自分たちが住む場所を、自分たちの手で育む。​​「シェアプレイス田園調布南」​​塗装DIYワークショップレポート|シェアする暮らし

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自分たちが住む場所を、自分たちの手で育む。​​
「シェアプレイス田園調布南」​​
塗装DIYワークショップレポート

目 次
  1. 1エリアを「働く」「寛ぐ」「食べる」で分ける。
  2. 2住む場所に愛着を持てるよう、色を選び、塗り重ねる。
  3. 3自分たちの手で、シェアハウスに新しい価値を生み出す。

コロナ禍の新しい生活様式に合わせて、共用部のリニューアルを約3ヶ月かけて実施した、リビタが運営するシェアハウス「シェアプレイス田園調布南​​」。その集大成とも言えるイベントとして、入居者さんとリビタ社員が一緒になって、シェアキッチンの壁を新たな色に塗り替えました。​​
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リビタの「シェアプレイス」では“自分たちが住む場所を、自分たちの手で育む”ことも大切にしています。今回は、さまざまな人たちの想いが詰まった「塗装DIYワークショップ」の企画背景と、当日の様子をお伝えします。

エリアを「働く」「寛ぐ」「食べる」で分ける。

シェアプレイス田園調布南​​」は、田園調布駅や武蔵小杉駅などに近い、東急多摩川線の沼部駅から徒歩7分の大型物件。今年でオープンから11年目を迎えました。

入居者のみなさまに、大切に住み継いでいただいている物件ですが、コロナ禍で在宅ワークが浸透したことにより、共用部に求められる機能や空間に変化が生まれました。

このような背景があり、2020年の冬から物件のオーナーと連携しながら、リニューアルプランを検討開始。オーナーさんには、「シェアプレイス田園調布南」をよりよい場所にしたいという想いで、多方面からご協力いただきました。

ステイホームによって、1Fの共有ラウンジで仕事や勉強をされる方、食事をされる方が混ざってしまっていたので、今回は「働く」「寛ぐ」「食べる」の3つを意識してエリアを分けることに。入居者のみなさまのご意見を聞きながら、調整を重ねた上でプランを固めました。

まずは「働く」。コロナ前は、この小上がりの畳敷きの空間で、よく友人や家族を招いての食事会が開かれていたそうです。

before:WASHITSU

現在はゲストを呼べる人数が限られていることもあり、みんなで使えるワークスペース(COYA)にリニューアル。自室だとどうしても気が緩みがちですが、一緒に肩を並べて仕事ができる仲間がいるだけで、意識が変わりそうですね。

after:COYA(ワークスペース)

そして「寛ぐ」。以前は、「シェアプレイス田園調布南」の近くにある多摩川の土手をイメージした空間が広がっていました。

before:DOTE

こちらは入居者さんの思い出と愛着が詰まった場所だったこともあり、寝転がれる土手のよさを継承しつつ、アウトドアのような寛ぎ方ができる空間にリニューアル。大きなテントが特徴のリラックススペース(SHIBAFU)が誕生しました。

after:SHIBAFU

最後に「食べる」。ダイニングに面したシェアキッチンを更新するために、今回入居者さんと一緒に壁面の塗装DIYワークショップを実施することになりました!
果たしてどのような仕上がりになるのでしょうか?

住む場所に愛着を持てるよう、色を選び、塗り重ねる。

まずは、壁面の色選びからスタート。「シェアプレイス田園調布南​​」にお住まいのみなさまに、ブルー、グリーン、ベージュの3色のなかからお好きな色を選んでいただきました。一人一票まで投票できる仕組みです。

一番投票数が多かったのはベージュ! ということで、今回はシェアキッチンをベージュに塗り替えることになりました。

株式会社NENGOの中込亜矢子さんにご協力いただき、「PORTER’S PAINTS​​」という石の粒子や石灰を含んだペイントを使って、壁面を上塗りしていきます。
中込さんはリビタのシェアハウス「りえんと多摩平」の卒業生で、リビタのオフィスリニューアルなどの際にも、塗装DIYワークショップを実施していただきました。ご退去後も繋がりが続いていくのが、シェアハウス暮らしの素敵なところですね。

