ミッドセンチュリーな床の間の家~脱却!マンション然とした家~|お宅拝見

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ミッドセンチュリーな床の間の家~脱却!マンション然とした家~

目 次
  1. 1丈夫な「ハコ」、買いました。
  2. 2建築家との出会い
  3. 3どうなる?! Kさまご夫妻のミックス・コンセプト
  4. 4ふたりのセンスが散りばめられた家

「中古マンションを買ってリノベーションしたい」と思っている人たちの素朴な疑問。それは、どこに行って、誰に相談して、どんな基準で選んで、どんな契約をして、何を準備すればいいのか・・・?つまり、どこから何に手をつけていいのかわからないといったものではないでしょうか。その中でも、“リノベーションが可能な中古物件を探す”という作業は、将来の資産性、この後の自由設計の計画において、もっとも重要になります。

今回取材させていただいたKさんご夫妻も、リノベーションに興味はあるものの、どこから何をすればいいのかわからなかったといいます。そんな時、偶然にも当時住んでいた居住エリアで、築16年の元企業社宅を『一棟丸ごとリノベーション』したリノア相模大野と出会いました。外構・敷地内の意匠デザイン、耐震性など建物全体の安全性・生活インフラ整備等、さまざまなクオリティが向上し、資産性が高められた物件です。そこで、リノベーションのハウツーを学び、ひとつずつ疑問を解決していきます。

さあ、ベースとなる家=ハコの準備は整いました。あとは自分たちで思う存分、住まいに対する願いを叶える作業=自由設計に集中するだけ。今回は『一棟丸ごとリノベーション』のメリットを最大限に活用し、とことん楽しんでつくられた事例をご紹介いたします。

ミッドセンチュリーな床の間の家~脱却!マンション然とした家~
Kさまがご購入されたリノア相模大野は、リビタの一棟丸ごとリノベーション分譲物件のメリット満載の物件。
右手にあるのは、セキュリティと利便性強化のために新設した共用のエントランス。コミュニティ広場をつくりだす目的も。

丈夫な「ハコ」、買いました。

―こちらに住む前は、どのような形態の住居にお住まいでしたか?

ご主人:もともとこのマンションの近くで、賃貸マンションに住んでいました。それがリノベーションされていた部屋で、割と個性的で気に入っていましたね。

―家を購入しようと思ったきっかけは何ですか?

ご主人:賃貸に住んでいてとくに不満はなかったのですが、あるとき、新聞の折り込み広告で、なんだかやけに価格の安いマンションのチラシが入ってきて目にとまったんです。なぜこんなに安いんだ?!リノベーション?!自由設計?!と。

奥様:そう、いろんな新聞折り込みチラシが届いている中で、とにかく価格が安いことにびっくりしました。安すぎてあやしさもありましたが・・・(笑)なんだかおもしろそうだから見学にいってみようと出かけたのがきっかけです。

―なぜ、リノベーション住宅を選んだのか、その経緯をおしえてください。

ご主人:実は、もともと家を買うときは、戸建てを建てるか、中古マンションを買ってリノベーションしたいと思っていました。新築マンションのモデルルームにも見学にいったことはありますが、モデルルームはあくまでモデルルーム。ピカピカでオプションだらけで、“マンション然“としている感じがどうも合わなかったんです。だから最初からリノベーション派。とはいうものの、自分たちでリノベーションをする場合、中古物件の探し方も、空間の作り方も、どこで何をやればいいのか、何が可能なのか検討もつかず、今まで行動に移せませんでした。でも、きっかけとなったチラシに後押しされて、それからは現地に何度か行って説明を受け、自分たちが疑問に思っていた「リノベーションとは何ぞや?」を理解していくうちに、「やっぱりこれだ!」と確信しました。

―リノベーションは既存建物(中古マンション)に住むということ。躊躇はありませんでしたか?また、ご家族の理解は得られましたか?

ご主人:念願の中古マンション・リノベーションですから、旧さの不安はなかったです。建物の耐震性や給排水などの性能について調査され、改善されていましたし、もちろんその調査の結果も公開されていました。それに、自分たちが購入しようとしている実物の住戸を見ることができたのはとてもよかった。それに、一棟丸ごとリノベーションされた建物ということで、自分たちの住戸だけでなく、共用部としてのセキュリティが強化されていたり、オール電化が採用されていたり、デザイン的にもキレイになって、まったく嫌なところはなかったです。家族に報告するときも、やはり自分たちが理解したときと同じように「リノベーションとは何ぞや?」を説明しました(笑)。

たくさんのガラス球でデザインされたユニークな照明が窓辺を飾っています。

建築家との出会い

―自由設計をするにあたり、建築家との最初の出会いはいかがでしたか?

