リノサポインタビューリノベーションで「理想の暮らし」を叶えるため私たちができること|住まいのヒント

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住まいのヒント

リノサポインタビュー
リノベーションで「理想の暮らし」を叶えるため
私たちができること

目 次
  1. 1「今」と「将来」を想定した物件探し&リノベーション
  2. 2リノサポを通じて、ご自身の価値観を住まいに投影
  3. 3理想の住まいを紐解くカギとは
  4. 4お客さまには純粋に、住まいづくりを楽しんでほしい
  5. 5あとがき

これまでの記事にもたびたび登場するリノサポ。しかし「具体的にどんなことをやっているの?」「お願いしたらどんなメリットがあるの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。物件探しからリノベーションまでのコンサルティングはもちろん、「人」に向き合い、その先にある「暮らし」までもサポートするのがリノサポです。
今回はリノサポコンサルタントの岩田智里さんが、リノサポについてナチュラルな言葉で語ってくれました。

「今」と「将来」を想定した物件探し&リノベーション

ーリノサポは「物件探しからリノベーションまでサポートしてくれるサービス」と伺いましたが、特徴などをもう少し詳しく教えてください。

リビタは「今」だけではなく、「将来」を見据えた物件とリノベーションをご提案しています。それは長年培った不動産とリノベーションの知見があるからできることです。また間取り変更等の建築的なアドバイスはもちろん、物件の特性や工事上のリスクなどをプロの視点で目利きできる点も、リノサポの強みだと思っています。

リノサポはあくまでもコンサルティングという立ち位置をとり、設計・施工は外部の信頼できるパートナーが担います。だからこそ、第三者のフラットな目線で意見をお伝えでき、それによってお客様にとってより納得感の高い選択ができるように心掛けています。また、施工会社から相見積もりをとることで、工事費用の透明化も図っています。

ー自社で設計・施工をしないからこそ、お客さまの目線に立つことができるんですね。

そうなんです。お客さまのことを最大限に理解して、お客さまが住まいづくりに没頭できる環境をつくるのが私たちの仕事です。「どんな暮らしをしたいか」をとことん考えられるよう、その他のご負担をとりのぞき、お客さまの「やりたいこと」が実現できるよう、プロとしてのノウハウや知識をお貸ししています。住まいづくりは取り掛かってみるとやることが膨大で、時間を取られてしまいがちです。私たちのサポートによってお客様の手間が軽減され、「ご自身が本当に望んでいる暮らし」について考える時間が生まれます。純粋に住まいづくりを楽しめる環境を提供できることが、他社との大きな違いです。

リノサポを通じて、ご自身の価値観を住まいに投影

ー 「のくらし」のお宅拝見シリーズでは、リノサポによってそれぞれの暮らしや価値観に寄り添った住まいを手に入れられた方をご紹介されていますね。たとえば〈機能美と無機質(vol.56)〉のご夫婦は築36年、55㎡のコンパクトなマンションを買って、機能的な間取りにリノベーションされています。

お宅拝見「機能美と無機質」より

こちらのHさんご夫婦は、リノサポを経てご自身の本当の価値観に気づかれた代表例です。玄関を入るとすぐに広々としたLDK、個室は寝室と小さなワークスペース。55㎡の面積を「いかに効率的に使うか」が課題のなかで、「大切にしたいもの」をじっくりと考えられました。そのなかで導き出したのが「機能美」と「無機質」というキーワードでした。
将来ご実家近くに住み替えるご予定があったため、売却や賃貸に出した場合の資産価値を考え、シンプルなデザインに。コンクリート躯体の壁や天井を露出させ、質感をたのしめるように。ステンレスのオープンキッチンは、スタイリッシュで機能的なことからセレクトされています。

お引越し後は、新居に合わせてたくさんの持ち物を処分し、ミニマルに暮らされています。「物を少なくして、模様替えしやすい空間をキープしたい」という価値観が芽生えてきたそうです。

Hさんご夫婦が素晴らしいのは、毎週ご夫婦でミーティングを行い、自身にとって大切なことに点数をつけてそれぞれが持ち寄ることで、条件整理をされていたことです。優先順位を明確にして、お互いの意見を尊重するためには、有効な方法だと思います。

〈165㎡超の空間とふたつのクローゼット (vol.94)〉のケースは、大きな空間に広いウォークインクローゼットやワークスペースを設けるなどして希望されていた要件が明確な印象です。高台の傾斜に階段状に建ち、邸内はスキップフロアで分かれているなど、物件自体も個性的ですね。

お宅拝見「165㎡超の空間とふたつのクローゼット」より

Tさんご夫婦が購入されたのは、窓に映るゆたかな植栽が印象的なマンションです。ご夫婦ともにアパレルのお仕事をされており、建築への造詣も深く、美的感性をお持ちでした。

