フェイバリット・ビュー 私のくらし#1 フラワーベース|住まいのヒント

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住まいのヒント

フェイバリット・ビュー 私のくらし
#1 フラワーベース

目 次
  1. 1きっかけは、お引っ越し
  2. 2まずは一輪、フラワーベース
  3. 3この景色が見たくて
  4. 4花のある暮らし、変化の日々
  5. 5フェイバリット・ビュー、これからも

気づいたら集めているもの。見かけると、ついつい手が出てしまうもの。 どんなに忙しくても、大事にしたい時間。自分らしくいるために、欠かせない瞬間。 そんな、日々を彩る「もの」やホットな「こと」がつくりだす、お気にいりの景色=favorite view。
くらしにフェイバリット・ビューをもたらす「もの」や「こと」を、のくらし編集部メンバーがご紹介します。

きっかけは、お引っ越し

記念すべき第一回は、のくらし編集部・宮嶋の偏愛する「フラワーベース」をご紹介します。

もともとインテリアや雑貨が好きで、『お花を活けるもの』というよりは『部屋に飾るもの』として集めていたフラワーベース。
「生活にお花を取り入れよう!」 と目覚めたのは、引っ越しがきっかけでした。

ここ数年、在宅ワークが増えて、家で過ごす時間も多くなり、おうちの中のゆとりを求めて広い部屋へ引っ越すことに。
かくして心に余裕もでき、花を飾ることになった…のではなく、まず手を出したのがグリーンでした。

よくInstagramで見る、シンプルなインテリアに大きな葉っぱの植物がドン、とあるお部屋に憧れていたのです。しかし観葉植物や多肉植物にはそれぞれ特性があり、水やりのタイミングやベストな肥料もさまざま。ともに暮らすとなれば、それなりに手がかかりました。そして、虫が付き物。

虫のリスクは背負えない。やっぱり大きな鉢植えはダメだ、じゃあ何がある?と考えてひらめいたのが、お花でした。切り花やドライフラワーなら、リスクは低いはずだ、と。

まずは一輪、フラワーベース

そうして暮らしを彩るべくたどりついた先が、花を飾ること。

植木鉢は断念したものの、植物の存在には癒しを感じていたので、まず一輪挿しから始めよう、と、それまでオブジェづかいしていたフラワーベースに白羽の矢を立ててみることに。

まずは一輪、とミニマムスタートしたのは、値段も手頃で、気楽に「お花、買っちゃおうかな」って、取り入れやすかったから。ブーケだとセンスが必要な感じがあるけれど、一輪で完結するのは気軽ですよね。

一輪なら花瓶の水替えもサクッとできそうだし、会社帰りにフラワーショップに立ち寄っても大荷物にならずに済む。生活にスッとなじむ様子が想像できました。

お花が目に入ると、気分が上がりますよね。マメな性格ではないから、植物を育てるとなると、気負って疲れてしまいそう。そんな人には、お花の“枯れてしまう”部分も合っているのでは?

この景色が見たくて

フラワーベースのセレクトも、飾ってあるシーンから選ぶことが多いんです。Instagramや雑誌を見て、お花が活けてある状態で、いいな、と思ったら取り入れる。同じ景色を再現して「おお、いいねえ~」って。そこから、他にはどんなお花が合うかな?って広がります。

ベッドサイドに飾っているのはアクタスです。IKEAのスツールの上に置いています。webサイトでこの組み合わせを見て「素敵、絶対やろう」と思って。花とフラワーベースが1対1になるよう活けるとバランスがいい、とお花屋さんに教わって、実践しています。

白いフラワーベースは韓国風。個性的なフォルムゆえオブジェとして稼働していましたが、このたび本来の姿に。
シンプルなインテリアが好きで、白・ベージュ・茶を基調に部屋づくりをしていたんですが、もっと他の色も取り入れたいな、という気持ちもだんだん芽生えてきて。この面積ならちょっと遊んでもケガしないだろう、って冒険したくなってきました。

フラワーベースは気軽に色や形に挑戦できるからいいですね。

花のある暮らし、変化の日々

以前の部屋では、遅く帰って寝るだけだった私の暮らし。今は、出かけたら自然に花屋を探すように。
お花選びのルールはゆるめで、季節やおすすめ、気になったものをファーストインプレッションから選ぶ。詳しくないからこそ、自由な出会いがあるのかもしれません。

ドライフラワーを購入するのは、表参道の『TOKYO FANTASTIC』
水がいらないのがありがたくて。生花だと、ときどき水替えを忘れてしまって…「ごめん!」ってなるので。忙しい時期は、水の心配をほぼしなくていいコットンフラワーを選んだり。お花が、生活の状態を図る指針にもなっている気がします。

フェイバリット・ビュー、これからも

次は、表参道の 『PART OF NATURE』 でカラフルなフラワーベースを買いたいな、と模索中です。

インテリアの軸をしっかり持ちながらも、遊び心は忘れたくない。フラワーベースを飾ることは、憧れを形にすること、見たい景色を自分でつくることなのかもしれません。
専門家ではないので「このお花が!」「この活けかたが!」というのはなくて、素敵だと思える景色を、自分の部屋につくることが心にゆとりを与えてくれる。

とっておきのフラワーベースに、まずは一輪。みなさんの暮らしにも、素敵な景色が広がりますように。

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