まちをシェアする暮らし
シェアマップ談義
~聖蹟桜ヶ丘編~
リビタが運営するシェアハウス「シェアプレイス」の各物件には、近隣のおすすめのお店やスポット、気になる場所などを入居者が記入して共有できる「シェアマップ」が設置されています。シェアプレイス内のコミュニケーションボード的な役割を持ち、入居者同士の交流のツールとして使われることも。
そんなシェアマップをアップデートする本企画も、気づけば第3弾! 今回は、人気アニメ『耳をすませば』でもお馴染みの聖蹟桜ヶ丘エリアのおすすめスポットを調査しました。新宿から約30分の距離にあり、利便性と自然が共存するこのまち。「シェアプレイス聖蹟桜ヶ丘」に入居する皆さんにお話を伺ってみると、“都心から少し離れた郊外エリア”ならではの暮らしの魅力が見えてきました。
参加者
(左から)
ちーちゃん(32) 建築系会社勤務
急遽引っ越しが必要になり、初のシェアハウスへ。内見した当日に契約し、あっという間に入居歴2年。
くるみさん(34) 内装設計・デザイン
フリーランスになるタイミングで、人と気軽に話せる環境が欲しいと思いシェア暮らしをスタート。できるだけ都心から離れた物件を探していたのだそう。
せいさん(41)システムエンジニア
普通のマンションを探していたが、「イマドキで面白いかも?」と思い立ち、シェアハウスを選択。学生寮の経験あり。
ねもちゃん(29) リビタ運営担当
シェアプレイス聖蹟桜ヶ丘の物件担当になって半年ほど。過去には4軒のシェアハウスに住んだことがある。
ニュータウン聖蹟桜ヶ丘
“このまちらしさ”が溢れるおすすめスポット
ーー駅周りは商業施設もあって栄えていますが、すぐ近くには川や森があってのんびりとした雰囲気もありますよね。普段、皆さんがよく行くおすすめスポットをぜひ教えてください!
くるみ:私は、河川敷にふらっと行くのが好きなので、多摩川沿いにある「一ノ宮公園」によく行きますね。芝生でヨガをしている人たちもいて、すごく気持ちよさそうなんですよ。
ちーちゃん:たしかに、よくヨガやってるよね!
くるみ:近くにある「サクラテラスモール」の中には、会員になるとヨガやサップ、ボルダリングが楽しめる総合施設が入っていて。「いつかやりたいな〜」と思いながら、私は河川敷を歩いています(笑)。ウォーキングが趣味なので、坂の上の方までぐるーっと行くこともありますね。「桜ヶ丘公園ゆうひの丘」は、見晴らしがよくて、夜景スポットとしても有名です。
せいさん:入居者の中に、ウォーキングとかランニングをしてる人は結構多いよね。物件自体も川沿いにあるし、運動すると気持ちいいから。
ちーちゃん:あと、「いろは坂桜公園」はお花見に最適。ものすごく桜がきれいに見えるんですよ。ちなみに、公園から物件を見下ろせるので、誰のお部屋かなって遠くから覗いて遊んだりしていました(笑)。
ーーおすすめスポットとして、まず公園が出てくるというのも、自然が多い聖蹟桜ヶ丘らしさなのかなと感じています(笑)。
せいさん:たしかにそうかも。僕はアウトドアが好きなので、周辺にバーベキュー場やキャンプ場が多いのも嬉しいポイントですね。とくにおすすめは、物件から歩いて行ける「大谷戸公園キャンプ練習場」。多摩市が運営しているので価格も安いし、レンタル用品がすごく豊富で何でも借りれるんですよ。一般的な予約サイトでは出てこないので、本当は教えたくないくらいの穴場です(笑)。
ちーちゃん:昨年の秋くらいにみんなでバーベキューしに行ったよね。せいちゃんが買ってきてくれた牛タン、また食べたい~!
せいさん:めちゃくちゃ美味しかったよね。じつは昨日も第2弾で、大谷戸公園に行く予定だったんですが、前日に雨が降ってちょっと心配だったから、急遽物件の庭でのバーベキューに切り替えたんです。
くるみ:みんなで歩いて買い出しに行って。普段の買い物は「コモディイイダ」が多いけれど、物件内でパーティーをするときは、「食品館あおば聖蹟桜ヶ丘ザ・スクエア店」をよく使います。お肉が安い!
