海外暮らしを彷彿させるヴィンテージマンション|お宅拝見

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海外暮らしを彷彿させるヴィンテージマンション

目 次
  1. 1戸建てのような暮らし方ができるメゾネットのヴィンテージマンション
  2. 2設計者からの提案で実現した暮らしやすい動線とメリハリ空間
  3. 3リノベだからできる既存利用。建物の歴史を継承するレンガの壁

2歳の男の子を育てる30代後半のNさんご夫妻。今年の夏には次男が誕生予定で4人家族になる。新居として選んだのは、横浜市内の高台にある築46年のヴィンテージマンション。メゾネットで144㎡と十分な広さもある。緑豊かな周辺の環境と、時間を積み重ねて育まれた建物の魅力を活かしたリノベーションについて、お話を聞きました。

戸建てのような暮らし方ができる
メゾネットのヴィンテージマンション

――眺めの良い高台に建つヴィンテージマンションであり、さらにメゾネットタイプのめずらしい物件ですね。どんなところに魅力を感じたのですか?

ご主人 もともとヴィンテージ感のあるものが好きで、たまたま近くに来たときにこのマンションを見つけ、私たちの好きなテイストの建物だなと思い、空き室が出たら見学しようとモニタリングしていたのです。

奥さま 建物が低層で、静かな住宅街にあって、敷地内の共用部にも森のように樹々が生い茂り、ちょっと外国の邸宅のような雰囲気。周辺環境や立地がすごく気に入りました。

ご主人 最初は戸建てを新築することも検討していて、低層のメゾネットは戸建て的な暮らし方ができそうだなという期待もありましたね。

――メインは下のフロアで、玄関土間から連続するリビングは、24.5畳ほどあり、とても広いですね。間取りでこだわったポイントなどを教えてください。

ご主人 リビングを広くしたいというのは一番の希望でした。間取りは基本的に既存の水まわりや階段の位置は変更せず、踏襲する形で何ができるかを考えていきました。既存の間取りでは、キッチンが壊せない構造壁で仕切られて独立。これを移動させるとなると、排気や配管の問題などが出てきてリスクも多くなるためです。

奥さま 下のフロアは、子どもが勉強できるワークスペースをリビングの一角に設けたい、家族全員で使えるファミリークローゼットが欲しい、といった希望を、リビング・ダイニングと絡め、生活しやすい動線になりました。キッチンにパントリーをつくりたいという希望もあったのですが、既存のキッチンのスペース内につくると狭くなってしまいます。階段下を収納として利用するというアイデアに落ち着き、結果的にキッチンが広く使え、トイレ、洗面、浴室への動線もスムーズに。旅先で買い集めた、お気に入りの食器を飾るための食器棚を置くスペースも確保することができました。以前の家ではしまい込んでいたものも、すべて目の届くところに並べることができ、出し入れしやすくなって満足しています。

ご主人 子どもの成長など、生活がどうなっていくか分からない部分も多いため、全体的にあまりつくり込まず、将来のライフスタイルの変化に対応できる柔軟性のある空間になっていますね。設計者の久保都島建築設計事務所が、私たちのリクエストをベースとして、上手く整理してくれたと感じています。提案がとても的確で、暮らしやすさへの配慮について、しっかり意見をくれたことで、とても効率的な間取りに仕上がりました。

設計者からの提案で実現した
暮らしやすい動線とメリハリ空間

――設計者からの提案について、暮らしやすさにつながったところを具体的に教えてください。

ご主人 下のフロアにはリビング・ダイニングと、キッチン、アトリエがあるのですが、最初は玄関から続く土間をもっと広くして、アトリエも土間にしてもいいかなと思っていました。戸建てのイメージがあったので、土間を介して離れの建物にアトリエがあるようなイメージに憧れていたのです。しかし、リビングから階段やアトリエに移動するとき、いちいち靴を履くことになるのは不便だから、階段の周囲はフローリングにしたほうがいいのでは、というご意見いただきました。暮らし始めてみて、本当にその通りにしてよかったなと思いましたね。

奥さま リビングの窓側は、床が一段下がったサンルームになっています。これも久保都島建築設計事務所の提案。境目をフレームのように木の枠で囲うというアイデアを出してくれました。このフレームがあることで、広いリビングがメリハリのある空間に仕上がり、とても気に入っています。

ご主人 全体的に天井をできるだけ高くしたいという希望も強かったのですが、この建物は、梁が天井ではなく各階の床に出っ張っている構造だったので、サンルームは床を下げることで天井高が確保できたことも嬉しかったです。

――アトリエをつくることも希望されていたのですね。現在は、どのような目的で使っていますか?

