洗面室につなげるなど、コミュニケーションに加え日常の家事効率にも配慮してリノベーションしました。
CASE3:仲間と集い楽しむカフェバー風キッチン
気のおけない友人と親密な時間が過ごせる、カフェバーのようなカウンターをキッチン回りに配置したプラン。肘を置くのにちょうどいい高さにしたアール角のカウンターに人が集まり、自然とコミュニケーションが深まります。IHヒーター付きのカウンターは、ゲストの目の前で料理が振る舞えるエンターテイメント性も。天板には大理石を使い、お店のような雰囲気を高めています。キッチンカウンターに加え複数の居場所をつくることで、それぞれのコミュニケーションが楽しめるようリノベーションしました。
CASE4:家族の暮らしをつなぐHUB的キッチン
約45㎡のマンション。夫婦+子1人を想定してリノベーションした空間は、家の中を移動する際にダイニングキッチンを経由するプラン。IHヒーターを埋め込んだカウンターテーブルは最大限の大きさを確保して、ゆっくり過ごせる場所に。ダイニングからは家全体を見渡すことができ、キッチンを中心としたコミュニケーションが自ずと生まれます。コンパクトな住居と小家族であることを逆手に取った、無駄なく効率的なリノベーションプランです。
CASE5:パワフルキッチンが叶える
家族時間と自分時間
料理や食事はもちろん、くつろいだり、勉強したり、仕事をしたり、暮らしの中のあらゆる行為を行うことができる、シンクを備え付けた2.6m×1.5mの大テーブル。モルタルで仕上げていることも、使用シーンを限定しないニュートラルな場所づくりに一役買っています。リビング側は普通の椅子が使える床の高さにしているのもポイント。家族みんなが集まるコミュニケーションの場になる一方、ひとりで過ごす際も効率的な、LDKの機能を集約したプランです。
コミュニケーションを深めるキッチンは、暮らしも深める
暮らしに欠かせない場所であるキッチン。みんなが集まる場所だからこそ、求めるコミュニケーションから形を考えることで、そこでの過ごす時間がより豊かになります。
リノベーションは、そんな理想のキッチンを叶える手段の一つ。自分が求めるキッチンのカタチをぜひ考えてみてくださいね。