【中目黒エリア】
お気に召すまま、カスタムのまち
セレクト by 自分のくらし
中目黒エリアに住んでみる?
一人の時間は大切だけど、孤独を求めてるわけではない。静かな生活を送るつもりはないけれど、にぎやかすぎる場所も気分じゃない。ペットと暮らすことも視野に入れつつ、軽やかな一人暮らしを満喫したい。
そこで浮上したのが中目黒エリア。アクセスも良く飲食店も充実。大人のお洒落感も漂わせつつ、地に足のついた魅力を持つ街。
「このまちのくらしを、探そう。」
そんな思いで歩いてみたら、見える景色も少し変わってくるかもしれません。
のくらしが、実際に中目黒エリアを歩いて見つけた「このまちのくらし」をご紹介します。
ナカメと呼ばれて愛されて
東急東横線中目黒駅を降りたら、まずは目黒川沿いを歩いてみる。
桜の季節はさぞかし華やかであろう木々と、カフェやアパレルなど個性的なお店たち。
「これぞナカメ」な景色が広がる。
ご近所ならではの気軽さで、フラッと立ち寄りたい店がいくつも。
どのお店もこだわりは感じるけれど、敷居が高くないほどよいラフさがある。ペット同伴OKのカフェが多いのも特徴。
川と緑が近くにあることも、リラクシーなムードに一役買っているのかも。
無骨なルックスにオープンな雰囲気。理想的な街角のコーヒースタンドを発見。
これはもう、いい街確定の予感しかない。
世界にひとつ、自分だけの香り
川沿いから北へ歩いて、発見したのは『LIBERTA Perfume』。
パフューマリーとラボが一体となった 、珍しい形の香水店だ。
開け放たれたドアに招かれ、店内へ。
ここでは丁寧なヒアリングを経て、香りのオリジナルレシピを5つ提案してもらうことができる。
5種類のサンプルから気に入った香りを選んで、パフューマーに調香してもらい購入、という流れだ。レシピは保存されるので、「今度はあっちの香りを……」なんてことも可能。まさに、香りのオーダーメイド。
ここでしか出会いない香りを求めて、世界中から香水ファンが訪れるそうだ。
「中目黒は、他にはないユニークさを求める人が多くやってくる街。だからこそ、この場所を選びました」
オーナーの山根さん曰く、理念は『香りの民主化』。ふらっと訪れた人が香りの魅力に出会う、そんな場所を目指しているそう。
店頭にバニラの木を配置し、壁は夜明け前の空の色をイメージするなど内装にもこだわりが。
「花や木、果物など、さまざまな物から香りが出来上がるように、異素材で一つの空間を作ることにこだわりました。セオリーにとらわれず、香りを楽しんでいただければ」
香りの原料は現在52種類、組み合わせはなんと3400万通り。これだけあれば、誰ともかぶらない香りをカスタマイズできそう。
◉LIBERTA Perfume
東京都目黒区青葉台1-14-4
遥かな旅路をたどって
目黒川沿いに戻り、インテリア好きの知人がおすすめする『Layout』へ。
ここは西アジアで買い付けたハンドメイドラグのセレクトショップ。スタッフが現地に赴き、自分たちの目でセレクトをしている。
「先代の持ち主から譲り受けて、運んでくる感覚です。現地では、1枚1枚ラグの顔を見てしっかり選んでいます」とスタッフさんが教えてくれた。
厚みやデザインの面白さ、ウールの質感、ヴィンテージであれば経年の影響など、基準に合ったものを現地の自社工場でクリーニング、メンテナンスを施したのち、日本に帰ってからも検品して状態をチェック。品質へのこだわりは並々ならない。
「羊を育て、糸を紡ぎ、染め、織って、仕上げる。現地では製作過程に関わる全ての人に会います。愛着がわいて、ラグを『この子』と呼んでしまったりも…」
はにかむスタッフさんがなんとも微笑ましい。
遊牧民がテントで床がわりに敷いているという小さなラグ、ギャッベ。
厚みがあって触り心地が良く、ペットのいる家には特におすすめだとか。
「猫や犬はウールが大好きですし、厚みがあるので爪研ぎをしても大丈夫」とのこと。
間仕切りなど、道具として活用されるトライバルラグに王様に献上するために発展したペルシャ。聞けば聞くほど興味がわいてくる。