実現したいイメージが明確だったので、その具現化をサポートすることに重きを置いていました。建築家は、建築とプロダクトデザインの両方を手がけている方をご紹介しています。色の組み合わせ、素材選びはもちろん、形状や納まりなど、細かなディティールにも注力しました。

ー こだわりを実現しようとすればするほど、リノベーションの工事費用も高くなってしまいそうですね。予算感はどのように調整しているのでしょうか。

「パートナーの施工会社に見積りをとるフェーズ」を大事にしています。相見積りをとることはもちろんですが、予算がオーバーしそうな場合は「造作家具をなくす」「床の素材を変える」といった減額プランを複数提示して、お客さまにご意見をうかがいます。このとき「できません」とお伝えするのではなく、「こういったかたちなら実現できますがいかがでしょう」というように代替案をご提案するようにしています。とにかく根気強くやっていきます。

ー 2回目の住まいづくりにリノサポを選ばれるお客さまがいらっしゃると伺いましたが、1回目と異なる特徴はありますか?

そうですね。2回目の住まいづくりとなると、みなさん「やりたいこと」がとても明確です。たとえば〈50㎡台のワンルームと都会のミニマムな暮らし(vol.84)〉のNさんご夫婦は、15年間都心から少し離れた75㎡のコーポラティブハウスで暮らしたことで自分たちが「どう暮らしたいか」「どんなデザインが好きか」といったお客様の価値観がより明確になっています。そこでもっとコンパクトな都心のマンションに住み替え、暮らし方も変える選択をされました。

お宅拝見「50㎡台のワンルームと都会のミニマムな暮らし」より

ちょうど設計打合せの時期にご夫婦がお忙しくなってしまったので、簡潔にご希望をお伝えいただき、それを建築家が汲み取って設計を進めました。引越し後は「時間も労力もかけずに、理想の暮らしが叶った」と、とても喜んでくださいました。

ー 相性の良い建築家をご紹介できたから、スムーズに進んだんですね。

はい。それとご自身の希望をはっきりと伝えつつも、プロのセンスや知識を信頼してくださった点もよかったです。このバランスがあったからこそ、悩まずに肩の力が抜けたリノベーションができたのだと思います。

理想の住まいを紐解くカギとは

ー さきほど「お客さまの理想を、実現できるようにプロとして支えるのがリノサポ」とおっしゃっていました。その中で、大切にしていることは何ですか。

一番はじめの個別相談がカギになると思っています。初回の個別相談ではお客さまに細かくヒアリングします。ご実家を含めて今までどんなところに住んでいましたか? お気に入りの場所はありますか? 趣味は? など…。今日はインタビューを受けていますが、日常では私たちがお客さまにインタビューする側。そうやって暮らしを紐解くプロセスが欠かせません。私たちがお客さまを理解することが、信頼関係を築く第一歩と考えています。

ー 現在リノサポには、数十社の設計パートナーがいるようですね。その中から、お客さまに合った建築家はどのように選んでいるのでしょうか。

リノサポコンサルタントがお客さまの実現したいイメージから、相性が良さそうな建築家を推薦します。3~4社の建築家から、お客さまに1社を選んでいただきます。

全体のフローについては〈リノサポの流れ〉に詳しく書いてありますので、ぜひご覧ください。
https://www.rebita.co.jp/renosapo/service/flow
物件探し・リノベーションが終わった後も、その後の暮らしも含めて長期的にサポートしています。

お客さまには純粋に、住まいづくりを楽しんでほしい

ーお話をうかがっていると、リノサポにしかできないことがたくさんありますね。スケジュール管理、品質管理、リスク管理を徹底しているのは、どんな想いからですか?

「設計会社は設計」に「施工会社は施工」に専念してほしいと思っています。そして何よりも、お客さまに純粋に住まいづくりを楽しんでいただきたい。そのために、建築家からのプランの説明がわかりやすいよう補足したり、施工の仕上がりをチェックしたり、お客さまが気持ちよく進められるように心配りをしています。

リノベーションというと「素敵な空間をつくること」というイメージがあるかもしれませんが、リノサポとして向き合うべき対象は「人」と「暮らし」です。お客さまが心から望む暮らしを引き出し、それを叶えられる住まいをつくるためにリノベーションという手段があります。

あとがき

リノサポコンサルタントとして、ときには厳しく、強く、揺るがぬ姿勢でプロジェクトマネジメントを行い、お客さまの代わりに心を鬼にして、立ち向かっていくときもあるという岩田さん。そんな存在があるからこそ、お客さまは住まいづくりを楽しむことに専念できるのです。

リノベーションの体験そのものが、家族の思い出になるように。自分たちで作った住まいに、心から満足できるように。そのためにリノサポが存在しているということがわかりました。

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