おうち時間を満喫。
年末年始、家族と一緒に
作りたいスパイスカレーレシピ3選
1984年、鎌倉生まれ。南インド・ニルギリの高校GSIS(Good Shephered Int’l School)を卒業し、スイス・ジュネーブのCollege du Lemanにてケンブリッジ大学のA Levelを獲得。その後、スペインに留学して経営学と料理を学び、帰国。アナン㈱にて新商品開発やネーミング・新規事業の改革等に携わりながら、北インド・グジャラート出身である父アナン・メタの元で、アーユルヴェーダを基にした料理を実践している。旬の野菜をテーマにしたカフェ「移動チャイ屋」を立ち上げ、出張料理を精力的に展開中。また、2011年震災後より宮城県女川町に仲間たちと炊き出しに赴いたのをきっかけに現地の雇用、観光資源創出に向け「女川カレーProject」を仲間と共に始める。スパイスのオンラインストア「インターネットオブスパイス」を運営。
秋も深まり、今年もいよいよ残すところ僅かとなりました。年末年始は、忘年会や新年会などの季節ですが、2020年の12月、2021年1月は、小規模なホームパーティーや家族だけの団らん時間がいつもよりも多くなりそうです。 今回は、これまで「のくらし」で紹介してきたスパイスカレーの中で、特に、「寒い季節に家族で作りたくなる」をテーマに3つのレシピをご紹介します。
子どもと一緒に作る、初めてのスパイスカレー
“スパイス”からカレーは作るのは上級者、というイメージは未だ多くの方が持っていらっしゃるかもしれませんが、実はとっても簡単!
本格的なカレーといえば『じっくりと玉ねぎを炒める』ことを思い浮かべる方も多いと思いますが、あえて玉ねぎを粗みじんに切りざっくりと炒めることで、その食感も美味しく味わうことも出来るのです。
そんな、初心者の方におすすめなのが「バジルチキンカレー」。スパイスも5種類しか使わず、慣れてしまえば15~20分で作れてしまうというレシピ。辛いのが苦手な方は辛みのスパイス“レッドペッパー”は控えめにどうぞ。
▼使うスパイス
・ホールスパイス…カルダモン
・パウダースパイス…ターメリック、コリアンダー、クミン、レッドペッパー
ホームパーティーの主役になる、ジンジャーポークカレー
レシピを教えてくださる、東京スパイス番長こと、メタ・バラッツさんいわく「ちょっとしたホームパーティーに招かれたり、招いたり。そんなときにぜひ一度はつくってほしいスパイスカレー」というのが、ジンジャーポークカレーです。
作り方はとてもシンプル。すりおろした生姜とココナッツミルク、赤ワインビネガーのたれに、一口大に切った豚肉を30分~1時間程度つけ込んで置けば、最後は煮込むだけ。煮込んでいる間はスパイスの香りに包まれながらの友人たちとの会話は、いつも以上に弾みそうですね。
生姜もたっぷり入って身体も温まる。真っ赤な出来映えが皆の食欲を掻き立てる。これからの季節に作っておきたい一品です。
▼使うスパイス
・ホールスパイス…カルダモン
・パウダースパイス…ターメリック、コリアンダー、クミン、レッドペッパー、パプリカ
見た目から温かくなる、冬の食材を使ったスパイスカレー
最後にご紹介するのは、「冬ならではの美味しいものは食べたいけど南国も感じたい」というなんともわがままなことを一皿にした、こちらのホタテとクレソンのスパイスカレーです。
シナモンの甘い香り、マスタードのポップコーンの様な香ばしさ、フェンネルの気品ある香りをベースにピリッと効かせたパウダースパイスと塩でしっかりと味を付けるーーより南国を感じられるよう、南インドの作り方を参考にホタテの出汁を楽しめるように工夫されているそうです。
今年は遠出出来なかったなと悔やんでいる方!ぜひ、スーパーに寄ってホタテとトマト、そしてクレソンに玉ねぎなどを買って行ったら、20分くらいで南国気分を味わいませんか?
▼使うスパイス
・ホールスパイス…マスタードシード、シナモンスティック、フェンネル、カレーリーフ
・パウダースパイス…ターメリック、コリアンダー、ブラックペッパー、パプリカ、レッドペッパー
いかがでしたか?これからの寒い季節、ちょっとした集まりや週末のおこもりのお供として、ぜひメタ・バラッツさん直伝のスパイスカレーを試してみてください。
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