陽だまりと団らん
- 所在地:
- 神奈川県横浜市港北区
- 居住者構成:
- 夫婦+子ども1人
- 専有面積:
- 128.67㎡
- 間取り:
- 3LDK
- 既存建物竣工年:
- 1988年
- リノベーション竣工年:
- 年
1階はウォークインクローゼットを中心にフリースペースが連なる回遊型の間取り。それに加えて約6帖の個室が2つある。Sさんご家族はフリースペースを寝室として使っている。ウッドデッキに面したバスルームには大きな窓もある。2階も同じく回遊型の間取り。トイレと収納を中心に、ダイニング、リビング、子どもスペースなどが連なる。ダイニングの奥にはキッチンがある。
ご主人は税理士事務所に勤務、奥さまはPR会社を経営するというSさんご夫妻。7歳の娘さんが小学校に入学するまでに、家を購入することを目指し、横浜の日吉本町駅から徒歩圏内に建つリノベーション済みの一戸建て「陽だまり階段の家」を選びました。回遊型の間取りが、自分たちのライフスタイルにぴったりだったというSさんご夫妻に、家選びや暮らしぶりについて詳しくお聞きしました。
ダイニングテーブルをワークスペースに。
娘さんの様子を感じながら家でも仕事
——「陽だまり階段の家」という物件名からも分かる通り、階段を囲むように大きな窓が設けられ、そこから素晴らしい眺望が開けます。最初にこの家を見たときどう思われましたか?
奥さま:入った瞬間に、玄関の先に光が差し込む階段が見えて、「好きな感じだな、いい家だな」とピンときました。やさしい自然光に包まれ、居心地がすごくいいなと感じたんです。
奥さま:さらに、大きな窓から見下ろすのは公園。7歳の娘は住み始めてすぐに、窓から公園で遊んでいる子どもたちを見つけて、自分も公園へとダッシュ。あっという間にたくさんの友達をつくっていました。娘が小学校に入るタイミングで引っ越しをするのが目的だったので、娘にとって良い環境だったことも決め手でした。私も公園で遊んでいる姿が家から見えるから安心です。
——階段下はベンチのようになっている小上がりがありますが、この場所を使うことはありますか?
奥さま:周辺に植物を飾ってちょっと特別な場所として楽しんでいます。他にも小上がりに取り込んだ洗濯物を置いて、そこに腰掛けてたたんでいます。窓からの景色と陽だまりを楽しみながら、ホッと一息つける時間ですね。
——もう一つの大きな特徴が2階の間取り。収納とトイレを中心に回遊できる空間で、28帖ほどがワンルーム状につながり、ダイニング、リビング、子どもスペースなどが連なっています。
奥さま:この回遊できる間取りも私たちの暮らし方に合いそうだなと思ったんです。キッチンの近くのエリアに大きなダイニングテーブルを置いて、食卓として使っていますが、ここは私のワークスペースでもあります。私は会社を経営していて、毎日都内のオフィスまで通っていますが、娘がまだ小さいので、17時には退社し、学童保育が終わる18時にはお迎えに行きます。オフィスにいる時間は接客に集中し、事務作業やメールチェックは在宅でやるという働き方をしています。ダイニングで仕事をしていても、空間がつながっているから、リビングや子どもスペースにいる娘の声や気配を感じることができて安心なんです。
——1階もウォークインクローゼットが中心にある回遊型の空間ですね。オープンなフリースペースが寝室。その他に個室が2つありますが、どのように使っていますか?
ご主人:1つは私のワークスペース。本棚とデスクを置いています。私も家で仕事をすることが多く、主に集中を要する作業の時にこもっています。でもダイニングのほうがリラックスできて居心地がいいので、娘が寝た後の静かな時間帯やメールチェックなどの軽めの作業は、ダイニングですることもあります。仕事の内容や気分で使い分けています。
奥さま:もう1つの個室は、今のところ予備室ですね。どのように使うかは今後考えていきたいと思っています。
——他に気に入ったポイントはありますか?
ご主人:窓が大きくて開放的なお風呂ですね。露天風呂のような雰囲気がいいなと思いました。リゾートっぽいので毎日のバスタイムに癒されています。
奥さま:水まわりの水栓金具や設備機器などのディテールのセレクトも気に入ったポイントです。センスの良いものが使われているなと思いました。
子どもたちを気軽に迎え入れられる
自由でオープンな雰囲気
——今日(取材当日)も娘さんの友達が遊びに来ていますが、人を招くことも多いのですか?
