【雑色エリア】広がる味わいのまち小さなしあわせ2倍のくらし|まちとのつながり

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暮らし再発見マガジン のくらし by ReBITA
まちとのつながり

【雑色エリア】
広がる味わいのまち
小さなしあわせ2倍のくらし

目 次
  1. 1青空スタート
  2. 2食べて、歩いて、ほっとして
  3. 3世界から、この街へ
  4. 4君と、ととのう毎日
  5. 5一緒に「好き」が増えていく
  6. 6このまちのくらし 
  7. 7リビタおすすめ物件

雑色エリアに住んでみる? どんなに仲が良くても一から百まで同じではないから、2人暮らしの街選びは難しくて、楽しい。育ってきた環境も好き嫌いも違う2人が一緒にいるからこそ、喜びが2倍になる。そんな街がいい。空も陸もアクセスが良く、さまざまな表情を持つ雑色。住むほどに味わい広がるこの街で、2人の暮らしを描いてみよう。
「このまちのくらしを、探そう。」
そんな思いで歩いてみたら、見える景色も少し変わってくるかもしれません。

青空スタート

京急蒲田駅と京急川崎駅の間に位置し、品川や羽田へのアクセス抜群の雑色エリア。
まずは多摩川六郷橋緑地沿い、六郷土手へ。

なかなか珍しい開放感いっぱいの打ちっぱなしエリア。
始めるきっかけのなかったゴルフも、こんな場所なら気軽にチャレンジできそう。

線路の真下を、身体を屈めて通る。ここまで電車に近づくなんて、ちょっと他では味わえない。
心なしか、空が近く感じられる。

ノスタルジー漂う六郷土手駅周辺。さあ、京急本線で一駅、雑色駅へ。

食べて、歩いて、ほっとして

駅を出てすぐ、「ZOSHIKIアーケード街」のゾウのキャラクターがお出迎え。道幅はコンパクトながら、距離はたっぷり長い雑色商店街。
チェーン店が充実している一方、昔ながらの店舗も活気いっぱい。地元の生活を支え、愛されていることがよくわかる。

『肉のミゾグチ』の店頭にて、お惣菜を前につい足が止まる。

唐揚げ、メンチカツなど定番はもちろん、ここでしか味わえない名物・たこキャベツカツは必食。
お値段も大きさも、さくっとトライできるちょうど良さがうれしい。

年季の入った店構えから焼き鳥のいい匂い。これは素通りできない。

「缶ビールを買ってきて、ここで一杯やりながら食べる人もいますよ」
焼きあがるのを待ちながら、気さくな店員さんとしばしおしゃべり。

塩の効いた肉厚のタンに舌鼓を打っていると「タレも自家製でおいしいですよ」との声。

香ばしい匂いとツヤツヤの焼き色に、辛抱たまらず鶏皮をタレで追加注文。コクがあって、甘ったるくないタレは、塩派さえも魅了する大人の味だった。

空も線路もどこまでも、どこへでも行けるような景色が広がる。実際に交通の便も良いので、出張が多い人にはかなり暮らしやすいはず。

懐かしいスタイルのおでん屋さんで、出汁の香りとお母さんの優しい雰囲気にホッとする。

ムチムチの練り物に蝶ネクタイみたいな昆布、もち巾着など、思いのまま頼んでも500円ほど。これはもう、通ってしまいそう。

世界から、この街へ

時代の流れで閉店する店舗がある一方、新しいお店もどんどんできている。

今年5月にオープンした、フランス仕込みの焼き菓子と自家焙煎のコーヒーが楽しめる『Cafe Pippis』も、もとはスナックだった物件を改装したそう。

長くフランスで過ごした店長、並々ならぬこだわりでこの地を選んだのかと思いきや、

「特に思い入れはなく、妻と歩いていてたまたま見つけて。この窓の形がいいな、って」
と軽やかな答え。

メイクアドバイザーでもある奥様の知人から、雑色は便利だという噂は耳にしていたそう。
「実際、立地が良く暮らしやすいです。買い物には困らないし、保育園も多く、子育てしやすい。新しい世代がチャレンジしやすい雰囲気で、若い人も増えましたね。私たちも皆さんに良くしていただいています」

