こだわりの庭と、洋館風戸建てリノベ|お宅拝見

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こだわりの庭と、洋館風戸建てリノベ

目 次
  1. 1快適に暮らすためのリノベを優先。将来は子どもと壁にペンキを塗りたい
  2. 2庭やウッドデッキ、砂場など家族で楽しむアウターリビング
  3. 3構造面の見える化で安心感のある中古リノベーション

ご主人はランドスケープの設計者、奥さまがガーデンデザイナーというNさんご夫妻は、4歳の男の子と1歳の女の子と暮らす4人家族。長女の誕生をきっかけに、手狭に感じていた賃貸からの住み替えを決め、家族がのびのび過ごせる新居を求め、HOWS Renovation Baseとして販売していた戸建てにめぐりあいました。見た目より住みやすさを重視したリノベーションやこだわりの庭、お子さまとともに今後ゆっくり楽しんでいく予定だという家づくりについてお聞きしました。

こだわりの庭と、洋館風戸建てリノベ

快適に暮らすためのリノベを優先。
将来は子どもと壁にペンキを塗りたい

——Nさんご夫妻は、築20年の一戸建てを購入され、主に快適に暮らすための住宅性能に関わるリノベーションを施されました。手を加えたところを教えてください。

ご主人:間取りは1階のリビングと和室の間にあった壁を取り払い、引戸を新設しました。普段は引戸を開けておけばワンルームのように開放的に使えます。壁や天井には断熱材を入れ、ほとんどの窓もペアガラスに交換しました。前に住んでいた家が夏の暑さと冬の冷え込みが厳しかったので、断熱性能はきちんと整えたいと思っていたのです。夏はとても涼しく冷房もよく効きます。中間期は冷暖房なしで、過ごしやすい空間になりました。家族が健康でのびのびと暮らせてほっとできる家であることを大切にしたかったのです。

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——仕上げはどのあたりを変更していますか?

奥さま:床は既存のままですが、壁と天井のクロスは新しくしました。2階は珪藻土クロス、1階は卵殻やコルクを原料にしたクロスを使っています。小さな子どもがいるので、健康に配慮して安心して暮らせる空間にできればという思いでセレクトしたものです。さらに、リビングの一角にはワークデスクと本棚をつくってもらいました。あとはシステムキッチンを新設したくらいですね。

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——間取りや仕上げは、あえて大きく変更しなかったのでしょうか?

ご主人:表面的な意匠の部分は後からいつでもリノベーションできると感じていますが、断熱材などは最初にやっておいたほうがいいと思いました。まだ子どもが小さいので、これから傷がついたり、汚れたりすることも多いと思います。床など今の時点ではリノベーションせずにもっと使い込んで、子どもがある程度大きくなってから、無垢材に変えることを考えたいと思っています。自分たちで暮らしながら手を加えていける余白がたくさんあるので、子どもたちの成長に合わせて少しずつリノベーションしていければと思っています。

奥さま:将来は2階の個室を子ども部屋にするつもりなので、子どもたちと一緒に壁にペンキを塗ったりできるといいですね。クロスも上からペンキを塗れるものを選びました。

ご主人:もう一つの理由として、既存の状態がとてもよく、間取りも仕上げも気に入っていたので、残したいという気持ちもありました。以前お住まいだった方が非常に大切に住まわれていて、家に対する深い愛情を感じました。私たちも同じように大切に住み継いでいきたいと思っています。

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庭やウッドデッキ、砂場など
家族で楽しむアウターリビング

——道路面から階段を上った先にある玄関にはミニマムな日本庭園、リビングに面する南側には芝生が広がる庭がありますね。

ご主人:玄関は私が担当、南側の庭は妻が担当しました。夫婦ともにエクステリアに関わる仕事をしているため、お互いにこだわりが強く、自分の思い通りの庭をつくってみたいという強い希望があり、別々につくることにしたんです。以前日本庭園の設計をしていた時にお世話になった方に石材などをいただいたこともあり、茶室などにある「つくばい」を中心に庭を作ることにしました。「つくばい」の周りには玄関前を彩るように花の咲くものや紅葉する樹木を植えて、日々のくらしの中で季節を感じられるようにしています。

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奥さま:私は仕事では、個人邸の庭を中心に手掛けています。南側の庭は、普段の仕事ではあまり選ぶ機会がない植物を植えるなど、実験的なことを盛り込みながらつくりました。葉の色を楽しむカラーリーフプランツを寄せ植え、色の違いを楽しむ一角を設けたり、ハーブを集めたロックガーデンをつくったり、コーナーごとにコンセプトを決めてデザインしています。

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——広々としたウッドデッキもありますね。こちらもNさんご夫妻が施工されたのですか?