奥さま:娘の友達は毎日のように遊びに来ています。この家は築30年の既存の梁や柱を活かしていますし、新しい仕上げもそれに合わせたラフな雰囲気ですから、大勢の子どもたちを気軽に迎え入れられると感じています。汚れてもキズがついても気になりませんし、整理整頓がそれほどできていなくても違和感がないんです(笑)。ピカピカすぎる空間だと子どもたちも遠慮してしまうのではないでしょうか。この家の場合は、住み始めた時から誰でもウエルカムな雰囲気でお迎えできると感じました。
——娘さんもお友達もとてもリラックスして過ごしていますよね。ご主人や奥さまもご友人を家に招くことはありますか?
奥さま:ママ友や昔からの友人もよく遊びにきます。子どもたちは声の届くリビングで遊んでいてくれるので、ダイニングでママたちがゆっくりお茶を飲んでお話することができます。
ご主人:私は料理が好きなので、友達を招いて手料理を振る舞うことが多いです。バルコニーでバーベキューをすることもあります。今年のクリスマスには10家族が集まってポットラックパーティをやる予定です。
この家に住み始めてから、家で過ごす時間を大切にするようになりました。外へ行くよりも、家にいることが多くなり、人を呼びたいと思う機会も格段に増えました。最近では、仕事でお付き合いのあるクライアントや同業の仲間を招くこともあります。テーブルを囲んで手料理を食べながらリラックスした雰囲気で仕事の打ち合せをすると、距離感が近くなり信頼関係が深まるように感じます。
——既存の古い柱や梁、ラフな仕上げなどが、オープンに人を迎え入れる雰囲気につながっているというお話でしたが、経年変化したテイストなどはお好きだったのですか?
ご主人:私は新築より古い家のほうが好きですね。海が好きでサーフィンが趣味なのですが、開放感があって外とつながっている感じの空間が好み。昔の日本家屋などはいいなと思います。でも、つくり込んだナチュラルすぎる空間やネイチャーすぎる空間は好みではなく、自然に経年していて、オープンな感じがいいんです。この家の飾らない雰囲気は、そのあたりのバランスがいいなと思います。
露出した梁にサーフボードを収納できるのも便利です。サーフボードやアウトドアの道具などを、持ち込んでも気にならない。むしろ馴染んでしまうのも、この家がもつラフなテイストならではのメリットですね。
暮らしながら手を加えていける家。
自分のセンスで飾ることを楽しめる家。
——この物件はリノベーション済みとして販売されていたものですが、ご自身でリノベーションをしたり、家を新築で建てるという選択肢も考えていましたか?
奥さま:新築の建て売りなども見学しましたし、中古リノベーションも検討しました。自分でやってみたい気持ちはありましたが、時間と労力を考えると、難しいなと思います。リノベーション済みでここまで完成している家があるなら、そのまま購入出来るに越したことはないです。こういう状態で仕上げてもらっていることがありがたいと感じます。自分たちでは出てこないアイデアがすでに形になっていますしね。
ご主人:リビタが販売している物件ということで、構造の補強や断熱材の新設などがしっかり施され、機能が向上していることも魅力でした。自分でリノベーションをするなら、その辺りも自分で考えないといけないですから。自分では何の苦労もなく、中古でも安心して長く住み続けられる家が手に入るのはありがたいです。
——この物件は高台に位置し、坂道を登った先にあり、前面道路からも階段でアプローチするという特徴があります。そのことに関しては、どう受け止められましたか?
奥さま:見学に来た時に、リビタの担当者の方から、そのことも包み隠さず話していただき、一般的な不動産の価値よりも住み心地を大切に考えているというお話に共感しました。不便さはありますが、高台だからこその眺望や心地よさをポジティブにとらえています。駅からの道を歩いて帰ってくる時、坂道を登って、我が家が近づいてくると景色が開けるプロセスは好きですね。
——住み始めてから手を加えたポイントや、今後手を加えていきたいところはありますか?
奥さま:キッチンにIKEAの食器棚とミーレの食洗機を設置しました。二人とも料理が好きなので、キッチンの周辺を充実させることから始めています。今後は1階の個室の使い方を考えて、アレンジしていきたいし、壁に絵や写真を飾ったりしていきたいですね。最初の状態は必要なものだけがセットされているという感じなので、暮らしながら自由に手を加えていける家だなと感じています。最初に全部決めるのは無理があります。住みながら、ある程度時間が経ってから気づくこともあると思うので、その都度手を加えるスタイルで暮らしていきたいと思っています。
ご主人:私はこの家に住み始めてから、リサイクルショップに通うのが趣味になりました。キャビネット、チェア、ミラーなど、面白いものを見つけては買い集めています。近所にある大型の園芸店で植物を買うのも楽しいですね。だんだん増えてきてジャングルのようになってきているのですが、日当たりもいいので植物もよく成長して、心地よさそうです。シンプルでラフな空間だから、自分のセンスで飾っていくことが気軽にできますし、いろいろなテイストを受け入れてくれるのだと思います。
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