丁寧に作られたお菓子でリフレッシュしたあとは、気になる倉庫へ。

ここはヨーロッパで買い付けたヴィンテージ家具を扱うwebショップの倉庫。

インテリアに無頓着な人でも、二人暮らしとなると長く使える家具がほしくなったりするもの。

営業時間内は予約なしで見学・購入が可能だから、節目節目にチェックして、運命の出会いを待とう。

パーツは意外とリーズナブル。いきなり大きな家具はハードルが高くても、ちょっとしたリメイクならチャレンジできるかも。

◉Cafe Pippis
東京都大田区仲六郷2-18-15

◉camori
東京都大田区東六郷1−12−3

君と、ととのう毎日

タイヤ怪獣のお膝下・タイヤ公園で、童心に帰って身体を動かす。砂場に並んだタイヤの上を歩くだけでも、体幹が鍛えられそう。

「青い電車が通ったら帰ろう」
なんて、線路沿いでは、電車が時計がわり。

一汗かいたあとは、銭湯を目指して夕暮れどきの商店街を歩く。

今日はどこにしようか。徒歩圏内にいくつもの銭湯がある贅沢さを噛みしめる。

どこも特色があるけれど、『COCOFUROたかの湯』の、爆音で音楽が流れるミュージックロウリュは、曲のセレクト含めてかなり個性的。

音楽は日替わりで、自分では聴かないジャンルに触れられるのもいい。サウナの熱波に包まれながら楽曲と向き合うと、メロディや歌詞がさらに染みてくる。

飽きっぽい人でも「この曲が終わるまで……」と思えば、いつもより暑さに耐えられるかも。

一緒に「好き」が増えていく

銭湯帰り、『Cafe Pippis』の店長に「おいしいですよ」と教わったフレンチレストランのドアを叩く。

スペシャリテのローストビーフサラダを2人でシェア。お肉もマッシュルームも大盤振る舞い。

桃の瑞々しい甘みと生ハムの塩気、ゴルゴンゾーラの個性が想像以上のマリアージュ。出会わなければ知り得なかったおいしさに感動する。

野菜は三浦の契約農家から仕入れ、豚タンのパストラミや鱈子はすべてシェフが仕込んだ自家製。こだわりの食材と丁寧な仕事が一つになって、どの料理もスペシャルな味わい。

お店は2022年にオープン。なぜ雑色でお店を開いたのか聞いてみた。

「子育てしながら飲食店ができる物件を23区内で探していて、条件にヒットしたのがここだったんです。土地勘もツテもなかったのですが、誰かしらフレンチを食べたい人はいるだろう、って」

サービス担当の奥様が朗らかに笑う。

この日も、常連さんが絶え間なく訪れては、ワイングラスを傾けていた。家の近所にこんなクオリティの高いお店があったら、足繁く通うこと間違いなし。

商店街のメンチカツも、フレンチの和牛メンチも。
振り幅が大きいこの街で、好みが広がっていく感覚が楽しい。

誰かと一緒にいるから、今まで選ばなかった色にも出会う。好きな色が増えていく。
いつの間にか、しあわせが2倍になる。
そんな暮らしが、雑色にはきっとある。

◉BRASSERIE25
東京大田区西六郷2-37-5

このまちのくらし <休日・理想のスケジュール>

朝:日曜の定番は第五相模湯。朝風呂の悦びにも目覚めた今日この頃。

昼:商店街のお惣菜をテイクアウト。『竹沢商店』の牛豚もつ煮込みをビニール袋に詰めてもらうと、出張で訪れた東南アジアの夜市や屋台を思い出す。

夕方:休日出勤のパートナーと駅前で待ち合わせ。カフェでおしゃべりしたり、サウナで汗を流したり、気の向くままに。

夜:行きつけのレストランをのぞいたら、カウンターがちょうど空いたところ。新しいメニューに挑戦して、新たな味に出会うのが楽しい。

リビタおすすめ物件

京浜急行本線雑色駅から徒歩7分。温かい雰囲気が、ナチュラルな暮らしを彩る。調湿機能をもつ天然素材を使用した居室は、天高約2600mmの開放感が魅力。

リビタの一棟リノベーション賃貸マンション
PATH仲六郷

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