奥さま 私が趣味で編み物や刺繍などの手芸、リースやスワッグづくりなどをするので、そのためのアトリエが欲しいと思っていました。それだけではなくて、家族みんなで使える創作のスペースにできたらと考えています。

ご主人 キャンプなどのアウトドアが好きで、サーフィンもするので、道具をしまう収納もアトリエにつくってもらいました。当初は、床は汚れても気にならないように土間や足場板にしようかなと考えていたのですが、納期などの関係でリビングと同じフローリングになりました。先程のお話の通り、暮らしやすさという面では、フローリングにしてよかったと思っています。私の書斎は上のフロアにあるのですが、リモートワークをするときは、気分によって場所を変えていて、このアトリエで仕事をすることも。アトリエ部分は上の階に部屋がないので、天井を高くすることができたこともあり、他の空間とは居心地が違って新鮮です。

――上のフロアは子ども部屋、寝室、ご主人の書斎があります。そして広いルーフバルコニーもありますね。

ご主人 子ども部屋は将来的に2つに分けられるように、出入り口、エアコンの排気口、配線なども事前に施工してもらいました。書斎は洗面台と一体化したコンパクトな空間ですが、こもって集中的に作業ができて快適。必要な量の本棚もここに収まっています。洗面台は、ルーフバルコニーで食事をするときに、食器を洗ったりするのにも便利です。

奥さま まだあまりルーフバルコニーを使えていないのですが、今後は植物を増やして庭のように使っていけたらと思っています。

ご主人 サンルームやルーフバルコニーは、ロッキングチェアやハンモックなど、リラックスできる要素も加えていきたいですね。最近は、DIYをするようになって、フローリングと同じオーク材でテレビ台や踏み台をつくりました。DIYで木材をカットするときも、ルーフバルコニーで気兼ねなくできます。

リノベだからできる既存利用。
建物の歴史を継承するレンガの壁

――仕上げの素材については、どのように決めていったのですか?

ご主人 壁は塗装、床はオークの挽板をセレクト。傷や汚れも時間を重ねて味わいになっていくような素材が好みなので、コストはかかってもこだわりのあるものにしたいと思っていました。アトリエや子ども部屋の引き戸は、木枠にガラスの建具にしたので、全体のつながりと開放感が生まれたと感じています。

――リビングの壁の一面はレンガ仕上げで、とても目を引きます。

ご主人 これは既存を利用しました。白く塗装するという提案もあったのですが、とてもキレイな状態だったので、そのまま残したいと希望したのです。せっかくリノベーションをするのだから、可能であれば建物の歴史や痕跡を残したいという気持ちもありましたから。このレンガは、建物の外壁と同じ仕上げで、内外の連続性を強調するようなデザインになっているので、その効果を継承できてよかったと感じています。何年か住んでみて、気分が変わったら後から塗ることもできますしね。

――この建物のヴィンテージ感にも魅力を感じられたとのことでしたが、築年数が経っていることについて不安などはありませんでしたか?

ご主人 この物件は自分たちで見つけたのですが、その前からリビタにリノベーションの相談をしており、購入前にコンサルタントの飯田さんにも一緒に物件を見てもらいました。管理状況や修繕積立金などデメリットになる要素がないか調べていただき、事前に確認することで不安は解消できたと感じています。耐震適合証明を取れることや、住宅ローン控除も使えることも分かり、耐震性についても安心できました。築年数の問題だけではなく、管理規約などで、制限が出ることもあると聞いていたので、その辺りも調査してもらい、希望通りのリノベーションができそうだということで、納得して購入を決めましたね。リビタのリノベーション済み物件を見学したり、飯田さんに何度か内見に立ち会っていただく中で、良いことばかりではなく、デメリットについてもきちんと伝えてくれるという信頼感をもっていたので、安心して契約に臨むことができました。

――リビタのリノサポでリノベーションしてみて、感じたことなどを教えてください。

ご主人 新築で家を建てることも大変だと思いますが、リノベーションは解体してみないと分からないこともあり、不確定要素が多く、さらにハードルが高いのかなと感じていました。リビタは、中古マンションのリノベーションに関して実績も多く、過去に手掛けた事例も好きなテイストのものばかりで、物件選びの段階から家づくりのパートナーとして安心して任せられるという印象でした。不動産会社、建築家、工務店など、さまざまな方に協力いただく中で、最初から最後まで、何かあればコンサルタントの飯田さんに相談すればいいというのは、すごく心強かったです。

文:村田保子/撮影:古末拓也
取材・撮影:2022年3月
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