ねもちゃん:ほかの「シェアプレイス」は、基本的にテラスが火気厳禁なので、外でバーベキューを楽しめるのも聖蹟桜ヶ丘ならではだなと思います。
ちーちゃん:知らなかった! 涼しくなってきたら、庭でさんまを焼きたいな。
一同:うわ~いい!
ーー最高ですね! 物件内でパーティーやイベントをすることも多いですか?
くるみ:月2回くらいは何かしら開催されているよね(笑)。入居者の中に料理が好きな人、通称“料理長”がいるので、「何か食べたい」って言うと、「じゃあつくりますか」みたいな感じでつくってくれるんです。
せいさん:この間は、「最近肉が多いから魚食べたいね」ってなったので、みんなで日野市までレンタカーで新鮮な魚を買い出しして、料理長に捌いてもらう「魚の会」をしました。
ねもちゃん:15人弱くらい集まりましたよね。
ちーちゃん:お刺身めっちゃおいしかった……。
せいさん:お酒が好きなメンバーが多いんですが、入居者の中でも日本酒を買うなら「小山商店」と言われていますね。僕自身はまだ行けていないのですが、歴史ある酒屋さんで、地酒の種類がすごく豊富なので、そこで買ってきたお酒をパーティーのときに出してくれる人も多いですね。
ちーちゃん:みんないいお酒を自分の部屋に隠し持っているよね(笑)。何気ない日のご飯でも、人が集まってきたら各々お酒を持ち寄って、一緒に飲み比べをしたりするのも楽しいんです。
利便性と自然の豊かさが共存する。
郊外ならではの穏やかな暮らし
ーー都心からは少し離れているからこその過ごし方や、入居者同士で楽しめるスポットがいろいろあるのがいいですね! 暮らしの面でいうと、聖蹟桜ヶ丘での生活をスタートする前と今とでは、まちの印象って変わりましたか?
ちーちゃん:だいぶ田舎なのかなと思っていたけれど、実際に住んでみると、生活には全然困らないですね。むしろ、駅前がごちゃごちゃしていないのがいいかも。広々していて、ゆとりがあるし。
くるみ:そうそう、人が都心より少ないから落ち着けます。
せいさん:周辺の立川、八王子と比べても、聖蹟桜ヶ丘のこのくらいの規模感が本当にちょうどいいんだよね。僕はバイクに乗るので、中央自動車道から山梨や長野に行きやすいのも魅力的です。
くるみ:私はたまに新宿に出たりするのですが、思ったよりも都心に出るのに時間がかからないんだなって。もともと、できるだけ都心から離れたいという気持ちで聖蹟桜ヶ丘を選んだけれど、適度に都会で、適度に自然があって、このまちに住んで本当によかったなと思います。
ちーちゃん:自然が近いのはいいよね。部屋にいても、たまに小川の流れる音が聞こえるんですよ。最初、冷蔵庫から水漏れしてるのかと思って焦ったけど(笑)。あと、物件の前の川に都心では見たことのない生き物がたくさんいて、びっくりします。「ここ本当に東京⁉」ってなる。
せいさん:川にシラサギがいたり、庭ではイタチみたいな動物が走っていたりね(笑)。これは、物件の特徴かもしれないけれど、全部の部屋が南向きで日当たりがいいので、カーテンを少し開けて寝ていると日の光で目が覚めるんですよ。
ちーちゃん:あと、小鳥の声!この辺はウグイスがいっぱいいるみたいで、朝になるとぴよぴよぴよって鳴き始めるから、それで起きます。
ーー日の光と鳥の鳴き声で目覚めるのって、すごく理想的ですね(笑)。
くるみ:ちなみに私の部屋の窓からは、春になると「いろは坂桜公園」の桜がめっちゃきれいに見える。まさに借景みたいな感じで、ロケーションが最高ですね。
ちーちゃん:でも、駅前に美味しいご飯屋さんが少ないのは意外だったかも。基本的にチェーン店が多いよね。
せいさん:そういえば、まちの飲食店にみんなでご飯を食べに行くことはあんまりないよね。一本路地を入ると面白い店がある……みたいなまちではないかも(笑)。
くるみ:たしかに、結局みんなで買い出しして、シェアハウスの中でつくって食べる方が多いかもね。それもそれで、気楽で楽しいし。
ちーちゃん:あ、でも長野にスキー・スノボ旅行に行ったメンバーで帰り道に食べた、「本流たま家姉妹店 831家」は美味しかったよ。野菜たっぷりのラーメンだから、罪悪感がなくておすすめ。あと、熱海から進出してきた「太陽のから揚げ店」は、すごく大きなサイズのから揚げを注文してから揚げてくれて、しかも安いから、シェアハウスのみんなにお裾分けしました。
ねもちゃん:おいしそう~! 気になります。
くるみ:私も知らなかった、見てみよう〜!
