【イベント】art is calling_03角谷沙奈美「旅を続ける」@BUKATSUDO|イベント&ニュース

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【イベント】art is calling_03
角谷沙奈美「旅を続ける」
@BUKATSUDO

会場:BUKATSUDO GALLERY
参加費:無料
主催:BUKATSUDO~大人の部活が生まれる街のシェアスペース~
時間:平日・土 9:00~22:00/日・祝9:00~21:00
  ※最終日は18:00まで

art is calling_03 角谷沙奈美「旅を続ける」

イベント概要

横浜、神奈川やその周辺で活動する若手アーティストによる作品展示とトークイベントを1セットに、アーティストが次のアーティストをリレースタイルでつないでいくBUKATSUDO GALLERYの企画「art is calling」。
作品を見せる側のアーティストも、その作品を間近に楽しむことができる来場者も、街中で知り合いと挨拶するようなアットホームな感覚でアートと出会え、それがゆるやかに続いていく場にしたいという思いが込められています。

2回目の菅野静香さんからバトンを受け取ったのは角谷沙奈美さんです。

*  *  *

02 菅野静香

03 角谷沙奈美

角谷さんはかつて横浜にて滞在制作を行なっていたことがある。当時そのスタジオを見学させてもらった際、横浜の大桟橋から見える内港信号の点滅するアルファベットを描いた作品があり、それから大桟橋を訪れるたびに彼女のその作品を思い出すようになった。それが今回のこのバトンを繋ぐことのきっかけになったと感じている。

彼女とは一時期アトリエを共にしていたことがある。彼女の制作スペースは「今まさに制作中の現場」というよりも常に展覧会のようなたたずまいであった。ギャラリーなどの絵画を鑑賞するのために用意された空間に限らず、誰かの暮らしの気配を感じさせる場所であっても、作品の行く先々をたちまち自分の空間に染めていく。

私も展覧会をしたこの場所を彼女はどう彩るのか。いちファンとしてとても楽しみにしている。

菅野静香

*  *  *

「旅を続ける」

2019年、パリに長期滞在する機会を得ました。多くの時間を美術館で過ごし、近隣の国々にも出掛けました。その土地の歴史や芸術作品に触れ、過去へ思いを馳せる事で心理的にも遠くへと旅をしたように思います。しかし帰国して間も無く、人々の移動が制限され自由に旅に出ることが難しくなりました。閉塞的な雰囲気の中、私は自宅から2キロほど離れた丘の上にアトリエを借りました。川を渡り畑を抜けて林の中を上がっていくとアトリエが見えて来ます。見晴らしの良い場所に立って目を凝らすと遠くで相模湾がキラキラと光っています。横浜は見えるでしょうか。

幼い頃から見慣れた景色も繰り返し歩いていると懐かしい記憶と共に新たな気付きを与えてくれます。そのささやかな経験は私の心を揺さぶります。そしてこの他愛のない日常の中で、私はまだ旅を続けられる気がしています。

入場料は無料です。
詳細はこちらからご確認ください。

◎art is callingとは
https://bukatsu-do.jp/?eventschool=about_artiscalling

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