初台・幡ヶ谷のくらし-いつまでも“お散歩の後の1杯”が楽しめる街|まちとのつながり

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まちとのつながり

初台・幡ヶ谷のくらし
-いつまでも“お散歩の後の1杯”が楽しめる街

目 次
  1. 1普段着で味わう、近所のとびきりのごはん
  2. 2散歩のあとに1杯。子どもウェルカムのワインの角打ち
  3. 3ときには、交通量の多さがメリットになる
  4. 4昼からビールも銭湯も。自由気ままに暮らしを楽しむ
  5. 5毎日の散歩もお花見も。包容力のある『玉川上水旧水路』

東京オペラシティをはじめ高層ビル・マンションと古い住宅街が混ざり合う初台エリアと、審美眼を持った住人に鍛えられて洗練されたショップが点在する代々木八幡〜幡ヶ谷エリア。隣り合いながら異なった特徴を持つ二つのエリアは、日々の過ごし方に合わせてスームスに行き来して暮らすのが正解。 今回は、幡ヶ谷で4年間暮らして住まい購入のタイミングで初台に引っ越しをしたKさんに、大人も子どもも豊かに愉快に暮らせる初台・幡ヶ谷の魅力を聞きました。

* * *

[Kさんプロフィール]
・家族構成:夫婦+子ども2人(3歳、0歳)
・職業 ご主人 自営業、奥さま 会社員
・趣味 ご夫婦 美術鑑賞 奥さま 街めぐり
(住まい概要)
・分譲マンション
・専有面積:48㎡
・間取り 1LDK+ルーフトップ
・リノベーション竣工年:2019年

* * *

普段着で味わう、近所のとびきりのごはん

Kさん:幡ヶ谷に4年間暮らしていました。渋谷・新宿は自転車で行けるし、下北沢や吉祥寺も京王線で乗り換えれば出られる。どこに行くにもアクセスが良い街です。『幡ヶ谷六号通り商店街』『西原商店街』という商店街は地元住民の支持を集めているショップがたくさんあります。生活必需品も揃うし、贈りものやちょっと良いものが欲しいという時に応えてくれる感度の高いショップも多いです。

西原商店街

Kさん:子どもが産まれる前は夜に出歩くことが多かったのですが、どのお店も食事をきちんと楽しんでいる人が多い印象です。弾けた若い人(笑)は少なくて、美味しいものが好きなんだろうな……という感じが伝わってくるカップルや家族が多い。雰囲気は気取っていなくて普段着で出かけられるけれど、きちんとこだわりのある飲食店が多いエリアだと思います。

散歩のあとに1杯。子どもウェルカムのワインの角打ち

wineshop flow
写真提供:wineshop flow

Kさん:幡ヶ谷の商店街はとても賑わっているのですが、この商店街沿いにある『wineshop flow(ワインショップフロウ)』という酒屋さん兼角打ちのお店が好きです。おしゃれな空間で、一人でふらっと1杯飲みに行ったり、周りのお店で食事をして2軒目に行ったりします。

wineshop flow
写真提供:wineshop flow

Kさん:お酒を扱っていますが子どもウェルカムのお店で、散歩帰りに息子がベビーカーで眠ったらフロウに寄って1杯飲んでから帰るんです(笑)。土地柄や住人の影響もあると思うのですが、このエリアのお店は子どもに優しくて寛容です。こういう側面があるのも、私がこのエリアを好きな理由の一つです。

wineshop flow
写真提供:wineshop flow

●施設情報
wineshop flow
住所:東京都渋谷区西原2-28-3 クローバービルB1
営業時間:月〜土曜日15:00-24:00、日・祝日15:00-20:00
休み:不定休

ときには、交通量の多さがメリットになる

Kさん:4年間暮らして幡ヶ谷エリアが大好きになったのですが、子どもが産まれるタイミングで広い物件を探して初台に引っ越しました。初台は下町っぽい個人商店とチェーン店が混ざっていて、子ども連れの家族も単身者も心地よく暮らしているイメージです。初台の商店街に『初台スーパー』という個人商店が集まっている場所があって、レトロなビルの中に八百屋さんや魚屋さんが入っています。周りにはお惣菜屋さんもあって、駅前の商店街で食材の買い出しは十分にできます。