ご主人:ホームセンターのネット通販でキットを購入し、自分たちで組み立てました。フランスのメーカーの製品でしたが、とても簡単に施工することができるんですよ。少し小上がりになっているのは、ガレージの屋根を土台として活用しているから。ここにハンモックを設置して昼寝したり、子どもたちと食事をしたり、アウターリビング的に楽しんでいます。

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奥さま:長男は外でご飯を食べるのがとても好きみたいで、自分からよく外で食べたいといいますね。子どもにとってはデッキが特別な場所になっているみたいです。

ご主人:庭の一角には子どものために砂場もつくりました。この辺りは公園が少ないので、自宅の敷地内に遊べる場所をできるだけつくってあげたいと思っています。長男が幼稚園に通うようになってからは、友達も遊びにくるようになり楽しんでくれているようです。

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——庭や外構、外壁などについても、これから手を加えていく予定はありますか?

奥さま:1階と2階の外壁の色がツートンカラーになっているので、白で塗り直したいと考えています。庭はお隣との境界にバーコラをつくって植物をはわせて目隠ししたいです。階段のアプローチなど、植物を育てられる場所がたくさんあるので、鉢ものなどで珍しい植物を育ててみたいと思っています。

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構造面の見える化で
安心感のある中古リノベーション

——百合ヶ丘の家は、HOWS Renovation Base(※)として販売されていた物件ですが、購入の決め手や気に入ったところを教えてください。

ご主人:インターネットで検索しながらいろいろ探していて見つけたのですが、外観の写真を見て、洋館風のレトロな雰囲気がいいなと感じて、見学することにしたのです。実際に見てみると、築20年とは思えないほどきれいで、間取りも私たち家族にちょうどよい感じ。なにより庭があったことが決め手でした。1階にリビングがあることもよかった。検討した住宅の中には2階がリビングの物件も多かったのですが、私たちにとって庭は大切な場所なので、リビングに近いほうがいいと感じていました。

奥さま:庭が優先だったので、戸建てを中心に新築も中古もどちらも見ていたのですが、新築は敷地が細分化されているケースが多く、予算内で庭のある物件は難しかったです。エリアをかなり広げて探していくと、中古なら敷地に余裕があるものも多いので、状態のよい物件があれば、リノベーションをして自分たちのライフプランにあった住まいをつくっていけると感じていました。

ご主人:リノベーションしてみると、できあがった空間が実際にあるので、広さをイメージしながら計画できるという良さもあると感じましたね。

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——中古に対する不安などはありませんでしたか?

ご主人:
既存の状態がとても良かったですし、図面や過去の修繕履歴がしっかり残っていて、きちんとメンテナンスがされている物件だったので、安心感がありました。またこの物件は、構造や劣化について、事前に調査が行われ、規準を満たしているということが分かりやすく伝えられていたので、解体してみないと構造的な補修にかかる予算が分からないという不安はありませんでした。

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——リビタのサービスを利用してみた感想を教えてください。

ご主人:細かいことにいろいろ対応いただき、スムーズに住宅購入やリノベーションが実現できたと思います。設計や施工の技術的なことだけでなく、金利が有利な「フラット35リノベ」の活用、「長期優良住宅補助金」の申請などについても相談させていただき、資金面の準備も希望通りの形で進めることができました。疑問や不安があった時には、リビタのコンサルタントの鈴木さんにすぐに相談することができる仕組みはとてもありがたかったです。

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(注釈)
※HOWS Renovation Base=中古戸建てのリノベーションを行う上で不安要素となりやすい「構造」や「劣化」に関して、リビタが既存建物の躯体性能の見える化・向上の提案を行い、その改修を前提に販売を行うことで、購入者が、安心して自由設計(インフィルや外構等)を楽しめるベースとなるハコを提供するサービス。

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