ご主人:契約前に、このプロジェクトが主催する「自由設計・相談会」のイベントに参加しました。そのときにお会いしたのが設計担当の岡村さん(ハッチョウボリデザインオフィス)で、その後、そのまま自分たちの家の設計担当になってくださいました。そもそも私たちはリノベーションでどこまで何が出来るのかわからない状況でしたが、できる・できないはさて置き、率直にいろんな要望を伝えさせていただきました。

ミッドセンチュリーな床の間の家~脱却!マンション然とした家~
ご主人のギターがインテリアとして活躍。

―いよいよ自由設計プランをスタート!自分たちの家を創るにあたって、何かコンセプトはありましたか?

ご主人:とにかく「“マンション然”としたイメージからの脱却!」です。例えば、玄関。いわゆるマンションの玄関って、共用のエントランスは豪華で広いのに、各住戸の玄関って狭いじゃないですか。だから、どうにかして、広く明るくして、マンションの狭苦しさをなくしたい、といったものです。コンセプトのベースは、「シンプル&モダン」。自分たちがすでに持っている家具と調和することや、二人の好きなテイストはとりいれること。ちなみに自分はミッドセンチュリーなテイストが好きで・・・。

奥様:わたしは北欧系のほんわかした、あたたかみのあるテイストが好き…。

ご主人:とにかく自分たちの思いのたけを岡村さんに伝えました。正直、いろいろ言い過ぎて(?!)岡村さんは困惑されたかもしれませんね。(笑)

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イームズのチェアなどはLDKに置くことに。
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入居後に購入したというソファ。

どうなる?! Kさまご夫妻のミックス・コンセプト

もともとリノベーションにご興味のあったNさんご夫妻は自由設計への熱い想いは膨らむばかり。だからといって、すべてをリノベーションで実現できるわけではありません。中古マンションというストックの特性を見極め、デメリットをメリットにする逆転の発想が、自由設計の成功のカギとなるのです。次のページでは、Kさんご夫妻のこだわりのお住まいを詳しくご紹介します。

ふたりのセンスが散りばめられた家

―ミッドセンチュリー×北欧スタイル!そんなおふたりの理想のすまいは、どのように実現されていったのでしょうか?

ご主人:まず、最初の設計打ち合わせの際に、自分たちで参考資料を用意しました。資料といっても特別なものではなく、もともと建築やインテリア、デザイン関係の本や雑誌をよく読んでいたので、その中から将来家を持つときに参考にしたいと思って保管していた本です。それらを建築士さんにお見せして、「こんな風にしたい」「これをやってみたい」とお伝えしました。自分たち素人では、何がOKで何がNGなのかの判断基準がわからなかったので、建築士さんが情報を整理してくださり(建物の構造的な制限を考慮して)できること、できないことを振り分けてくださいました。

奥様:幸運にも!? お互い住まいに対するこだわりたいポジションがかぶらなかったんです。例えば、夫は玄関の広がり感やリビングに続く床(コンクリートのモルタル仕上げ)の素材感、バスルームの設備など、ハード要素にこだわりがあって、私の方はそれぞれの部屋の壁の色をコーディネートするというように。意見がぶつかることなく、うまくテイストがマッチできました(笑)

―それでは、特にこだわったところをおしえてください!

◎明るい玄関

ご主人:まずは、玄関。入ってすぐ左右にある部屋の壁を一部ガラスブロックにし、玄関スペースに居室からこぼれる自然光や部屋の明かりが差し込んで廊下と共有するという工夫をしていただきました。じつは左右の部屋の壁に異なるカラーペイントをしているのですが、玄関に立つと、壁の色が光とともにうっすらと映るんですよ。

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ガラスブロックで明るい玄関。左右にある部屋の室内の壁の色が、ガラスブロックに映ります。
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イームズのチェアをベンチ代わりに置いて。さりげなく飾った小物もおしゃれ。

◎北欧風に仕上げた寝室

奥様:北欧のインテリアの雰囲気が大好きで、カラーペイントされた壁が夢だったんです!そこで、寝室の壁の一部はラベンダーに。そして、今はクローゼットとして収納になっている(いずれ子供部屋にしたい)部屋の壁の一部は薄いブルーにしました。

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北欧系のテイストでまとめた寝室。ラベンダー色の壁がやさしい雰囲気。
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クローゼットとして使っている一室の壁は、薄いブルー。将来、子供部屋として使う予定だとか。

◎POP!HOP!ライブラリー!

