フェイバリット・ビュー 私のくらし
#3 ワークアウト
気づいたら集めているもの。見かけると、ついつい手が出てしまうもの。
どんなに忙しくても、大事にしたい時間。自分らしくいるために、欠かせない瞬間。
そんな、日々を彩る「もの」やホットな「こと」がつくりだす、お気にいりの景色=favorite view。
くらしにフェイバリット・ビューをもたらす「もの」や「こと」を、のくらし編集部メンバーがご紹介します。
身体を動かすくらし
今回、のくらし編集部・中田がご紹介するのは「ワークアウト」をするくらし。
友人にヨガを教えてもらったり、パーソナルジムに通ったり。
ストレッチ、ウォーキング、プールで泳ぐなど、身体を動かすことが生活の一部になっています。
ワークアウトというと、黙々と自分の心身と向き合う、ストイックなイメージがあるかもしれませんが、私は“みんなで一緒に”取り組みたいタイプ。
デジタルデトックスのため1人でワークアウトすることもありますが、学生時代に出会ったチアダンスの影響か、みんなと一緒に「いい汗かいたね〜」と笑い合う、そんな時間が好きなんです。
みんなで汗をかきながら
1人だと怠けてしまったり挫けたりすることも、チームでやると頑張れますよね。
所属していたチアダンスチームでは、筋トレは全員で輪になってやるのがお約束。
すごくキツくても、汗だくでも、ピッカピカの笑顔で 「ナイスー!」「頑張ろうー!」ってお互いの目を見ながら声をかけあうんです。
大人になった今でも、誰かと一緒にワークアウトするのが好きなのは「みんなでやるからこそ、苦労もある。その分、乗り越えた喜びも大きい」ことが身に染みているから。
たとえば登山でも、チームで励ましあいながら山頂に行きたい。1人で美しい御来光を眺めるより、曇っていようが、霧が深かろうが、一緒に登ったみんなと並んで見る景色がうれしいんです。
ウェルビーイング、いろいろ
2020年のコロナ禍に、親しい仲間へむけてモーニングストレッチ動画を配信したんです。
一緒に身体を動かしてもいいし、「へー、やってるんだ」って思ってもらうだけでもいい。不安な時期に、ゆるやかにみんなとつながれたら、と始めたんですが、私自身がむしろ励まされたりして。
仲間がいるから、頑張れる。応援することで、応援される。そんなエネルギーの循環が、くらしに広がるといいですよね。
友だちと一緒にワークアウトするのも、そう。
「普段から姿勢がいい人はここの筋肉を意識してトレーニングしているんだ」
といった発見や学びがあれば、サボってしまいそうなとき、励ましあって続けられる。
「みんなもヨガやりたいの?じゃあ私、企画考えるね!」
自分の「やりたい」が誰かの「やりたい」につながるのは、幸せだなと思います。
たどりつきたい景色
「みんなでやるからできる」ことは、ワークアウトに限ったことでもなくて。例えば、早起き。
早く出社すると、なんだか一日が有意義に過ごせそうな気分になりますよね(笑)。とはいえ1人だとなかなか難しい。
だったらみんなで、と社内に立ち上げたのが、朝活サークル。いつもより早く出社して、おいしいコーヒーをいただいたり、お仕事のことやプライベートのことまでゆるりと雑談したり。コンセプトは「朝のくらしに休憩時間を」。良いアイディアが浮かんだりします。
みんなで何かに取り組む「場」や「時間」をつくることを日々のくらしで意識できると、また違った景色がみえるかもしれません。
私にとってのワークアウトは、自分ひとりの達成感を得るためというよりみんなと最高の景色を共有するためにあるもの。一緒に汗をかいたら、いつもの景色が違って見える。そんな瞬間を、くらしのなかにいくつも散りばめられると、いいですよね。