モチーフや柄にもそれぞれ「長寿」や「家庭円満」など意味があるらしい。模様替えごとに、気分に合うものを探したい。
◉Layout
東京都目黒区青葉台2-20-14 青和ビル1F
選べる自由がある暮らし
片手で食べられるサンドイッチは、在宅ワーク中のランチにぴったり。
肉の旨味しっかりのハンバーグを挟んだグリルドチーズサンドなら、満足度も太鼓判。
落ち着ける雰囲気の店内は、作業や打ち合わせにも。テイクアウトも店内利用も、その日の感覚で選ぼう。
夕刻が近づいてきて、街の活気が色づきはじめた。
生活の匂いがちゃんとする、中目黒銀座商店街。
住民に洒落者が多いのか、理容院が目につく。歯科や郵便局など、生活に欠かせないアレコレが揃っているから安心だ。
コンビニ前には、かなり充実した野菜販売コーナー。斜め向かいには、お惣菜や輸入食材も手に入る八百屋さん。野菜ひとつ買うにしても、セレクトできる選択肢の幅がある。
古きも新しきも、さまざまな表情を持つ街。
距離にして約900m。どのお店を行きつけにしようか考えるとワクワクする。
落ち着き空間、ひとり時間
高架下を歩いてゆくと、いい香りが鼻先をくすぐる。
ほどなくして、趣あるシックなエントランスに行き当たった。モダンネパールレストラン『ADI』から派生した、ネパール茶葉を用いたチャイやスペシャリティ・ティーが楽しめる『Chiyaba』だ。
繊細で奥深い香りのマサラチャイと、もっちりふわっと優しいドーナツは最強コンビ。
オーナーの「アレルギーや宗教上の理由で食べられない方が少しでも減るように」という思いから、スイーツはどれもヴィーガン仕様。ブリスボールやヴィーガン羊羹などどれも魅力的だ。
落ち着く照明や音楽が、さらにリラックス効果を高める。マインドフルネス効果抜群だ。
喧騒から離れて、朝のスタート時間をこんな場所で過ごせたら。
茶葉の種類も多く、目移りするほど。その日の仕事や気分にマッチするお茶を選ぶ時間が、自分を整えるひとときになってくれそう。
チャイで整ったあとは、駅の向こう側にある『FORRESTER』へ。
帰宅前にサクッと、でもちゃんと食べたい。居酒屋に行くのはちょっと違う。そんなときはカレーに限る。
いいカレー屋は、生活圏内にいくつあっても困らない。『FORRESTER』はウッディな内装にいい音楽が流れ、店主の物腰も柔らかくて居心地抜群、一人ご飯にうってつけの店だ。
ビーフ、キーマ、バターチキンにベジタブル。4種類のカレーから2つのコンビネーションを選べる。小鉢のみじん切りピクルスをライスに散らすと、これまたグッドテイスト。
ドリンクメニューも、アルコール、ノンアルともに充実。飲みたくなったら飲んでもいいし、お腹も満たせる。まさに、痒いところに手が届く存在だ。
東京や品川、横浜まで電車で約20分程度とアクセスも良く、便利で洗練されたイメージの中目黒。
特に魅力的なのは、さまざまなシーンに合わせて選べる、バリエーションに富んでいること。
表面的な「お洒落」ではなく、確かな審美眼がある街。この街で、好きなものを選んでいく。そうやって、自分だけの暮らしができあがるのを楽しみたい。
◉Chiyaba
東京都目黒区上目黒2-45-12
◉FORRESTER
東京都目黒区中目黒1-4-21 エグゼクティブ代官山201
このまちのくらし
<休日・理想のスケジュール>
朝:散歩がてら『Chiyaba』で朝のお茶を一杯。静謐な空気の中ただただボーッとして、日々の慌ただしさを一旦リセット。
昼:『ポタメルト』でテイクアウト。個人的定番はチーズバーガーメルトだけど、あんバターも美味。
午後:友人夫婦が遊びにきたので、一緒に『LIBERTA Perfume』へ。
夜:カレーを食べて帰宅すると、可愛い相方がラグでゴロゴロお出迎え。茶トラは甘えん坊なので、ついつい帰宅時間が早まる今日この頃。
リビタおすすめ物件
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