ご主人:キッチンの位置を、ビフォーの間取りからずらしたことによって、デッドスペースが発生。窓もなければ幅も狭いのでどうしようかと悩んだところ、奥行きを活かして棚をつくり、図書室に変身させました。本や雑誌は気を抜くといろんなところに置きっぱなしになってしまいますが、家の中に散らばる本を全部ここにまとめたので、他の部屋がすっきりしました。あと、忘れてはいけないのが壁の色だね。

奥様:はい。こちらも私が選びました!やわらかな黄緑色のカラーペイントです。窓の無い空間なので、閉塞感がないよう明るいイメージにしました。本だけでなく、お気に入りのインテリア小物を飾って楽しい空間にしました。収納もできて、本も読める。ここにこもって本を読むことが、わたしの密かな楽しみなんです!マンガが多いですが(笑)

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集中して読書できる、篭ったスペース。いつまでも読みふけってしまいそう。
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本棚を一般の部屋と分けるだけでもGood Idea!なのに、そこで本を読めるなんて!

◎洞穴?電車の客車?床の間!

ご主人:昔の電車の客車というか、洞穴というか、壁に穴があいたような空間が欲しいなと思っていました。床がコンクリートのモルタル仕上げなので(直に座れないため)、ゴロンと寝そべられるスペースが欲しかったのです。そこで、腰掛けができる高さで座れて横にもなれる床の間を作成!建築家さんのアドバイスで、ミッドセンチュリー風に壁の枠を丸くカーブさせました。小物を飾れるスペースもつくって、ミニ植栽や小物を飾ってちょっぴり「和」のテイストを楽しんでいます。

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ごろんと寝転ぶことができる小上がりスペース。床の間風のニッチがアクセント。

◎回遊バスルーム

奥様:1階に住居を購入したため、お風呂を在来でつくることができました。小さめの白いタイルを敷き詰めて、冷たいイメージのあるバスルームがやわらかい印象になりました。しかも、バスルームは寝室からの入り口と、廊下からの入り口をつくったので、生活導線もシンプルになりました。

ご主人:お気に入りなのは多機能シャワー!上からだけでなく横からも噴射するタイプのシャワーでとても効率がいい!しかもデザインがメカっぽくて気に入っています(笑)それから、洗面室に設置したタオルリングウォーマー。ホテルによくあるシンプルなものですが、使用したタオルが乾くだけでなく、ミニ暖房効果もあるんですよ。

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多機能シャワーにタオルウォーマー、タイルと、こわだりを詰め込んだバスルーム。

―あちこちにお二人のこだわりが満載されているお住まいですね。
これから自由設計リノベーションを希望するみなさんへ何かアドバイスはありますか?

奥様:私たちは新築マンションのモデルルームにも行きましたが、必ずどこかに使いづらさや不満がありました。だから、せっかくリノベーションを選択したのであれば、とことん自分らしさにこだわってみてはいかがでしょうか。自由設計の段取りとか、できることできないことに関しては、プロのアドバイスがいただけるので心配ありません。休日に打ち合わせを重ねるため苦労もありますが、自分たちが描いた家がだんだん出来上がっていく過程がみられるので楽しいですよ。

ご主人:僕たちは、『一棟丸ごとリノベーション』に出会ったおかげで、自分たちの家だけでなく、共用部やライフライン、セキュリティも刷新された丈夫なハコを買うことができました。だから、“後はお好きにどうぞ“という感じで、間取りや内装を存分にこだわることができました。まったく制約を感じることなく、思い切ったリノベーションができてとても満足しています。人それぞれ価値観は異なりますが、新しいか古いかの基準だけでなく、家族のためにも、自分たちらしく暮らせる住まいをリノベーションで実現してほしいと思います。

ミッドセンチュリーな床の間の家~脱却!マンション然とした家~
リビングの一角につくったご主人のワークスペース。

―最後に、Nさんにとって「家」とは、どんなものですか?

ご主人&奥様:ライフスタイルそのもの!

お客さまのご自宅に訪問させていただくたびに、いつも感じること。それは、玄関のドアを開けたときから、そのお客さまだけに漂う空気感です。人それぞれにアイデンティティやライフスタイルがあるように、家にもアイデンティティがはっきりと浮かんでいるのです。今回ご紹介したKさんご夫妻は、お二人ともほんわかした雰囲気の中に、凛とした意志の強さを感じる方でした。Kさんご夫妻は、デザイン家具、異なる色遣いの内装、個性的な設計をしているにも関わらず、全体のコーディネートを見事に調和させたセンスには大変感動しました。 自由設計では、たくさんの決め事があります。値段も質も、あげればきりがありませんが、そんな時、自分たちにとって何が一番フィットするのかを、自分たちの基準で判断できることが、成功要因かもしれませんね。今回は、そんな家づくりのヒントをいただきました。

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