まずは、ペインターの吉原佳世さんに塗り方のコツをレクチャーしていただきました。
「PORTER’S PAINTS​​」をハケにつけて、壁にぐるぐると塗り広げます。その後、バツの文字を描くように左右にはらって伸ばしていきます。こうすることで、ペイントを均一に塗り広げることができ、凸凹ができづらくなるのだそう。

レクチャーを受けた後は、三面あるキッチンの壁の好きな箇所から塗装をスタート。
「PORTER’S PAINTS​​」は、肌に優しくてかぶれないところや、塗りムラも味になるところが大きな特徴です。

作業中、ペインターの吉原さんより「卓球のラケットのように、ハケを持ってみてください」というアドバイスが。想像以上に指や手のひらの筋肉を使うので、「手が痛い!」「指がつりそう」という声が聞こえてきました。

各自の部屋でランチタイムを挟み、ペイントがほどよく乾燥してから、重ね塗りの作業がはじまりました。最初はぎこちなかった方も、午後の部が始まる頃には職人のような顔つきになっていきます。

この日は、ご入居検討者の方が内覧にいらっしゃったので、少しだけワークショップに参加していただきました。後日談ですが、いまは「シェアプレイス田園調布南」の一員として暮らしているのだそう。塗装DIYワークショップが新たなご縁を結んでくれました!

そして、約5時間かけて全工程がついに終了!
「以前の壁の色を思い出せないくらい、新しい色が馴染んでいますね」という声もあがるほど、素敵な仕上がりに。また今回のワークショップに参加できなかった入居者さんも、ビフォーアフターに驚きながら喜んでくださっていました。

自分たちの手で、シェアハウスに新しい価値を生み出す。

「シェアプレイス田園調布南」がオープンしてから、約11年住んでくださっているタカさんに、今回のワークショップのご感想と、シェアプレイスでの暮らしについてお話を伺いました。

普段は映像制作会社でビデオグラファーの仕事をしているタカさん。

「僕はオープン初日から住んでいますが、空間のソフト面ではなくて、ハード面に携われる機会はなかなか無かったので新鮮でした。機会があれば他のスペースにも手を加えてみたいですね。
やっぱり、家に手をかけたぶん愛着が湧くんですよ。たとえば、この物件では数年前から屋上に菜園を設けて、夏野菜と冬野菜を育てているんです。」

屋上菜園。コンポストで肥料も手作りしている。

「最初は作られたモノのなかで生活していたけど、自分たちの手で物件に新しい価値を生み出せているような感覚が嬉しくて。今回のワークショップも腕が痛くて大変でしたが(笑)、みんなで温かみのある空間を生み出せてよかったです。

PORTER’S PAINTS​​は、光の加減で色が変わるところが面白いんですよ。光が当たっている場所は明るく見えるけど、そうでない場所は色が濃く見える。想像していたよりも、ずっと素敵な仕上がりになりました。」

共用部のリニューアルを終えて、「シェアプレイス田園調布南」にお住まいのみなさまにアンケートを取ったところ、ご回答者の約7割から「共用ラウンジを利用する回数が増えた」というご感想をいただきました。また、これまでより多くのお問い合わせやお申し込みをいただき、入居者さんが増えつつあります。この春から「シェアプレイス田園調布南​​」がさらに賑やかになりそうです。

今回は大きなイベントの様子をお届けしましたが、リビタのシェアプレイスは、日常のなかに温かみのあるささやかなイベントが溢れています。
リニューアルをして、さらに進化した「シェアプレイス田園調布南」に、一度見学にいらっしゃいませんか? お待ちしております。

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