初台スーパー
初台スーパー

Kさん:初台は甲州街道があるので、トラックや救急車などの“働く車”がたくさん通るんです。それが息子は嬉しいみたいで、じっと見ています。交通量が多いというと暮らすエリアとしてデメリットに感じますが、子どもがいると実はこんなメリットもあるんです。あと、羽田新ルートになった飛行機が上空を飛んでいて、息子と見上げながら「どこに行くのかなー。また乗りたいねー」って会話をよくします。飛行機が飛ぶのは日中から夕方なので、音が気になることはありません。

昼からビールも銭湯も。自由気ままに暮らしを楽しむ

BathHaus
写真提供:BathHaus

Kさん:最初にこの『BathHaus(バスハウス)』さんを見つけたのは旦那さんでした。彼から「銭湯とクラフトビールが飲めるバーが一緒になった面白いお店がある」と聞いて、息子とお昼に食事に行ったのがはじまりです。入り口は小さな飲食店の雰囲気なのですが、そこが銭湯の入り口にもなっています。息子とランチをしていたら、お風呂上がりのお兄さんが隣に座ってビール1杯飲んで帰っていきました。

BathHaus
写真提供:BathHaus

Kさん:このエリアは自由な雰囲気があって、お昼からビールを飲んでいる人も遅めのランチをとっている人も同じというか……、どんなことも許容して楽しんでいる人が多いから自由な空気感があって、私はこういう雰囲気を持っているこのエリアが好きです。クラフトビールの種類が多くてビールがすすむおつまみもありますが、子どもも食べられるカレーやサンドイッチもあって、朝・昼・夜といろんなシーンで楽しめるお店です。

BathHaus
写真提供:BathHaus
BathHaus
写真提供:BathHaus

●施設情報
BathHaus
住所:東京都渋谷区西原1丁目50−8
営業時間:8:00-20:00
休み:第4水曜日

毎日の散歩もお花見も。包容力のある『玉川上水旧水路』

Kさん:子どもができてからは、お昼に出歩くようになりました。『玉川上水旧水路』という代々木三丁目から笹塚一丁目をつなぐ緑道があって、私も息子もお気に入りの散歩コースです。子どもたちが遊ぶ隣で、おじいちゃん・おばあちゃんがお弁当を広げてピクニックしているような緑道で、春は桜がきれいで緑道でお花見をするんです。歩いて代々木公園も行けますが、小さな子どもがいると近くてすぐに遊べる緑道は重宝します。

玉川上水
玉川上水旧水路

渋谷区というと、スクランブル交差点やコンクリートジャングルが浮かびますが、渋谷駅から歩ける距離に豊かな住宅街が広がっています。新宿や下北沢など主要なショッピングエリアが近くにありますが、そこまで行かなくても地元の初台・幡ヶ谷エリアで十分に暮らしを楽しんでいるKさんの様子が伝わってきました。美味しいもの好きで感度の高い住人がのびのびと暮らす街は包容力も高い様子。これから歳を重ねてライフステージがどんなふうに変わっても、Kさんは“散歩の後の1杯”を楽しんでいそうです!

 

コンサルタントから耳より<初台・幡ヶ谷エリア>情報

初台・幡ヶ谷エリアの特性を見てみると、甲州街道で分断された南北で性格が変わります。

南側は代々木上原エリアと相まって感度の高い店舗が多く、北側と比べるとより落ち着いた印象を持ちます。特に西原エリアは渋谷区内でも屈指の高級住宅街のひとつです。

北側は短大などもある為か、比較的若い世代が集まっている印象。一方で初台の「不動通り商店街」、幡ヶ谷の「6号通り商店街」のような古くからの商店街も特徴です。

物件情報は先述の甲州街道や、山手通りのような大通り沿いの中高層マンションが多く見られるので騒音を気にする場合は要注意。大通りから少し入ると用途地域が変わり、戸建てや低層のアパートや戸建てが多くなります。都心からも近く、新陳代謝を繰り返すこのエリアは、将来的にも変化にも柔軟に対応できるエリアと言えるのではないでしょうか。

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