【神田エリア】
フットワーク自由自在のまち
オフィスから始まる自分リズムのくらし
神田エリアに住んでみる?
1日の大半を過ごす場所を、どうやって選ぼうか。暮らしやすさはもちろん、一歩先を考えてみる。例えば、眠気覚ましのコーヒー、アイディア探しの散歩。息抜きの甘いものに、パワーにつながる食事。いろいろな表情を持つ街なら、どんな瞬間も受け止めてくれるだろう。古くから働く人々をつないできた神田エリアは、きっと自分らしく暮らしと仕事、オンとオフを行き来できるはず。
「このまちのくらしを、探そう。」
そんな思いで歩いてみたら、見える景色も少し変わってくるかもしれません。
のくらしが、実際に神田エリアを歩いて見つけた「このまちのくらし」をご紹介します。
はたらく街の青い空
神田・須田町エリアへは、JRに東京メトロ、都営地下鉄につくばエクスプレスなど、6路線が利用可能。JR神田駅から東京駅まで2分、成田・羽田にも出やすいから地方へのアクセスも抜群。
今日はまず、都営新宿線「岩本町」駅から歩き始めてみる。
無骨だけれど、絵になる高架下を歩いてゆく。
ビルの谷間にぽこんと現れたのは、柳森神社。
オフィス街を守ってきた「おたぬさん」にご挨拶。ユーモラスな表情のたぬき尊像は「たぬき=他抜き」、商売繁盛を司っておいでなのだそう。
リサイクルショップも、オフィス街ならではのラインアップ。こまめにチェックすれば、掘り出し物との出会いがあるかもしれない。
軽めのランチに『肉の万世』でかつサンドをテイクアウト。
定番がすぐに手に入る安心感がうれしい。万世橋だから「万世」なのか、と改めて気づいたりする。
秋葉原駅も徒歩圏内。
仕事中、足りない電子機器があったら散歩がてら買いにいこう。
電車も右肩上がりで、縁起が良さそう。ビルも多い「都会の景色」ながら、空の青さが印象的。
江戸時代には8つの道が集まり、神田川の舟運の拠点もあったという。交通・物流を担っていた土地だからか、遠くにつながる、広がりを感じさせる風景があちこちに。
先達にご挨拶
やはりここは行っておかねば、と商売繁盛、医薬健康、開運招福を司る神田明神へ足を向ける。
昭和の文豪も飲んだであろう甘酒でほっとひと息。
長く続いているものにあやかる気持ちで。
さらに足を伸ばして、聖橋から電車を眺める。
駅が近いから、走行音もコトンコトンと心地良い。程良い間隔で行き交う電車を見ているうち、頭の中がクリアになっていく。新しいマインドフルネス、発見。
文豪にあやかるといえば、山の上ホテルを詣でないわけにはいかない。
作家の「ホテルでカンヅメ」といえば、ここが筆頭株。竣工86年・創業70年の建物と、訪れた文化人たちの息吹に触れる。
老朽化に対応するため、2024年2月13日より当面は休館。
どんな形であれ、憧れのホテルが戻ってくる頃には、今よりも成長した自分でありますように、と気合をいれる。
散歩の途中、甘いものが食べたくなって
気づけば淡路町まで来ていた。
ひときわ近代的な佇まいが目を引く総合施設、ワテラス。散歩中のひと休みにちょうど良さそうだ。
すぐそばには、長きに渡り「これぞ日本の洋菓子」を提供しつづける『近江屋洋菓子店』がある。
シンプルでベーシック。愛されつづける甘いものは、手土産にも喜ばれそう。
レーズンサンドは3時のおやつや来客時のお茶菓子用に、オフィスに常備しておきたい。
オフィスに戻るまで我慢できないときは、ワテラスのオープンスペースでパクッといっちゃうのもいいかも。
◉近江屋洋菓子店
東京都千代田区神田淡路町2-4
おおらか、明治大正昭和の香り
ふとした街角に、ノスタルジックな雰囲気を漂わせる神田須田町界隈。
この一帯は戦災を免れたため、戦前の東京の面影が残っているのだとか。
古くは明治創業、昭和初期に造られた建物のまま営業している店舗も。
池波正太郎のエッセイで読んだことのある店が、あちらこちらに。
いつか何かのお祝いでパーッと訪れてみたい、と心にメモしつつ、ふらっと入った喫茶店は『ショパン』。
飴色のライトに照らされた店内には、サードウェーブなんてどこ吹く風の、濃いコーヒーがよく似合う。
「CHOPIN」が正しいスペルだけれど、よく見ると店内のステンドグラスには「SHOPIN」の文字も。
「SとCを間違えちゃったんだけど、先代がまあ、いいわって、そのまんま」
と店のマダムが教えてくれた。
店名に関わる部分を「まあ、いいか」と笑って受け入れるおおらかさに憧れる。
歴史はあれども、重くない。この軽やかさも、この街らしさのひとつだろうか。
いつもの仕事場から景色を変えたいとき、じっくり考えごとをしたいときは、ここでゆっくりコーヒーを飲もう。
◉ショパン
東京都千代田区神田須田町1-19-9
夜の訪れ、エナジーチャージ
日が暮れて、街はすっかり夜の景色に。
『肉の万世』や『mAAch ecute(マーチエキュート)神田万世橋』に灯る明かりが、この街の終業ベル。
仕事帰りの人々からリラックスした雰囲気が流れだして、昼間とは違う活気が溢れてきた。
『mAAch ecute神田万世橋』は、かつて万世橋駅だった場所を生まれ変わらせた商業施設。赤レンガや階段など、街のランドマークだった駅舎を生かした造りに、デザイン性の高い雑貨やアート作品が並ぶ様子は一見の価値有り。
連続する美しいアーチをくぐるうちに、1日の疲れがほぐれていくようだ。
腹が減ってはなんとやら、JR・地下鉄神田駅方面に向かう。お目当ては『味坊』。
ラム肉をはじめ、中国東北地方の郷土料理が楽しめる人気店。大勢で行くなら予約はしたほうがベターだけど、平日夕方のちょっと早い時間に1人であれば、座れる確率はグッと上がる。
スープカレーチャーハンにラム水餃子、ラム串をノンアルコールビールで。
疲労回復にスパイスとラム肉が効いてくる。
さくっと食べて、もうひと頑張りしようかな、なんてときのパワーチャージ飯にぴったりだ。
いろいろな働き方が増えた昨今。「どこでも仕事はできる」のも真理だけれど、自分で働く場所を選べるぶん、迷うのも本音だったりする。どこで、どんな風に働きたいのか。
神田須田町エリアで見えてきたのは、街のリズムと一緒に働く自分の姿。
街角ごとにいろいろな表情を持つこの場所で、フットワークも軽やかに働いてみたい。
◉味坊
東京都千代田区鍛冶町2-11-20 1F・2F
このまちのくらし
<休日・理想のスケジュール>
朝:朝から自分のオフィスへ。24時間使えるシェアオフィスだから、どんな時間でも気兼ねなし。コーヒー片手にさくっとメールチェック。
昼:オフィスの共用スペースのひとつ、ラウンジを貸しきってパーティーの準備。街で調達した食材をキッチンで簡単に調理をしたり、1階・B1階のショップでフードをテイクアウトしたり、いろいろな使い方ができる。
夜:仕事仲間とその家族を招いて、ささやかなパーティーを。キッチンもあるラウンジは、ちょっとした集まりにぴったり。アクセスも良いし、自宅ほど距離感が近くならないのがいい。こんなオフィスパーティーができるのも、共用部が充実したシェアオフィスならでは。
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