「前よりも生きやすくなった」
初のシェア暮らしを通して感じること
ーー郊外ならではのシェア暮らしを満喫されているのが伝わってきました。皆さんは、シェアハウスはこの物件が初めてとのことですが、実際に住んでみてギャップはありましたか?
せいさん:僕は大学のときも学生寮で、集団生活に抵抗がないから、大きなギャップはなかったかも。でも、大人になってから趣味の合う友達に出会えて、気軽に遊べるというのは、シェアハウスのいいところだなと思います。バイクに乗って一緒に出掛ける友達や、プレイルームでサッカーの試合を見る友達ができたりして。
ちーちゃん:私は逆に、結構集団生活が苦手で、人見知りもするので、100人規模のシェアハウスはちょっと不安でした。でも急ぎで引っ越しが必要だったから思い切って入居したんですが、いざ暮らしてみたら、人数が多いからこそいい意味で紛れられるし、仮に合わない人がいても問題ないなって。あと、もともと潔癖症っぽくて、スポーツジムのシャワールームも、サウナも入れないタイプだったけれど、意外と慣れるものですね(笑)。シェアハウスに住んだおかげで、今の方がだいぶ生きやすくなった!
せいさん:生きやすくなったんだ(笑)。いいね!くるみちゃんは、まだ引っ越してきてから半年くらいだけど、どう?
くるみ:一人暮らしだったら、家の中で一日仕事していたら誰とも話さずに終わっちゃうこともあるじゃないですか。でも、シェアハウスだとご飯を食べる時間には誰かしらと会って、「おつかれ」とか会話ができて、それだけですごく気が紛れて助かっていますね。もともと、話し相手がほしくてここに引っ越してきたから、その目的通りの暮らしができていてありがたいなと思います。
ーーでは最後に、シェアプレイスへの入居を検討している方に一言お願いします!
せいさん:普段のコミュニティとは違う、新しい出会いを求めている人や、交流の輪を広げていきたい人には、すごく楽しい環境だと思います!
ちーちゃん:本当にそうだよね。興味があるけれど迷っている人がもしいれば、人生の経験として絶対にいいと思うから、一度やってみてほしいです!
くるみ:気の合う人がいるか不安に思う人もいるかもしれないけれど、大丈夫です。入居したら、とりあえずラウンジにいる人に挨拶をして、反応を伺うのがおすすめ。私も最初の頃はとにかく挨拶をして、快く返してくれた子とは今も関係が続いているし、そこからどんどん数珠繋ぎに仲良くなれたので、ぜひ少しだけ勇気を出してチャレンジしてみてください!
あとがき
これまでの「シェアマップ談義」とも少し趣が変わり、郊外ならではのおすすめスポットがたくさん登場した今回の取材。同じシェアプレイスといえど、物件の立地によってこれだけ暮らしの楽しみ方が変わるのだなあと、皆さんのお話を聞きながらとても興味深く感じました。
今回お邪魔した「シェアプレイス聖蹟桜ヶ丘」は、普段は自然に囲まれながらのんびりと過ごしたり、仲間とアウトドアを楽しんだりしつつ、仕事や用事があるときはさっと都心に出られる。そんなライフスタイルを求める方にはぴったりな物件だと思います。
シェアプレイスに興味を持っていただいた方はぜひ、「自分はどんな暮らしをしたいのか」もあわせて考えてみると、物件を選ぶ上でのヒントになるかもしれません。